やっぱり使いたい…XG No.3

よく「エレクトーンでXG音源の音は出せないの?」と聞かれます。この質問にはいろいろ解釈があって、「XGサポートデータはできるの?」というふうにとれるし、「ピアノプレーヤーのディスクも鳴るの?」というふうにもとれます。でも一番素朴なのは「エレクトーンの鍵盤を弾いた時にXGの音は出せないの?」ということでしょう。とくにXGの豊富な擬音は人気モノのようで…>^_^<

でもどこに聞いても「それはできません」というお返事ばかり。公式回答は確かにそうですが、今日はみなさんにクリスマスプレゼント!

できるんです!ちょっとしたシカケさえすれば…
用意するものは1.パソコンとXG−Works 2.MIDIケーブル1本 3.フロッピーディスク たったこれだけ。

まずXG−WorksでMIDIデータをつくります。先頭に「XG System On」を入れ、5ch〜14chへ「カークラッシュ」とか「泡」の音をセットします。そうしたら適当なファイル名をつけてSMFでFDへ保存します。えっ!意味がわからない?
MIDIのお勉強をしましょうね(^_-)

そして次のシカケをします。MIDIケーブルでエレクトーンのMIDI IN端子とMIDI OUT端子をつなぎます。「そんなのヘン!!」と思った方、あなたは正常です。そう、ふつうそんなことはしません。でもするんです。先ほどのFDをMDRに入れ読み込みします。数秒で止まります。

これだけではダメです。次がポイント。エレクトーンのMIDI OUTチャンネルは切り換えられるって知ってた?ほとんど使い道のない、このMIDI OUTの切り換え、今日は主役です。

上・下・足、すべてが切り換えられますから、それを5ch〜14chにしてみましょう。すると……。鍵盤を弾けば、先ほどFDにセットしたXGの音がちゃんと出ます。