メールヘッダーのお話

2000.11.29 更新

BASP21で効果的にSendMail/ReadMailするには、まずメールヘッダーを理解することから始めましょう。

From:
メール送信者のアドレスです。次の３タイプの指定ができます。
<name@domain>
名前<name@domain>
name@domain (名前)
メーラ上では名前のみが表示されるようです。名前は、適当につけてかまいません。
To:
送信先アドレスです。メールを見てもらいたい直接の相手です。ここに指定したアドレスは、すべての受信者に見えてしまいます。そのためお互いに知っている人のみのアドレスを指定したほうがいいでしょう。たくさんのアドレスに送りたいときは、Bccを使ったほうがスマート。
BASP21で送るには、次のようにします。
mailto = "id1" & vbtab & "id2"& vbtab & "id3"
Cc:
メールの写しを送りたいアドレスです。こーゆうメールを送ったことを一応知らせたいとき。受信した人に、無視されてもかまわないときや後で聞いてないと怒られないように保険をかけたいとき。
BASP21で送るには、次のようにします。
mailto = "main-id" & vbtab & "cc" & vbtab & "id1" & vbtab & "id2"& vbtab & "id3"
Bcc:
ブラインドコピー。メールサーバ上ではこのヘッダーは削除され、受信者にはこのアドレスは見えません。メーリングリストなどで使われるようです。また、こっそり他の人に内容を知らせたいときや自分のアドレスを指定してメール内容を確認したいとき。
BASP21で送るには、次のようにします。
mailto = "main-id" & vbtab & "bcc" & vbtab & "id1" & vbtab & "id2"& vbtab & "id3"
Date:
送信日付が入ります。いつ送ったかが後で重要になることは多いよね。 BASP21が送ります。
Subject:
メールのお題です。これを忘れるとお間抜けなメールとなってしまいます。そもそも指定しなくてもいい仕様になっているのがよくないですね。
Received:
だいたいメールデータの先頭につけられて経路を示します。メールサーバがつけます。
Mime-Version:
MIME(MultiPurpose Internet Mail Extension)のバージョンで1.0です。 BASP21が送ります。
Content-Type:
メールの形式を示します。メールの内容によってBASP21が作成して送ります。 BASP21でどうしても送りたいときは次のようにします。
mailto = "id1" & vbtab & ">Content-Type: text/html"
multipart/mixed 形式を直接指定することもできます。この場合、本文はキチンとMIME形式で指定すること。
mailto = ">Content-Type: multipart/mixed; boundary=xxxx" & vbTab & "hoge@hoge.com"
Content-Transfer-Encoding:
メールの文字形式。バイナリの場合は、base64やuuencodeなどを使います。これもメールの内容によってBASP21が作成して送ります。
Message-Id:
メールにIDを付けて返信などをスレッド管理したいときに使います。 BASP21が送りますが指定することもできます。
BASP21で送るには、次のようにします。
mailto = "id1" & vbtab & ">Message-Id: thread-1"
Reply-To:
メール受信者が返信するときに Fromヘッダーではなく、このアドレスに返信してもらいたいときに付けます。返信ボタンを押したらメーラーは、このアドレスを使うようになっています。 BASP21では指定しないと送りません。
BASP21で送るには、次のようにします。
mailto = "id1" & vbtab & ">Reply-To: me@domain"
Sender:
実際に送った人のアドレス。 BASP21では指定しないと送りません。
BASP21で送るには、次のようにします。
mailto = "id1" & vbtab & ">Sender: BASP21"
X-Mailer:
自己主張（？）したいときに使うヘッダー。 BASP21の場合は、BSMTP.DLL とかになってます。

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