ガンヘッド

GUNHED

<ジャンル> STG

<制作>COMPILE

<発売>HUDSON SOFT

<価格>5,800円(税別)

<ストーリー>説明書を見る・・・・ストーリーなぞ記されていない・・・うーむ

<内容>コンパイルお得意のアレである。6段階にパワーアップする4種のメインアームズと4段階にパワーアップする4種のサブウェポンを駆使して敵を倒すSTGの王道的ゲーム。
メインアームズは「フォトン・プラクター」(単発のビーム砲でパワーアップすると発射方向が増えていく)、「ディスラプト・ウェーブ」(広範囲攻撃可能なビーム砲、パワーアップすると横幅が伸びる)、「フィールド・サンダー」(強力でド派手なビームレベルアップするとクネクネ曲がる)、「リング・ブラスター」(自機の周囲を回転する敵弾すら消滅させる無敵の球体、パワーアップで数が増える)で、同じアイテムを続けてとるか、「ジェル」と呼ばれる補助パワーアップアイテムを規定数取ることでパワーアップする。また、3レベル以上だと敵の攻撃を1度だけ耐えることができるが、レベルは落ちてしまう。
サブウェポンは「ホーミングミサイル」(パワーアップすると数とスピードが増える、とってもおりこうさんなミサイル)、「シールド」(その名の通りパワーアップで耐久度があがる)、「マルチ・ボディー」(前方のみのフォトン・プラクターを発射するオプション)、「フル・ファイヤー」(メインアームズがさらに特異なパワーアップをする)の4種である。メインアームズ同様、同じアイテムを取りつづけることでレベルアップする。サブウェポンはジェルによるパワーアップはない。

<解説>1989年度ハドソン夏休み全国キャラバン(よーするにゲーム大会、そーゆーのがあったのだ)認定ソフト。同時期に放映されたSF映画「ガンヘッド」のゲーム化ではあるが、はっきり言ってまったく関係ないと思って良い。なにせ映画のガンヘッドはロボット形態からタンク形態に変形するのに対し、ゲームではロボットから宇宙船形態に変形する。しかもオープニングで(僅か3コマで)変形した後はずっと宇宙船形態のままである。おまけに当時の雑誌やらによると映画の2-30年後の世界の話であるらしい。僅かに世界観にのみ映画の雰囲気を残しているらしいが、所詮ゲームにはそんなもの必要ない。
というわけで映画の忠実なコピーを期待していた人達からはぼろかすに評価されたガンヘッドだが、純粋にSTGとして見ると10年たった今でも「面白い」ゲームである。コンパイルの開発陣が、原作にこだわらずに自分たちの土俵に無理矢理持ち込んだ成果であろう。おかげで「アレスタ」そっくりである。
また、PC EngineでPCM発声をさせた最初のゲームでもあったはずである。もっともまだまだ未熟な技術なので、「オプション・ボディー(マルチ・ボディーを取ったときこう言う)」が「おっぱいぱい」と聞こえるのは有名な話である。



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