第16話「戦友の足跡」 粗筋:(アニメ公式サイトより) バリーとの接触でヒューズ殺害の真相を掴み始めたロイ。その動きはやがてホムンクルスたちの知る所となる。 その頃、ヒューズに会うためウィンリィと共にセントラルへやってきたエドとアルは、軍部で再会したマリア・ロスよりヒューズが死んだという衝撃の事実を告げられる。だがそれを知らないウィンリィは一足先にヒューズ宅へと向かってしまい…。 前日から感想文3本書いて、さすがに疲れました。まだガンガンの方の感想が上がっていないのでもうひと踏ん張りです。 その前にこちらの感想を。 大変は大変なのですが、どうせなら欠番なしにしたいし、何だかんだ言って感想書きながら本編見直すのは楽しいです。道楽にお付き合い下さっている方々、ありがとうございます。 今までの飛ばしっぷりが嘘のようなスロー展開。色々繋ぎ合わせて、原作の2話分程度を30分でじっくり展開。それでも話の密度が変わらないように思えるのは、原作が緻密なのとアニメのまとめっぷりが上手いのが原因か。 ホークアイさんの残酷発言とか、ちょっと原作と違うニュアンスが見えたりして面白かったです。 お馴染みセントラルの全景。これを見ると、いかに中央に位置する軍部に権力が集中しているかよく分かる。お城の本丸な雰囲気だもんね。逆に議会は何処にあるか分からないとか、軍事政権にもほどがある。 エドの独創的なお面の話や、汽車の中でのリンの15歳発言はなし。せっかくだから入れて欲しかったよ。 その代わり、リンが行方不明になってオロオロするランファンがありましたな。でも原作とは違って、せっかくの可愛い顔がお面で隠れてて残念無念…っ! しかしお面つけた怪しい二人組が騒いでいるのに汽車の周りに誰もいないなんて、南からセントラルに来る人たちってそんなに少ないのだろうか。 行方不明の若は、一人で中央司令部を眺めていましたが。 原作での『何かおかしい』は、国自体の雰囲気とか空気って感じだったけれど、建物眺めながらだと、国としての体制がおかしいという意味にも取れますね。 錬丹術師ではないというし、権力者の息子ですから、目に見える形でのおかしさに言及した方が自然って気がします。 その後行き倒れるってコトは、腹がすくと電池が切れるみたいに急に動けなくなるのかリンは。細いのに燃費悪い身体してるのかねえ。所詮お坊ちゃまってコトか? ハボさん登場 大佐の伝言を聞いている時の、ファルマンさんの後ろに浮かんだ大佐のイメージ映像が、非常にらしくてよかったですv でも、『ただではすまない』のは、ファルマンさんだけではなくて、関係者全員て意味だと思うワケよ。伝言のニュアンスは、ファルマンさんの想像とは恐らく違うと好意的に解釈します。 誤解されたとしたら、大佐の日頃の行ないが悪いってコトで。 会話はさっぱり成り立ってないのに、ハボさんとNo.66の楽しそうな会話がたまらんです。彼女が出来て浮かれているハボさんと、唯我独尊のNo.66に挟まれているファルマンさん可哀想。常識人はつらいねえ。 子供たちの口から、無邪気にヒューズの名前が出てくるときっついですな。ヒューズさんを信頼しているのが目で見て分かるので、余計心が痛みます。親しい人の死は、子供には厳しいもんなあ。 いるはずのないヒューズに会いに行くため走る兄弟が、ヒューズの絶命の場所の前を通るトコロなんて、涙なしでは見ていられませんでした。 笑顔でヒューズの事なんて語られたら、大佐じゃなくても本当の事が言えなくなるよってコトで、無精ヒゲの大佐登場。 これのせいで、エド一筋だったのに大佐に堕ちた私ですよー。原作で最初に見た時の衝撃は忘れられません。まさか大佐にオヤジ萌えする日が来るとは想像も妄想もしていなかったからね! アニメは免疫が出来ていたので平気でしたが、その代わりにシェスカの生足にヤられました。生足万歳! 大佐の大総統計画を絶賛応援します!! ところで二度目に化けた優男が、エンヴィーの好みの顔だったりする? 私のアームストロング少佐の登場 天上スレスレの頭がラブリーv でも大佐の無精ヒゲタイムが終わったのは残念。いつの間に剃ってしまったのか。 やせたというより、やつれたって感じですな。でも胴回りは減っていないと思われー。メタボには気をつけて下さい。 大佐の大総統への野望に関しての、少佐殿と大佐の腹芸合戦はなし。貴重な少佐殿の出番でもありますし、あの時の会話は少佐殿の聡明さを如実に表していて非常に好きなので、何処かで復活希望です。お願いおねがいー! ところで、軍服の上着だけ脱ぐと何だか間抜けですね。やはり軍服はきちんと着るのがカッコいいようです。 大佐とエドの再会。それはいいのだけれどー。 大佐の第一声が『やあ鋼の』じゃなくなったのは何故ーっ!? 後で夜に再会した時に、同じ台詞と対にした方が絶対良かったのに! そりゃ本と違って1週空いちゃうから、別に同じ台詞にするメリットは少ないだろうけどさー。夜と昼、陰と陽を表す名台詞だったのにー。 返す返すも残念すぎる。惜しいにもほどがある。DVDで替えませんか? 何の疑いもなく自分に視線を向ける子供たちに嘘をつく大佐が、いつもの嫌味が影を潜めた棒読みになっていたのがちょっと印象的でした。無茶な事はするなよが、珍しく本心から出たかのようだったのも印象深いなー。 でもそれよりもどきりとしたのは、原作にはなかったホークアイ中尉の『残酷です』 実は私も原作でこの場面を見た時、子供たちに真実を伝えられなかった気持ちは分かるけれど、却って酷いよなーと思っていたですよ。余所から知らされて真実を隠された事に気づく方がきっついなと考えたので。 原作であった、兄弟の障害は少ない方がいいともっともらしい事を言った後の『………なんてな』がなくなった事といい、お人好しな自分を自重する笑みが付け加えられた事といい、原作とは違うニュアンスで件のシーンを描いているような気がします。 感覚のズレが気になるけれど、この解釈も面白いって思うです。ま、私は原作の大佐の描き方が好きですけどね。 でも『残酷です』なホークアイ中尉は、原作の上を言っていたとも感じます。 ロス少尉の拘束が後半に回されたお陰で、彼女が兄弟に真実を伝える羽目に。貧乏くじ引かされすぎだよなあ、このひと。 途中まで別な事を話しているのに、会話が妙に噛みあってしまっているのが面白かったです。どこで兄弟が真実に気がつくのだろうと思ったら、『二階級特進』でしたな。エドは知っていたんだねえ。 自分がバラしてしまったと気づいて狼狽するロス少尉が可哀想でした。ホークアイさんが残酷だと評した、大佐が真実を先送りした弊害をもろに被ってしまうとは。ホント、運が悪いよ。 リンゴをお土産にウィンリィ、ヒューズの家に。 原作と違ってヒューズの死を知らないために、エリシアちゃんがパパと間違えて飛び出してきたのを笑顔で見守るウィンリィが哀しい。真実を知らない事も残酷だなー。 真実を知ったエドが思わずしゃがみこんでしまうのも可哀想だった。自分たちが巻き込んだせいだと知っているだけに痛い。 アルが他の人が犠牲にして得る身体は欲しくないとの言はもっともだと思う。ヒューマニズム的な観点ではなく、自分の生身の身体を見る度に、これが誰かの死を糧に得た代物だと実感するのはイヤだと思うから。自分の身体だと思えなくなりそうだもの。 でも、グレイシアさんのヒューズの死が無駄になるとの言葉も分かるよなー。子供を守るのは大人の責務だしな。ましてやヒューズは軍人だったのだから、未来を担う自国の子供を守るのは当然といえば当然……なんだけどね。 扉から漏れる、お母さんを慰めるエリシアちゃんの懸命な声が哀しかったです。 落ち込んでいても、ステーキを頼むエドは偉いと思った。これからのために力つけようという心意気が表れている気がします。たとえ一口も食べられなくてもな。 ウィンリィにきちんと食事するように言うエドも、それに対して頷くウィンリィもいい子すぎて涙出そう。去っていくエドの手を思わず握っちゃうウィンリィも健気だったなあ。生足に見惚れもしたけれど(人としてダメすぎる) でも、アップルパイが出てこなかったのはちょっと残念でした。 ホテルの部屋は一人部屋なのだろうか。ベッドの他にあのソファは立派すぎるだろう。国家錬金術師って金持ちなんだなー。 ホムンクルスたち グラトニーが見ているのはNo.66の本体ですかね。ラストに彼氏がいる事が早々と判明。彼氏は天然半分やり手半分てトコだと思うよ、ラスト姐さん。 大佐が人柱候補だっていうのもきちんと言っていましたね。核心の台詞はさすがに逃さない。 エンヴィーがうるさい狗にはエサと言っていましたが、それで本当に大佐が大人しくなると思っているのか疑問でした。が。 原作の顛末を見ると、本気で大人しくなると思っていたのですね。それだけ人間をみくびっていたワケだ。ホムンクルスの皆様は、人間を超越してるがゆえに隙があるというコトですな。意外に正しい少年マンガの敵役のセオリーを踏襲しているんですねえ。 ロス少尉の拘束、マスタング大佐、ラストの恋人登場で、風雲急を告げて以下次回。 ハボさんの煙草を消す前の表情が恋する男していて、微笑ましいやらときめくやら。恋をすると男はカッコよく見えるのか。 煙草をポイ捨てしないでねと思いつつ、ラストの手くらい握れているのかと心配でたまりませんw 前アニメでは描かれなかった部分に入ってきたせいか、大分展開の速度が遅くなりましたね。前は1話に見所を3つ4つ詰め込んでいる感じでしたが。 今までだったら、ロス少尉拘束後の顛末も1話に収めていたと思うわー。これくらいの速度がちょうどいい感じです。 今アニメは原作をほぼ忠実に再現してきたけれど、今回ちょっとニュアンスにズレが生じる部分が出てきました。エピソードの順番を変えるのは分かるとして、ホークアイさんの『残酷です』はどうして出てきたのだろうか。 脚本の方のアレンジかなー。これから先の展開で生きてくると面白いので、ちょっと注意しておこうと思ったです。 今までが原作をそのままアニメにするって感じだったので、アレンジは多少増えても構わないです。自分のイメージと違えば違和感が出てくるとは思うけれど、それもまたアニメ化の醍醐味でしょうし。前アニメで違和感には慣れてるし(・∀・) でもロス少尉事件の後の大佐とエドとか、大佐vsラストとか、大一番は原作の忠実なアニメ化であって欲しいよ。今からすっごい楽しみにしているんだから! どうかよろしくお願いします。 さて来週は、連載当時に騒然となったあの事件。 予告でさり気なくネタばらしして、次回タイトルと大佐のふてぶてしい笑みで締めくくるとは、アニメ分かってるなあ。 『やあ鋼の』はアニメにも出てくるのか。出てくるとしたらどんなニュアンスで演技してくれるのか。楽しみすぎる…っ! 原作未見の方が衝撃を受ける出来なのを期待しています。 ロイエド的にもとっても!期待しています。 (2009.7.19初出)
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第17話「冷徹な焔」 粗筋:(アニメ公式サイトより) ヒューズ殺害の犯人として軍に拘束されたロス。彼女に不利な状況が続く中、なんとバリーがその留置所を襲撃し、居合わせたリンとともにロスを連れて逃亡する。 軍より射殺も含めた捕獲命令が出る中、エドとアルも事の真相を探るべく中央司令部へと向かう。だがそれらの動きよりも先にロイがロスの前に立ちはだかり、彼女へ炎の閃光を走らせた。 金田伊功氏が逝かれましたね。 享年57歳と、まだまだお若いのに去ってしまわれるとは。7/22の深夜に知った時はガセネタだと思いました。 独特の絵柄でしたが、俗に言う金田アクションにワクワクしたものです。手首とか手首とか。劇場の大画面で見た、幻魔大戦の焔の竜は忘れられません。新サイボーグ009のOPも大好きだった。 忘れられないといえば、少女の頃に大好きだったブライガーのOP。あれで初めて『金田伊功』の名を意識したと思います。塩沢兼人さんが去り、曽我部和恭さんが去り、金田さんが去りと、ブライガーに関わっていた人も随分いなくなってしまいました。しかも皆若いとか惜しすぎる。やはり過酷な業界なのだろうか。 今まで楽しませてくださってありがとうございました。ご冥福をお祈りします。 さて、感想はいつもの通りいきましょう。 連載当時、読者が騒然としたマスタング大佐のロス少尉焼殺事件。あの時は殺した殺してないで、色々意見が出て面白かったものです。 内容的にそれほど詰め込んでいるワケでもないのに妙に忙しい気がするのは、来週の予告にクセルクセス遺跡が出てきたせいか。連載時は真相が分かるまで、約半年やきもきしっぱなしでしたから、アニメだとすぐにネタバレが来ちゃう感じがするのかも。 徹頭徹尾、大佐がイヤなヤツに描かれていましたな。クソオヤジ好き的にはたまらんかったです。あー大佐の後ろから蹴りブチかましてえ。 初っ端からハードに尋問室 原作ではチョイ役だった憲兵司令部のダグラスさんが、アニメでは尋問にマスタング大佐への嫌味にと大活躍。アイキャッチにまで出てくる出世ぶりでした。出演当時から落ちぶれていたヨキ様とは大違いですなあ。彼が軍服を着ている姿を拝める日は来るのか? ダグラスさんは、ブロッシュさんも弾を一発補充している事を知っていたのだろうか。 エンヴィーがダグラスさんに変身の可能性も考えたのですが、私だったら偽の情報に踊らされて人間同士がいがみ合うのを見るのが楽しいと思うので、その線は個人的趣味で却下したいトコロ。 ブロッシュさんは弾の補充の事を上申したそうなので、ダグラスさんたちに上がる前に握り潰したってー方がありそうかも。 ダグラスさんは東部の田舎者が成り上がるのは気に入らないけれど、職務に忠実な真面目な人物ってコトやもしれません。 マリアさんの腕の鑑札が、さり気なくアップになっていました。わかってるなあ。 それはサテオキ、部下の窮地に駆けつけるアームストロング少佐の凛々しい事! こういう上司の下に就きたいね。少々……とっても暑苦しくても。 ブロッシュさんの、情けなさそうな八の字眉毛が好きですw 子供たち三人 大きな手袋はめてアルの背中磨いているウィンリィが可愛い。自分の頭抱えて磨いているアルも可愛いったらないぜ。 でもそれより何より気になったのはー。西洋的背景から仕方ないのですがー。 靴履いたままベッドにのるなよエド。 アメリカ映画なんかで、靴のままベッドの上に立って飛び跳ねている子供を見た時と同じような、何とも言えない憤りと諦めを抱いてしまう、家の中では靴を脱ぐ日本人の私ですよ。布団汚れるでしょー! 文化の違いだと理解してはいても、忸怩たる思いがひしひしとー。 原作ではなんで気にならなかったのかと思ったら、上手いコト足元の部分は描いていなかったりして。アニメでもそうして欲しかった年寄りの私ですよ。 ま、靴脱いでベッドの図は絵にならないんですけどね。 ウィンリィに自分たちの事を相談した事がないってーのは、相談『しない』じゃなくて『出来ない』ではなかったのだろうか。 心配かけたくないとの思いもあっただろうし、女の子に頼らない男の意地もあったかもしれない。でも一番の理由は、自分たちの事でいっぱいいっぱいで、他人に相談するって手段が考えに入っていなかったんじゃないかなーと思うですよ。 だからウィンリィに相談された事ないよと言われて初めて、エドは一番近い存在の彼女にすら相談する事をしなかった事に気づいたのではないか、なーんて想像してみました。切羽詰ったエドって、なんか美味しいじゃないですかv 元の身体に戻ってもらいたい、でも危ない旅は止めて欲しい。どうしていいか分からないなウィンリィは本当にいい子だと思う。 原作でその台詞の前にあった『でもアルが元の身体に戻るのを諦めるって言い出した時 いやだ…って思った』は欲しかったなあ。これがあってこそ、『あたしもどうしたいかわかんないや』が生きると思うのよ。 個人的には重要ポイント台詞だったので、削られてちょっと残念でした。 ファルマン准尉とNo.66 男所帯はむさすぎる。つーか食器使うのファルマンさんだけなんじゃー? No.66に付き合うのがイヤなら洗え。新聞の他に掃除も楽しみに加えたらいいと思うよ。 だがしかし、一緒にチェスに勤しむ姿は結構仲良さげだと思う。 ファルマンさんが電話で言ってたコードは、Iram、George、Oliver、4649で『IGO4649→以後よろしく』かと予想。 『アイラム』に該当する通話コードはちょっと見つけられなかったので、本当に『I』を意味するかはわかりません。iRAMって言葉自体はあるけどPC用語だしなあ。 嘘八百書いてる可能性大なので信じないでね。 靴履いたままでソファに足乗っけるなよエドと突っ込みながら、新聞出回ってあちこちでマリアさん逮捕の報が流れて事態は風雲急を告……げるのに、ウィンリィは後回しにされちゃいましたねえ。ちょっと可哀想。 リンが手首の鑑札をこれでもかと見せ付けているのが、まあ後のあのシーンに繋がる感じで。 衝撃の15歳告白も、エドがいないと破壊力が足りないねえ。スルーされたセントラル行きの汽車の中で『フケ顔!!』と喚いていて欲しいです。 それにしても、牢の中のリンは普段の3割増可愛いぞ。ずっと牢屋にいたらどうだろう? No.66大活躍の図 でっかい包丁持っているのに、ちゃんと人間を切り刻むのを我慢するって意外に義理堅い。 使い道を思いついてリンを助け出しちゃう辺りも機転が利いていますな。なんでこんな頭のいい人間が殺人鬼になるんだか。頭よすぎてネジ吹っ飛んだ系かのう。 Nop.66の緊張感のない声とリンの気のぬけた声のせいで、殺伐とした牢破りが楽しいピクニックってな様相。 失意のマリアさん 彼女はほんっとーに! 運がない。悲劇のヒロインになってスポットライト当たっても許される位に運がない。やっぱりエルリック兄弟に関わったから? スポットライトが消えると、背景にトイレがあるのがまた泣けます。NO.66の手に銃痕が2つあるのも涙を誘うのう。マリアさんてばホント苦労性。 カッコつけてマスタング大佐登場。今回は悪役っぽくというかトリックスターっぽく、色々とミスリードを誘う表情やら発言やらしてくれます。 その傍らでは、NO.66とアルが因縁の再会。よくまあばったり出くわしたものよ。偶然なのか、留置場へ近道しようとか考えて、人気のない裏道を選んで通っていたのか。 一人だけ蚊帳の外で、マリアさんてばこれまた可哀想。 マリアさんは逃げる前に、ひと言殺ってないって言っていって欲しかったかなあ。兄弟は彼女を信じてはいるだろうけれど不安だろうしなあ。 てなトコロで逆光浴びてコート翻し、カッコつけて大佐のターン。 あーんな煌々と灯がついている道に誘導したNo.66の『やったか』発言からすると、大佐があの道に待ち伏せていていて、爆発が起こる結果になるのを知っていたんだろうねえ。この辺は来週明らかになる部分か。 置いてけぼり食らわされたアルの『もう!』がめっさ可愛かったです。 エドと大佐の再会。オプション:焼死体 『やあ鋼の』出てきましたな。普段と変わらない抑揚のない声がぴったりです。が。 やっぱり先週、セントラルで再会した時にも『やあ鋼の』が欲しかったよ欲しかったよ…っ! 1週空いてもいいじゃん、ファンは気がついてニヤニヤしてくれるよ。少なくとも私は喜んだよ。惜しかったなあ。 ここでも鑑札が大写し。録画している人は一時停止必須ポイント。 焼死体の周りの地面が色が変わっているのがエグい。エドと焼死体の距離も近くて、危うく踏みそうなのも嫌な感じでした。 アイキャッチまで大佐鬼の図ですな。 原作で燃えて萌えまくった大佐に食ってかかるエドと、エドを殴る大佐。このシーンが色ついて声ついて動くなんて、なんて幸せ…っ! 大佐がすっげー冷酷なヤツで、そんな大佐を睨むものっすごく怒っているエドが、何故か子供じみた表情になっているとか最高すぎる! 公式が理想のロイエドな私にとってはもう、夢にまで見たっつーかいいぞもっとやれっつーかー。本当に幸せです。生きてて良かった(なんて安上がりなワタシ) それはサテオキ、大佐に殴られて吹っ飛んだエドが焼死体潰しちゃうかと思ってドキドキしました。 原作でもアニメでも、兄貴の乱暴振りに慌てて止めるアルが、言われて初めて焼死体に気がつくのですが。ひと一人を消し炭にする位の火力なら、地面も死体も相当な熱が残っているだろうし、独特の匂いもあるワケで。 感覚がないアルは、見なければ気がつかないってのを婉曲に表している……のかなーと、今日初めて思いました。実際どうなんだろう? ただの演出かな。 マスタング大佐とダグラスさんとの会話は原作とちょっと違いましたね。原作より分かりやすくなっている感じ。ヒューズと大佐の親友関係の話が出たりとか。 自分の手で焼き殺すためにマリアさんを脱獄させたのではないかとの言は、原作通りなら来週の話にかかってくるんでしょうね。 大佐がエドに言った、命令に異を唱えるな、説明を求めるな、ただ従えってーのも原作にはなかった台詞。これはアニメではなかった、トイレでのマスタング大佐とアームストロング少佐の、国家錬金術師の戦争への投入(そうなったらエドも戦地に行くよって話)にかかってくるんですかね。 しっかし、エドの大佐を見る目は本当に子供じみている。内心の葛藤が感じられて好きです。 検死の病院でノックス先生初登場。原作よりちょっとだけ目付きがよくなっているようなー? 大佐の『久しぶりだったからな 加減がわからん』は欲しかったよ。ここまで来たら、とことんいけ好かなくいきましょうよ。 エドに少佐殿がヒューズの死を伝えなかったのは、知ったら自分たちのせいだと子供たちが苦しむ事になるからなんだろうにねえ。やっぱりエドは自分のせいだと言っちゃう。 これだけ冷酷に接しているのに、同じような事を考えて兄弟にヒューズの死を言えなかった大佐は、頭隠して尻隠さずって感じだよ。このお人好しめ。 それにしても大佐の輪郭って難しいのでしょうか。病院の椅子に座っている遠景なんて、顎なくてすっげー顔でかかったよ。まあエドぢゃなくて大佐ならいいけどー。 部下を殺された憎悪を懸命に押し隠して、上官に非礼を詫びるアームストロング少佐殿の姿には涙せずにはいられません! 大佐なんて再起不能なほど殴ってやればいいのに、軍人としても素晴らしいよ少佐殿は。 東部に休暇へーの大佐は、顔のど真ん中に右ストレートかましてやろうかと思うくらい嫌味ったらしかったです。声もv ゴミ箱蹴っ飛ばすエドは原作でもとっても好きだったので、アニメでも思いっきり蹴っ飛ばしてくれて嬉しいです。エドと大佐の間のギスギス感がたまらん。 エンヴィーが本気で大佐が復讐を果たして満足すると思っている辺りが笑える。ラストもその点は疑っていないとか、どんだけ人間が眼中にないかが伺えます。油断大敵だよ? でもマスタング大佐への部下の評は半分当たってるわなw てなトコロで、休暇届け出すホークアイさんと、扉を閉める音も高らかにホークアイさんが去った後に、ニヤリと笑う大佐。そりゃ一見さんの部下に愛想つかされても仕方ないと思うよ。 仲良しファルマンさんとNo.66。本当に仲がいいなあ。 No.66とリンの、のほほーんとした声がいい感じです。ファルマンさんのカリカリ苛々している声もいいね。 お供のひとたちも揃って大所帯。仲良きことは美しき哉 釣りに凝る大佐。でもペンを持つ手はどう見ても手抜き。男の手はチャームポイントなんだから気合入れてくれないとねー。DVD化で直してくれると嬉しいです。 いつもの面々でない部下たちが、皆頭に怒りマークをつけているのが可愛い。しっかしマスタング大佐、もう少し対外的にいい顔しとけよ。 ま、無能という評判の方が動きやすいとか思っているのだろうけど。 だから靴のままでソファに以下略。重く沈んだ空気も一瞬で吹き飛ばす私のアームストロング少佐登場。 でも今回は、これもあの男の命令だとの、ちょっと珍しい台詞を吐いてくれました。あの少佐殿が、暗に大佐を『あの男』呼ばわりですよ。なにこれ新しい萌え!? 不覚にもニヤニヤしてしまいました。小脇に抱きかかえられているちっさいエドにもニヤニヤしましたが。 『これで邪魔者はいなくなった』との、どう取ったらいいか判断に困る台詞の腹黒大佐を拝みつつ、NO.66の本体が表れて以下次回です。 マリアさん拘束からエドが東に向かうまで、30分で一挙に詰め込み。エピソード的にはちっとも詰め込んでいないのだけれど、焼殺やら何やら衝撃の展開で、どうしても密度が濃くなります。 この辺りのエピソードは、原作の1話とアニメの一話で対になるくらいがちょうどいい進め方だと思うけれど、それだと冗長になるしスピード遅すぎるしね。痛し痒しと言ったトコロ。 原作でも見所の、焼死体挟んでのエドと大佐のシーンが動いたのは感激でした。大佐を睨むエドの顔とか、予想外に子供っぽくて、これがまたいい感じ。大人と子供の狭間で葛藤しているようで良かったです。 原作にあった『何を信じて進んでいけばいいのかわからない』な台詞は、大佐との対決の後に何処かで入れて欲しかった。来週にでもちろっと補完してくれないかなー。 でも病院でゴミ箱蹴っ飛ばすエドがあったのは嬉しい。あの子供じみた怒りの表現が好きだったので。 しっかし、大佐は力を入れているシーンとそうでもないシーンで、ちょっと作画が極端だったようなー。エドほど愛が注がれていないんじゃねえ? アームストロング少佐の『あの男』発言や、大佐の邪魔者発言とか、原作通りのストーリー展開の端々でアニメオリジナルな解釈が出ているのがちょっと楽しい。どういう意図でその台詞を出したのか等を妄想すると面白いです。 でも大佐の『これで邪魔者はいなくなった』の意味はどう受け止めたらよいものか。エドを危険から遠ざけるためと解釈してもよろしいですか? しますよ?? さて来週は。クセルクセス遺跡が出るということは、事件の真相が早々と明かされるのか? 後1週くらい引っ張って欲しかったが仕方ないかなあ。この先エピソードてんこ盛りだし。 ここまでくると、エドとホーパパとの再会や大佐vsラスト戦も目の前ですね。その山場を過ぎても安心しているヒマなどないでしょうから、夏バテせずに体力つけて頑張って視聴しようと思います。 でもすでに夏バテorz (2009.7.26初出)
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第18話「小さな人間の傲慢な掌」 粗筋:(アニメ公式サイトより) ロイの命令で、セントラルにアルを残し、アームストロングと共にリゼンブールへ向かったエド。ところが到着早々、ブレダの手引きでなんと秘密裏に伝説の王都・クセルクセス遺跡へと旅立つことに。 大砂漠を越えなんとか到着した遺跡にてエドはフーとも再会、彼の案内で遺跡奥深くに向かったエドたちは、そこで思いがけない人物と遭遇する。 夏ですねえ。つーか夏コミですねえ。サークル参加の方は最後の追い込みに忙しいと思います。どうか直前に体調を崩さぬよう、楽しく参加してきてください。 私は15日にビッグサイトに行きます。西館の友人とこに行くので鋼スペースまで足を運べるか怪しいですが、アニメ同様盛り上がっているといいなーて思うです。参加出来なくてホント残念。 ロス少尉惨殺事件解決編。名探偵コナンなみの早い展開に、アニメならではのスピーディさを感じるというかなんというか。 急ぎすぎかとも思いましたが、振り返ってみれば大佐vsラスト編までほぼコミックス10巻分なんですよね。 4ヶ月ちょいで10巻ペース、単純計算だと20巻分まで消化するのに9ヶ月弱、今年の12月くらい。放映が来年の3月までとすると、このスピードでギリギリ最後までいけるかなーってトコロですな。そう考えると妥当な消化具合なのでしょう。 でもなー。事件の真相はやっぱもう少し引き伸ばして欲しかったなー。 初っ端はアームストロング少佐殿! ステキ! カッコいい!! 麗しい!!! ……あー。えーと、場所はリゼンブール。 背景では何気にパンダ娘が地図見ているではありませんか。ヨキ様とかスカーも近くにいるのか? エド連れて東へ行けとか、大佐ったら私の少佐殿にえらそーに。ちっ。 ちょっぴり大佐に呪いをかけようかしらーと思っているトコロでブレダさん登場。メタボったお腹がクマのプーさんを思い起こさせて、思わずほっこり和んでしまいました。自分デブ専だったかのう。 原作でおなじみの駅長さんと改札のおば……おねえさんの出番はなし。ちょっと寂しい。 着いても電話一本くれないって、まあ電話かけてるヒマなんてなかったのだろうけれど。 エドにいちいち連絡を入れる細やかさがあるとは思えんなー。時々痛い目を見て思い直すけど、自分ひとりで何でも出来ると思っているフシがあるからなー。連絡するって選択肢が最初からないようなー。 でも弟がちょっと黙って出かけたりすると、心配して心配して連絡入れろと説教するんだぜ。兄弟の上って大体そんな感じと、自分を省みると思います。 それにしてもリンってば、若い身空で前科二犯とは。笑ってる場合ぢゃないと思うぞー。無事皇帝になってから、スキャンダルのネタに使われないようにね。 砂漠 陽炎のせいで見た目も熱い。ぬけるような空に乾いた大地って感じがよく出ています。アニメの青空は本当にきれいだなあ。 クセルクセス遺跡も、乾いた砂の乾いた石造りの廃墟が美しい。マンガではあまり分からなかったのだけれど、大きくて立派な都市だったんですねえ。 鉄の機械鎧のせいで火傷一歩手前、水もしたたるいい男なエドの図。 原作では少佐殿とのやりとりで、機械鎧に熱が篭って火傷しそうとの言がありましたが、水の中で一息つくエドと字幕で、アニメだけ派の人は分かっただろうかと、ちょっと疑問。 少佐殿の貴重な台詞はなるべく削らないで欲しいです(本音はそっちか) しっかしどっかのデジモンみたいな水の中のエドと、鍛えられ上げられた腹筋の持ち主が同一人物とか、何処か間違っているとしか思えん。 西の賢者はそこはかとなくお父様に似ていますがー。東の賢者はちょっくら脚色入りすぎって感じ。つーか、東にいる時にはあーんな服装をしていたのだろうか。恐らく似合わなかったと思われー。 シンだと中国系だから、『東の導師』とか言うと思っていました。アメストリアの言葉に訳すと『賢者』になるだけなのかもしらんけど。 皆が歩いている時の、崩壊した石柱に苔むす緑のコントラストがとってもきれいでした。光の入り方が砂漠のオアシス、クセルクセスって感じで見ていて気持ちが良かったです。 壊れた壁画は相対した距離が違うせいか原作より小さめ。もしかしてエドが原作より大きいのか? そうだといいねえw ホントにでかいクセルクセス遺跡。奥の方なんて今は無き九龍城のよう。そこに現れたは東部の美人ってコトで、早々とマリア・ロス少尉登場。 あのクソ大佐ー!なエドが、なんかもうすっごく嬉しそうで、ロイエド的にたまりませんな。あーもう理想のロイエドは原作にこそあり。 大佐の嫌みったらしい声が、ロス少尉登場の感動を盛り上げました。ホメテマスヨ? アームストロング少佐殿の感動の抱擁を避けるとは、マリアさん酷い! でも背骨折れそうなので逃げるもやむなしか。 完璧な焼死体の作り方 バリーからの電話を誤魔化す大佐の情けなさっぷりが非常に好きです。乙女の夢をぶち壊すその笑顔がたまりません。原作にあったバリーのおねえ言葉が削られちゃったのは残念すぎる! あの機転の利かせ方が好きだったのになあ。 外からかけ直す……って、もしやその公衆電話はヒューズ最後の地では? 司令部から一番近いのだろうけれど、豪胆というかマヒしているというか、避ける選択肢がない位に執着しているというか。 原作最新刊の大佐を思い出すと、なーんか複雑な気持ちになる場所でした。 悔しいけれど、マスタング大佐には不敵な笑顔がよく似合う。困った事に3割増はカッコよく見えてしまう。 そんなワケで、バリーをけしかけた時の大佐には正直見惚れました。大佐がカッコよく見えると真面目に悔しいんだよなー。きっとエドも同じ思いを味わっているに違いないと、腐女子の願望。 倉庫街の二番通路の話題で、初めからそっちに逃がすつもりだった事が分かりますな。 焼死体を作るのが得意と言った時の大佐は、原作よろしく逆光で表情が見えないのがよかったです。声の感じもなかなか。 個人的には平素と変わらない抑揚が好みだけれど、ちょっとくぐもった低い声音も、感情が読みづらい上に緊張感があってよかったです。 鑑札切って、(恐らく切り口が判別出来ないくらいに)こんがり焼いた大佐でしたが、原作と同じく手首に対して上下逆に付けていましたな。焦って間違えたというより、この死体は偽者だと控えめにアピールしていたのかもしれない。 でも注意力のある人なら気が付いてしまうのではなかろうか。名探偵がいなくて良かったね。 シリアスなシーンでしたが、死体にうずくまってごそごそやっている黒い外套での後姿が、台所の床にいる某虫を彷彿させてアレでソレでした。カッコつけて立ち上がってもイメージが拭えんっ! 壁を隔ててエドの激昂を聞いていると、本気なだけに滑稽で苦笑いをしてしまいました。大佐も人が悪いわ。 飄々としているハボさんには惚れますな。 再びクセルクセス遺跡 大佐に騙されても何処となく嬉しそうだったのに、厄介払いされたと知って怒鳴っちゃうエドが非常に可愛かったです。特に今回は大佐の言う通りな辺りの、何だか誇らしげな笑みが素直というかガキというかで、大佐が見たらにやにやするコト間違いなしって感じ。 前回の『これで邪魔者がいなくなった』の伏線がここで回収されましたな。ロス少尉殺害のミスリードを誘うためとはいえ、前回ラストの大佐はほんっとーに腹黒かったです。 大佐の一本釣り……はおいといて。Aパートのアイキャッチの少佐殿ラブリーv 厄介払いされたエドを弟たちが知るの図 弟が厄介払いされなかったのは何故だろうと考えると、何だかエドが不憫になってくるのでやめときます。 きっと行動力旺盛な兄がいない弟は大人しくしていると思ったんだよ。決して弟の方が大人だとか人間が出来てるとか、兄貴より出来がいいからってワケぢゃないよ。きっとそう。兄貴の威厳は保たれてるよ! 自分のあずかり知らぬ所で勝手にいろいろされている人たちの図。 素直でいい人に限って、知らない間にあれこれ使われてるんだねえ。それにしてもマリアさんは不憫すぎるだろう。運が悪いってモンじゃないぞ。 少佐殿の描くラストは色っぽいですな。本物を見たワケでもないのに胸もボン。エドがボインって伝えたのかな。小さくても男だねえ。 ヒューズ中佐と言いかけて准将と言い直すエドが哀しい。三つ編みじゃなくて男前度上がっているけれど、小さなか弱い子供って感じが痛々しい。 でも誰一人失わない方法で前へ進むと言い切ったエドはカッコよかったです。 ホムンクルスなんちゅー人間外の絶大な力と対峙するっちゅーに、夢物語にもほどがある理想だけれど、これしか思いつかないとかガキとしか言い様がないけれど、口に出して宣言するってすごいと思う。少年マンガの主人公はこうでなきゃね。 本気でやってのける気マンマンの傲慢さを心から愛しています。いやマジで。 マリアさんの旅立ち 軍人として親に真相を知らせる事を拒否し、有事の際には駆けつける事を約束するマリアさんは凛々しかった。国家錬金術師にではなく、少年のエドに握手を求める姿は優しかった。最後まで極上の笑顔なのを強いと思った。 だから馬の上で号泣する姿は涙を誘いました。本当にいい女だよなー。なんでこんなに運が悪いのか。 厳しい顔で泣き顔を見ないようにしながら、水分を浪費するなと言った時のフーじいさんの優しさが身に染みました。じいさん最高! セントラルでは大佐が私用電話中。エリザベスちゃんは美人だが怒らせると怖いよ? 回想シーンでブレダさんと二人きりの時も思ったけれど、この部屋無駄に広くないか? ちょっとしたパーティでも開けそうな敷地に大佐の机の他は4つしか机ないし。大佐と部下の間も無駄に離れてるし。仲間外れっすか? マスタング大佐。 急遽の招聘とはいえ、他に部屋はなかったのだろうか。この人数だと物置だって間に合うようなー。 ジャクリーンちゃんの御指名。金髪美人だが煙草臭いのがたまに傷かな。 それにしてもジャクリーンちゃんは、缶詰とか缶詰とかロクなモン食ってないねえ。ジャンクフードもほどほどに。本は暇潰し用? お客様は噛みつきの悪癖があるらしい野性味溢れる殿方。踊り子さんには手を触れないで下さい。 お客様はジャクリーンちゃんよりバーニーちゃんの方が好みの模様。バーニーちゃんも一目会ったその日から恋が芽生える事もあるー。つーかナルシスト? 同じマスタング大佐の部下でも、仕事の内容によって向き不向きがあるようですな。でもアニメではものすごい記憶力を披露していないから、ファルマンさんがずっこけ軍人さんになってしまいそう。頑張れー。これから出番あるし! 生身のバリーさんを見ていると、ストIIのブランカを思い出しますよ。ジミーちゃん。 オートマチックはリボルバーより弾詰まりしやすいと聞いた覚えがあります。弾倉の交換が簡単で連射が効くオートマチックの銃が必ずしも優れている訳ではないようですね、ってコトでジャクリーンちゃん大ピンチ。そしてエリザベスちゃんのワンマンステージ。お客様の吹っ飛び具合が非常にカッコよかったです。 それはサテオキ、バリーの身体を追って建物の中から出てきた3人組を俯瞰から見た時の姿が、まるでチャーリーズエンジェルのシルエットのようで笑えました。 お客様とバーニーちゃんの運命的な出会い。それにしてもバリーってばただの肉屋にしては体格がいいねえ。シグさんといい、鋼世界のお肉屋さんは、牛とか豚とか自分の所でさばいているのだろうか。それで筋肉ついちゃうとか。 クセルクセス壁画の前のエド 壁画初登場時は小さく感じたけれど、やはり距離のせいだったらしく原作並に大きい模様。そしてエドはやっぱり小さい模様。 直前までギャグキャラだったのに、背後から襲われたのを顔色変えずに避けた時のカッコよさは反則。何この小さくて凛々しい生き物。 でも周り中からわらわらと沸いて出るイシュヴァール人の方々の前でじだんだ踏んでいたかと思うと、兄貴ちょっとかっこ悪いかも。 イシュヴァールの方々は酷い目見たのに紳士的だよな。つーかエドが小さいから優しくなっちゃうのだろうか。可愛いは正義ってホントだなあ。 殺すのも異国の民なら命を救ってくれるのも同じ異国の人々って複雑ですな。憎むならとことん憎んだ方が楽だと思うしなあ。 自分らを迫害した国の人に対して『感謝と謝罪』を贈るコトが出来るイシュヴァールの人々は素晴らしい。憎まれて当然の中、そういう言葉を引き出したウィンリィの両親も偉かった。娘もいい子だしな。 夕日に向かうエドの大人びた姿が印象深かったです。 バリーの大演説 自分の身体でもぶった切りたいとは、殺人鬼もここまでくるといっそ清々しいと思えるから困る。自分の身体も他人の身体も関係ないって、ある意味究極の平等主義者ではなかろうか。 青筋立ててダメー!なハボさんが非常に可愛かったです。 エリザベスちゃんの所に上客が登場な美味しい場面で以下次回です。 「小さな人間の傲慢な掌」は、とても好きな題名のひとつです。エドやら大佐に相応しい。でもアニメでも使ってくれるとは思っていませんでした。アニメスタッフ分かってるなあ。 この辺りの話は、次回のマスタング大佐vsラスト戦と平行して原作では進んでいましたが、アニメはさすがに時間軸の交錯は避けてきましたな。 本だと読み返す事が出来るけれど、一発勝負のアニメでそれは出来ませんから妥当な選択だったと思います。 まあ原作の、時間軸を行きつ戻りつしながら東とセントラルで事件が進んでいくのが面白かったので、ちょっと残念な気もします。お陰でマリアさんの生存が早々とバレてしまったしねえ。 わかりやすさでは断然アニメなので、痛し痒しといった所。 アニメの背景はいつもきれいですが、クセルクセス遺跡は輪をかけて素晴らしかったです。朽ちた白い石柱の中にある緑が美しい。光の表現も控えめながら印象的でした。 原作とほとんど同じ構成でも、色がついて動いて声が出るとこれほど臨場感が増すものかと思わずにはいられません。 でもね。 原作に忠実なアニメ化としては満足だけれど、アニメならではの色がもう少し出てもいいかなあ。時間的に厳しいのは分かるけれど、アニメオリジナルの話とか観てみたいです。 その部分はゲームに期待すべき? さて次回は、前半(?)のクライマックス。マスタング大佐vsラスト。 30分で決着つけちゃうのは惜しいバトルですが、どうまとめてくれるのか楽しみです。 (2009.8.14初出)
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第19話「死なざる者の死」 粗筋:(アニメ公式サイトより) ホムンクルス達に仕掛けたロイの作戦が大詰めを迎えた。自らの肉体を探すバリーを追って、ハボックやアルと共に第三研究所の地下へと潜入するロイたち。 二手に分かれ進んだ先でハボックとロイは、彼らを始末しにきたラストと遭遇する。初めて明かされるホムンクルスの正体と秘密。戸惑いながらもロイは咄嗟の機転で大爆発を起こし、ラストを木端微塵に吹き飛ばす。 だが賢者の石の力は凄まじく、一瞬の隙を突き復活したラストの矛がハボックとロイの体を鋭く貫いた。 8/12のガンガン、コミックス発売日は大佐祭りって感じでしたね。本屋に行ったら平積みの大佐と目があって、なんか笑えてしまった何故だろう。 久々の本屋で色々探していたら、さっとやってきて脇目もふらずに平済み棚の前に歩み寄り、躊躇なく大佐の表紙のコミックスを持ってレジに向かった制服の高校生男子に心和みました。 少年マンガたるもの、おばさんに買われるより本望だと思ったよ。 連載当時にハラハラドキドキしながら読んでいた大佐vsラスト。色ついて動いてしゃべるだけで感無量。前アニメからの夢が叶いました。 今回は主役のせいか、妙に大佐がカッコよかったようなー。 そして胸。とにかく胸! ボイン万歳!! いきなりクライマックス。エリザベスちゃん大ピンチ。 銃声で真っ先にヒューズの死を思い出す大佐に、当然だと思いつつも執念を感じます。いやになるくらい利他的でいいヤツなんだよなー。 いいヤツなだけに、心を移している人間に害を加えられると視野狭窄に陥りやすいっつーかー。 アルを止めないウィンリィはいい子。でも行かないでって訴えてもバチ当たらないと思う。つーか危険だから止めれ。 危ない目に遭うと分かっているのに止められない彼女は、やっぱり兄弟に距離を感じているのかね。まあ彼女の知らない世界だから関われないとは思うのだけれど、制止の言葉が出せないってちょっと可哀想。 それはサテオキ、『せいし』を変換したら最初に『精子』が出てきてすっげーイヤな気分になりました。しばらくエロ単語は打っていないハズなのにー。 エリザベスちゃん本当にピンチ。死一歩手前な所で忠犬ハチ公、もといブラックハヤテ号が見事に育った姿を見せてくれました。 アニメでもホークアイさんとブラックハヤテ号の馴れ初めをやってくれるといいけどねえ。DVD特典になっちゃうかもなー。 フュリーさんのメカニック担当以外の軍人さんらしい姿にちょっと感動。あーんな化け物相手に逃げずに助けに来るだけでもすごいと思う臆病者な私ですよ。私だったら、逃げずに済んでも、足竦んで動けなくなるに違いないから。 グラトニーは再生能力は元より、あの脂肪つきまくりのラブリーな身体のせいで弾が内臓まで通っていかないのではないかと思う。頭ですら頭蓋骨に届いていないのではなかろうか。柔よく剛を制すって感じ? でもたんまり脂が乗っているだけあって、こんがりとよく燃えそうです。てなトコロで大佐より先に焔が登場。ホークアイさんとフュリーさんの間を掠めて飛ぶ焔さんのステキっぷりに惚れました。 カッコよく……というか、額に汗して可愛く大佐登場。 その後の壁に寄りかかった全身といい、ホークアイさんにどやされる姿といい、エドなみに小さくて可愛らしい生物だった気がー。おっかしいなあ、30に片足突っ込んでいるオヤジなのに。 上でふんぞり返っているのが仕事なのに、のこのこ現場にやって来る不明を怒られておりましたが。というか怒られて当然なのですが。 そこで動かずにはいられないのがマスタング大佐の弱さであり強さだよなーと、原作を読むたびに感じます。思えば片手片足失ったエドを、そんな必要ないのに、むしろ面倒を抱え込む事が分かっているのに、結果的に手をさしのべている辺りがお人好しだなーと、生温かい視線を注がずにはいられませんなw 二人っきりになると礼を言うホークアイさんというのも美味しい。振り向きもしない大佐も。 アル合流 アルに気づく運転席の大佐とか、いちいち可愛すぎるだろう、もう! どこの小リスかと思ったわ! ここでアルの同行を許す大佐は結構意外でした。人手が欲しい時でも、普段だったら子供を巻き込むような真似しないと思うんだよねえ。 ヒューズが絡むと、やっぱり大佐の思考に冷静さが欠けちゃうのかも。 バリーさんの身体ってば随分身軽だけれど、中には猿の魂でも入っているのかなあ。ちょーっと動きが違う気もするが。 アルが大佐にホムンクルスの事を教えている時に、後部座席で潰されているハボさんの、苦しそうな呻き声が聞こえるのがなんとも。今回は踏んだり蹴ったりの目に遭っていて可哀想っす。 でたらめ人間の万国ビックリショーて、強欲さんもグラトニーも大佐にだけは言われたくないと思うわー。生き返って首をコキッなグラトニーが非常にキュートでした。 第三研究所 門から覗き込むトーテムポール的な頭たちが可愛らしい。背丈順に並んでいるのかな。大佐にも小さいは禁句? ここで帰っていれば運命はまた変わったかもしれないのに、愛しのお肉ちゃんのせいで暴走するNo.66と、好都合とか言い出す殺る気マンマンの大佐に常識的なハボさん。無茶な上司を持つと苦労する典型ですな、ハボさんは。 アルも世間一般の常識を持ち合わせているだけに、汗流して苦渋の表情。悪い大人にそそのかされないようにね。 ようやっと覆面を取れたハボさん。つーか、覆面被った怪しい人物と入ってきた大佐も十分怪しいと思われてるのではーとか考えなくもない。なんにしても、ハボさんの男前な顔を拝めるのは嬉しい限りです。 にしても実験室。フライパンは何に使ったのか気になるよ実験室。そしてぼよよんなラストの胸が気になって仕方ないっす! 仮にも恋人同士だったというのに、胸元を覗く機会に恵まれなかったハボさんは、きっと紳士なんだよね。結婚するまで清い身体でいるんだ!とか思ってたんだよね! 大佐だったらさっさと身ぐるみ剥いでそうなので、入れ墨を知らなかったハボさんを情けないとか思っていたりして。エロオヤジだからなー。腐女子御用達妄想イメージだけどなー。 で、ラストのボインなワケですよ。左右別々上下に動きやがりましたよ。どこの乳揺れ格闘ゲームとか思いましたよ。次に鋼の格闘ゲームが出た時は、隠しコスチューム:紐ビキニは必須だね! で、エドとか大佐の隠しコスチュームはフンドシだったりしたら大笑いw スポットライトにエコー付きでボイン万歳を叫ぶハボさんは漢だと思いました。 ボイン大好きハボさんを見つめるラストの目が慈愛み溢れていたのは気のせいか。案外、ハボさんと存外に楽しい時間を過ごしていたのかも。もしかしたら、本当の恋人同士になれたかもしれないのにねえ。 大佐はボインよりヒューズのよう。うーむBL……じゃなくて男の友情。 ラストの返答が終わる前に撃つ大佐。跪けって何処の女王様? 撃たれたラストを驚愕の目で見るハボさんは、自分たちの敵ではなくソラリスを見ているようでした。そりゃ彼氏やってたんだもんなー。心が乱れて当然。 しゃべっている最中でも容赦のない大佐は、人間よりホムンクルスたちに近い存在って感じがします。眉間に喉元って女性の姿のものに対してよーやる。 自分で胸を貫くラストですが、痛覚ってどうなっているのだろう。人間にしたら心臓を自分で暴くような物だと思うのだけれど、感じにくいだけでやっぱり痛いのかなー。 自分たちの事を人間というラストですが。この場合の『人間』の定義ってなんだろう。 生物学的にはもちろん違うのだろうけれど、姿形が自分たちそっくりで、意志の疎通が出来て、愛情も持っている。そんなホムンクルスを人間外と切り捨てる事は出来るのか。それって人種による偏見と変わらないのでは。 少なくとも言葉を交わせる相手を『違うもの』と認識するのは難しい気がします。 大佐vsラスト前哨戦 ラストの猛攻にたじたじの大佐は可愛らしいとしか言い様がー。水もしたたるいい男な白目とか、一心不乱の逃げ足とか。研究室から出る時に水で滑っているのが楽しそうでした。 原作にあった、大爆発時のしらんぷりして耳塞ぐ大佐がなかったのは残念だなー。あれ可愛くて大好きなカットなのに。 爆発音が響いても戻らないホークアイさんは男前だけれど、一瞬の躊躇が女性らしい一面を垣間見せてくれました。 そしてアイキャッチのハボさんカッコよすぎ。アイキャッチのラストも美しすぎ 爆発現場 新しい彼女が出来ても、前の彼女からのプレゼントを愛用するのはいかがなものか。この辺の優しさっつーか朴念仁ぶりが、今ひとつ女性と縁がない原因かもしれないと思いました。いい人なんだけどねー、ハボさん。 それはサテオキ、大佐は湿気たマッチで正解でしょ。 原作にあった、唇の辺りに脂肪がべたついて云々はなし。さすがに生々しいからか。 ハボさんの貫かれっぷりは、これで助かったら嘘だろうってなくらいでしたな。大佐を刺した後のラストの口ぶりからすると、わざと即死を避けた感がありますが。もしかして迷いが出たとかだったら面白いんだけどそれはないかなー。 倒れゆくハボさんが、前アニメの育ったアルとか映画のハインリヒみたいに見えました。 女性の姿をしたものをショットガンで撃ち、躊躇なく胸元に手を突っ込んで賢者の石を毟り取る大佐はカッコいいとしか言い様がない。それもこれも部下を助けるためってーのがまた泣かせる。 原作では賢者の石からどんな感じでラストが再生したか分からなかったけれど、アニメでは肉芽が盛り上がって増殖ーってな感じでしたな。AKIRA…。 いきなり胸に手を突っ込むとか、ラストが紳士じゃないって怒っても仕方ないと思う今日この頃。 大総統のおでまし 最高指揮官自ら前線で一人で立つとかなんたる武闘派。グリードさんの時といい、一人で行く事を周りも容認せざるおえないって、立場を考えたらありえない事をやっているんですな。まさにありえないなんて事はありえない。 サーベル抜いた赤い閣下はすっごくカッコよかったです。 対する大佐はラストに刺されて受けオーラ全開。今アニメは大佐受け御用達との話ですが、これでは確かに仕方なし。被虐心をくすぐられるというかなんというか。オヤジのくせに参っちゃう。 発火布の手袋を切り刻んでいったのはさすがだけれど、止めを刺さない辺りがラストもまだまだ甘い。追い詰められた人間舐めてると痛い目見るぞ。 ラストを呼び止めるでもなく己の苦痛を声にして紛らわせるでもなく。ひたすら部下の心配をする大佐の底抜けのお人好しっぷりは尊敬に値します。 最後の地 壁に大きな壁画がある真っ白な部屋は、大佐とラストの紅と漆黒の戦いに相応しい。 壁一面が光を発しているような眩さに、アニメの本気をみました。原作以上に背景が意味を持ってあるのが素晴らしい。 心底明るい景色なだけに、己の肉を切り刻んだNo.66や、真っ赤な血に塗れたバリーの身体や、気づいてしまったアルの苦悩が映えると思いましたです。 ホークアイ中尉vsラスト 銃を替えて撃ちまくる原作の迫力も凄かったですが、アニメは動いて音がつくのでまた違った迫力が。三丁めの銃の重い反動と銃声が特に好きです。がっつんがっつん来る感じで。 原作で涙するホークアイさんには忸怩たる思いがちょっとあったのですが、アニメはガンガン銃で撃ってる時の悲痛な声と(この声がまた女らしい)BGM、そして涙する前の表情の移り変わりの細やかな表現で、感情の移行がすんなり行った気がしました。 原作で一度見たってーのもあるけれど、涙するまでの原作のコマの間を上手く埋めていると感心です。 人間は愚かで弱くて哀しい生き物だけれど、だからこそ強くなれるんだよーってコトで、傍観者だったアル登場 ラストの前に立ち塞がるその姿は鉄壁の城塞を思い起こさせます。経緯は違っても、兄と同じ誰も傷つけない選択をする姿にも泣ける。 つーかさー。ホークアイさんは本心から逃げ延びて欲しいと思って言ったとは思うんだけどさー。自分が逃げたせいで助かったかもしれない人を死に至らしめるって、大人でもきっついのに子供なら尚更厳しいと思うのよ。 大好きな人の命を犠牲にして生き延びた事実を一生抱えて暮らすとか、私なら耐えられないなあ。 本当に本当のクライマックス。大佐vsラスト ラストを襲う焔は掛け値なしに地獄の業火。自らの血で綴った練成陣って、原作だと血で描いたのではなく、手の甲に練成陣を彫り入れたって感じでしたな。線の細さから見て、恐らくアニメもそうなのでしょう。蒼い光が練成陣をなぞるのがきれいでした。 険しい顔の大佐は非常に男前だったけれど、妙に可愛らしいのは何故ー? 受けだからなのか!? 原作でも思っていたけれど、怪しい年なのにメタボってない、腹筋がちゃんとある身体なのが意外というかなんというか。ちゃんと鍛えていたんだねえ。 緊迫した場面なのに、胸の所の丸が気になる私を許してください。つーか焔の中ですらラストの胸が揺れている拘りに脱帽。 原作も大迫力だったけれど、アニメもすっごい迫力でした。焔を爆発させるその姿はまさに鬼神。オレンジ色の焔が何度も画面いっぱいに広がってきれいというか凄惨というか。 原作の大佐の口調は淡々とした物に感じたけれど、アニメの大佐はもう少し感情を表に出していましたね。私的には原作の方が好みなのですが、それだと感情移入もしにくいだろうしなあ。 この場面に関しては、前アニメの大佐役だった大川透さんの演技も見てみたかったです。 最後の最後、焔の中からすっかり様変わりしたラストが飛び出して大佐に牙を剥くシーン。 焔が丸く集約して爆発し、あの光が嘘だったように掻き消えるまで目を奪われっぱなしでした。凄いきれいだった。崩れ落ちる前のラストの顔色が紙の様に白かったのも印象的でした。 迷いのない目とか言われていたけれど、実際は大佐って迷いの人な気がするよ。 ラストが消えて鬼から人に戻った大佐は、またしても受けオーラ全開。えーいこれでも私はロイエド者なんだから! あんまり可愛い表情は見せないように! うっかりエドロイに走っちゃったら責任取ってよね! で、ご自身の心配なんてする事なく。部下だったり部下だったり部下だったりの事しか口にしないワケですよ。自分も死にかけているのに、早くハボックに医者をだもんなー。 このお人好しっぷりは愛さずにはいられませんな。閣下も見逃してしまうってなモンです。 一人待つウィンリィ 大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせている姿が可哀想。止められなかった手前、それしか出来ないんだろうねえ。 帰ってきたアルとの対面はボーイミーツガールってな雰囲気でいい感じでした。兄貴あんまりぐずぐずしてると、アルにウィンリィ取られちゃうかもしれないぞー。 おかえり言われてえーとあーとで言葉が出てこないアルが可愛かったです。腕がもげて慌てる姿も。 第三研究所。せっかくNo.66助かったのにねえ。 陣は鎧に彫られているのかと思いましたが、墨か何かで描かれていた模様。エドは急遽自分の血で陣を描いたけれど、準備万端だったろうになんで研究者たちは消えないようにしなかったのだろう。 涙流しながら陣を撫でる姿に、別に消すつもりはなくて、自分の魂が愛しくて愛しくてたまらなかったのじゃないだろうかと思っちゃいますな。 いいキャラだけに、No.66の退場は残念です。 リゼンブール。敬礼する少佐殿の凛々しさにうっとり。 イシュヴァールの方々との約束を果たすためにか、墓参りに行った先でエドが父親と対面で以下次回。エンディングの被せ方がなかなかいい感じでした。 今回の話は連載中に転げまわって悶え狂い、コミックスになってまとめ読みしては悶絶していたものですが。思った以上に力の入った迫力のバトルに大満足でした。 原作でも基本大佐はあまり動かないのですが、その分焔が縦横無尽に画面を埋め尽くし爆発しつくしで、大佐の静と相まって焔の動が生きた感じ。マンガでは表現出来ない、まさにアニメならではの迫力だったと思います。 しかし今回の大佐は本当に可愛かった。一体何が起きたのかと思うくらいに可愛かった。それまで太り気味だったり手抜きか?とか思われたシーンもあったので、余計可愛さに磨きがかかった感じでした。 つーか、カッコいい大佐随一の見せ場だっつーに、なんであんなに小リスちゃんみたいに可愛く見えてしまうのか。装着する目の鱗を間違っているのかなあ。 ラスト姐さんも、最後の大活躍を存分に見せてくれました。前アニメでは哀しい女な部分が描かれていましたが、今回はとことん悪役としての美を追求してくれてこちらも満足。 とにかくボイン。何がなくてもボイン。ボイン最高すぎ!! 毎度原作のアニメ化としていい仕事していますが、今回はスタッフも力が入っていたのか、原作のコマ間の補完の仕方がいつにも増して冴え渡っていた感がします。ホークアイさんの涙までの流れとか、大佐とラストのバトルとか、原作以上に分かりやすく且つ盛り上げてくれたと思います。 原作に忠実ゆえにアニメ独自の面白さが今ひとつ感じ取れない部分もありますが、今回みたいに上回ってくれると見ていて楽しいです。 これから先にもいっぱい見せ場がありますから、楽しみも倍増ですな。 さて来週は。 父親と出会い、そして少年は大人になる話……までいきそう。 大佐に主役を取られていましたが、雨の中ぐっちゃぐちゃでとっても情けなく滑稽で、そしてとってもカッコいいエドが存分に見られるとは楽しみ楽しみ。 触手も見られるかと思うと楽しみ楽しみw それはサテオキ、おしゃぶりアルは反則すぎると思いましたマル (2009.8.14初出)
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