思い込み


人間誰しも間違いを思い込んでしまうことがある(と・・・思う)。

VANの常連さんで、自称プログラマーと言う人も「プロバイダー」の事を

「プロダイバー」(潜ってどうする!)と言っていたし、以前、我が社の課長

だった人も「相殺」(ソウサイ)の事をずっとソウサツと言っていた。

【注意】今では相殺の事をソウサツと言っても良いのだそうである。

我が社の朝礼で、専務が社長の作成した文面を読み上げた時に(社長が欠席だったので・・・)

吐き気(はきけ)の事をずっと「はきき」と読んでいたが、誰も訂正しなかった。いや・・・

出来なかったと言うべきか・・・

実は私も、小豆島(しょうどしま)の存在は知っていたが、それは耳からの情報であり、

なまじっか小豆の事を「あずき」と読めるので、小豆島の事を指さして「あずきとう」

と読んで大恥をかいたことがある。

そう言えば学生の時の漢字のテストの時に、「てんじょう」を漢字に直せと言う問題があった。

私は疑いもせず「天井」と書いたのだが、後で読み直してみると、ふと疑問が浮かび上がった。

ん?「井」の一文字で「じょう」なんて読んだっけか??

こう思い出すと止まらない。「井」にうかんむりを付けたり、にんべんを付けたりしたがどうも

しっくり来ない・・・・

うーむ・・・・見た目では「天井」が一番しっくり来るんだが、やはり「じょう」の読み方が気に

かかる・・・・

そう考えている間にも、テストの終わりの時間だけは近づいてくる・・・

「ハイ!!時間で〜す。後ろから集めてくるように!!」の一言でテストは終わった。

しかし、ここで私は何を血迷ったか暴挙に出たのである。なんと、提出間際に「井」の

中に点を付けてしまったのだ。

後で冷静になって考えると、「天丼」(てんどん)になるのはわかりそうなものなのに・・・

 

かくして、書いたり消したりを繰り返した私の回答は無情にもバツにされた(当たり前か・・)。

その後、提出間際に無駄なあがきをするのをやめた事は言うまでもない。

 

余談ではあるが、先日淀屋橋の駅の階段を上がると、なにやら女の子が配っていた。

ここでは、「新製品の缶コーヒー」やら、「飴」「煙草」等々よく配る事があるのである。

しかし、最近は「ポケットティッシュ」ぐらいだと誰も受け取らない。

そう思って見てみると、どうも「ポケットティッシュ」のようには見えない。

何か箱みたいだぞ・・・そう思って意気揚々と受け取って確認してみると、ポケットティッシュ

の箱版だったのだ。これはかさばるし、始末に負えない。

うーむ・・・業者の方もなんとか受け取って貰おうと必死なんだなと、感心する次第である。