リヤブレーキキャリパOH

(2005/03/13)

リヤブレーキキャリパをばらしてみたら、
ピストンが固着していて
自転車用の空気入れで空気を吹き込んだだけでは
片方のピストンしか出てきませんでした。

出てきた方のピストンを見る限りは
錆もなく少し汚れている程度でした。

シール類も外して見たのですが、
汚れは付いているものの、
柔軟性は失っていないようでした。
(何と言っても新品を知らないので適当ですが)

ということで、シール類もこのままで
掃除&グリスアップで使用することに決定!

でも、固着している方のピストンがどうしても出ないので、
出てきたピストンを一旦戻して、
メガネレンチで押さえてから強い目に空気を注入すると
何とか出てきました。

固着していた方が出てきたので、
先に出てきていた方も外そうとしたのですが、
手で引っ張るくらいでは出てきません。(当然?)
ピストン抜き用の特殊工具なんて
持っているわけもないので
片方ずつOHすることに決定です。

まず、出てきている方のシール類を外して
汚れを拭き取って見てみると
問題なく使えそうです。

キャリパーをぬるま湯に漬けてから
ピストンがはまる部分とシールの溝を
歯ブラシでゴシゴシ擦って汚れを落としてから、
再度ブレーキクリーナーをふりかけて
歯ブラシでゴシゴシ擦りました。
最後にエアーダスターで水分を飛ばしておきました。

ピストンはブレーキクリーナー&ウエスでゴシゴシして
大まかに汚れを落としてから
ピカールをウエスに付けて更にゴシゴシすると
見事に汚れが取れてピカピカになりました。

組み付けは、まずオイルシールとダストシールに
ラバーグリスを薄く塗ってキャリパーに組み付けます。
それからピストンにもラバーグリスを薄く塗って
ピストンの穴に垂直に入るように
前後左右のバランスを考えながら押し込むと
きちんと垂直になったらスッと入りました。

片側が終わったらメガネレンチで押さえておいて
反対側のピストンを空気入れの空気で押し出します。

作業は全く同じで、これで完了です。

試しに空気を吹き込んでみたら、
少し吹き込んだだけなのに
両方のピストンが飛び出してきました。

いくら吹き込んでもぴくりとも動かなかった
初めの状態とは別物です。

やはり、メンテナンスは大事ですね。


で、早速RZVに組み付けてエア抜きしたのですが、
うまくエアが抜けずに、というよりは
ブレーキフルードがキャリパーへ送られずに
うまくエア抜きできませんでした。

サービスマニュアルでは
レバーに重みを感じるまではひたすらポンピングで
重みを感じてきたらエア抜きをすることになっていますが
いくらポンピングしてもブレーキフルードが
送られないようで、リザーバータンクのフルードが
全然減りませんでした。

当然、キャリパのピストンも引き込んだままで
パッドもディスクに当たる事なくブラブラです。


来週にもリベンジのエア抜きにチャレンジ!です。