たこ焼き


昨日、家に帰る途中でたこ焼きを売っていた。

寒い季節はやっぱりたこ焼きの露店と言うのが、大阪の風景なのです。

しかし、値段を見て驚いた

6個300円と表示されているではないか!・・・と言う事は、1個50円

にもなってしまう。

(経理をやっているので、これくらいの計算は朝飯前なのら・・・・)

大阪ではよく自分の家でたこ焼きを作るが、今考えると贅沢な食事なの

かもしれない。今のレートで計算すると、一人2000円位食べるからである。

以前、某番組で、「大阪の家では必ずたこ焼き器がある」ってのを調査

していたけど、その調査でもほぼ100%近くたこ焼き器を持っていた。

関東の方はどうか知らないが、大阪では「たこ焼き」が立派な夕食に

なるのである。

たこ焼きの一つも焼けないと、大阪人としては恥ずかしい。中国人で

自転車に乗れない人や、ロシア人でコサックダンスが踊れない人に匹敵

するのである。

以前、HATIちゃん家に行って、たこ焼きを披露した時も非常に喜ばれた。

大阪で職を失ったら、関東まで繰り出して、大阪のたこ焼きを売り歩こう

と真剣に考えたくらいである。

話は元に戻るが、たこ焼きの値段がこんなに上がっていたとは知らなかった。

私たちが学生の頃は、10円で3個だったのである。

100円を握りしめていくと、30個も食べられるので、お腹はパンパンである。

(嫁は今だに後遺症が残っている)。

それが300円で6個とは・・・・・

そんな物を食べると、中途半端にお腹が刺激されて、余計に腹が減るのは

目に見えている。

しかも、年々大阪のたこ焼きのレベルが落ちてきているのである。(作者の思い込み)

本来たこ焼きとは、外の皮がパリッと焦げ目が付くほど焼けていて、中は

ジュ〜シ〜なのが一番うまい。

外の皮につまようじを刺すと「ぷしゅ〜」っと湯気が出る感じが最も良い。

私も生きている内に、子供達にうまいたこ焼きを伝授しなければならない。

それが大阪の親の使命だから。

 

余談ではあるが、私は「モダン焼き」も大好きである。

昔は関東の方には無かったらしいが、最近では普及しつつある。

モダン焼きとは、お好み焼きと焼きそばの合体版であるのだ。

しかも、普通のお好み焼きとほとんど値段が変わらないので、非常にお得

であるのだ。

嫁もモダン焼きが好きなので、ひょっとしたら後遺症の原因はモダン焼きな

のかもしれない。