マルコ4:35ー41	「神は寝ておられる」	1998/7/16 luke

35 さて、その日のこと、夕方になって、イエスは弟子たちに、「さあ、向こう岸へ渡ろう。」
  と言われた。
36 そこで弟子たちは、群衆をあとに残し、舟に乗っておられるままで、イエスをお連れした。
  他の舟もイエスについて行った。
37 すると、激しい突風が起こり、舟は波をかぶって水でいっぱいになった。
38 ところがイエスだけは、とものほうで、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こ
  して言った。「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか。」
39 イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風は
  やみ、大なぎになった。
40 イエスは彼らに言われた。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうした
  ことです。」
41 彼らは大きな恐怖に包まれて、互いに言った、「風や湖までが言うことをきくとは、いった
  いこの方はどういう方なのだろう。」


 回りを山に囲まれたガリラヤ湖は、時折突風が吹き下ろす。イエスの弟子の中には漁師が少な
くとも4人いたはずであるが、彼らでさえ狼狽えるほどの突風であった。もともと、向こう岸へ
渡ろう、と言い出したのはイエスである。それなのに何故我々はこんな目に会うのか。しかもイ
エスはぐっすり寝ておられるではないか。
 我々も、「神を信じてきたのになぜこんなことになるのか。」「神に従ったのに、どうして神
はこんな状況を許しておかれるのか。」と思わされることはないだろうか。神はなぜ沈黙してお
られるのか、まさかどこかで寝ておられるのだろうか。私たちの苦難に気づかないのだろうか。
それとも遠くで傍観しておられるのか。

 そうではない。神は私たちと同じ舟に乗っておられる。荒れ狂う嵐の中で、私たちと共におら
れ、私たちが苦難に会うとき、同じ苦難に会っておられる。しかし、神は「寝ておられる」かも
しれない。全き平安の中に憩われているのだ。そして我々も、神がこの舟に共におられるなら、
どんな嵐をも恐れず、神と枕を並べて眠ろうではないか。

    「わたしはあなたがたに平安を与えます。」イエス・キリスト

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