お天気も悪くないので ずっと引き延ばしていたチェーンの掃除と キャリパーの掃除&フロントOHをします。 |
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まずはリアキャリパーのお掃除から。 車検の時に掃除してくれているだろうから、 半年以上掃除してません。 汚れているだろうと思ったけど それほど汚れていませんでした。 キャリパーを外してパットを外します。 ピストンを出して汚れを拭いて、 シリコングリスを塗ってから、 外側と内側を交互に押し込んで モミモミすると動きが柔らかくなりました。 動きを比べてみると、 外側のピストンの方が軽く動くみたいです。 パッドの減りは内側・外側とも同じくらいなので 問題になるほどの差では無さそうですね。 綺麗になったリアキャリパー ![]() リアキャリパーの次はチェーンのお掃除です。 |
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センタースタンドで立てている状態で、 チェーンのジョイントを目印に掃除します。 掃除前のチェーン ![]() ブレーキクリーナーを、かけては拭き、かけては拭き。 ペーパータオルで汚れとクリーナーを拭き取ります。 汚れが少ししか落ちてこず、 ほとんどクリーナーになったら拭き取りです。 綺麗なペーパータオルでひたすら拭き拭きします。 ローラー部も回すようにしながら拭き拭きします。 ペーパータオルがあまり濡れなくなったら拭き取り終了です。 続いてチェーンルブ(チェーンオイル)を塗布します。 ローラーの左右とプレート部を狙って1コマずつ、 チェーンの内側から地道に塗布します。 1周したら外側です。 スプロケットの上からまたまた1コマずつ 1周したら拭き取りにかかります。 ペーパータオルで拭き拭きして、 ルブがほとんど付かなくなったら完了です。 綺麗になったでしょ? ってストロボ焚いたから余計にわからんかな(笑) 掃除後のチェーン ![]() チェーンの掃除が終われば いよいよフロントキャリパーの取り外しにかかります。 |
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ブレーキマスターのフルードを吸い取ってから、 アンチノーズダイブの所から フルードを抜けるだけ抜いて、 キャリパーのブレーキホースを外します。 残ったフルードが漏れてくるので ペーパータオルで吸い取ります。 マスターのフルードは吸い取ってあるので ペーパータオル1枚で吸い取れました。 外したホースがばらけないように止めて、 ビニール袋をかぶせて保護しておきます。 ここまで出来ればあとはキャリパーを外すだけ。 左右とも外して作業完了です。 途中で小雨がパラパラ降って来て、 気温が下がったので寒かったです。 RZVを駐輪場に戻し、 外したキャリパーを持って帰宅しました。 |
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帰宅して改めてパッドを見ると、 ほとんど残っていませんでした。
パッドを取り外してみると、 左側のパッドが限界でした。 左パッドの溝が無くなってました ![]() 見事に中央の溝が無くなりかけてました。 ギリギリのタイミングで気付きましたね。 このままで遠出したらアウトでしょう。 もう少しマメに点検しようと心に誓いつつ、 キャリパーをOHします。 |
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右キャリパーはそのままOHします。 左は予備(つまり車体と一緒に購入した分)をOHします。 でも、ピストンは現用品が綺麗なハズなのでこれを使います。 キャリパーのOHは、 キャリパーボディを連結しているボルトを外して、 ダストシールとオイルシールを外して、 さっと水洗いしてから乾燥させて、 ひたすらシールの溝を磨きます。 私は真鍮のワイヤーブラシで磨いてます。 ボディも削れるかも?とも思いますが、 溝の汚れも綺麗になるし、 ボディが削れる様子は無いので大丈夫でしょう。 シールを入れてから、 シリコングリスを薄く塗ったピストンを挿入して、 『ススッ』と押し込めればOKです。 こうなればキャリパーツールで抜けますが、 溝に汚れが残っていると押し込みが固く、 キャリパーツールではなかなか抜けません。 抜けないくらい固い時は溝掃除をやり直しです。 ピストン4個だけなのでそれほど手間はかかりませんが、 4POTや6POTだとどれだけ手間がかかるか・・・ おまけにピストンが小さいので、 溝の掃除もやりにくそうですね。 そうこうしているうちに、 ピストンが4個とも『ススッ』と入りました! キャリパーボディ間のフルード通路のパッキンを掃除して、 キャリパーボディを組み立てたらOH完了です。 |
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新しいパッドはデイトナのゴールデンパッドにしました。 ダブルディスクなので当然2セットです ![]() プレートもパッドも金色です ![]() 評判が良いとか、気に入っているとか、 そういう選択ではなくて、 雑誌の比較記事に載っていた中の ストリートで良さそうなパッドの中で、 お店にあったパッドがこれだけだったんです。 赤パッドは良くない話しもチラホラありますが、 こちらはそれほどでもないのでまあ良いかな?って感じです。 違いがわかるほどの走りをすることも無いですからね(笑)。 パッドピンに軽くペーパーをかけて 表面の汚れを落としてからパッドを装着しました。
ちなみにゴールデンパッドのパッド部の厚みは5mm強でした。 どれくらいの早さで減るでしょうね。 |
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今回は『左のパッドが先に無くなった』のですが、 良く考えてみると、このパッドは RZVを購入した時に付いていたパッドで、 しかも『SUMITOMO』のロゴが パックプレートに入っているので 多分新車時に付いていたパッドです。 となれば2万km近く走行しているのですから 交換時期になって当たり前ですよね。 そう考えると、『右のパッドが減ってない』のかも知れません。 そう思って今回は左右両方をOHしたのでした。 何分素人のOHなので、どうなるかわかりませんが、 良い結果になれば良いですね。 早く取り付けて走ってみたいです! |
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それにしてもなぜこれほど左右に差が出たのでしょう? OH時にピストンを外した感触では、 左キャリパーの方がピストンが固かったです。 と言うことは、左側(つまりパッドが無くなった方)の ピストンの戻りが悪くて常に引きずっていたのかも? 右側が固くて効いていないって事は無いですからね。 そう考えると右側のパッドが本来の姿かも知れません。 そうだとしたら、純正のパッドは長持ちするんですね。 ちなみに純正パッド(47X-W0045-00)は 1セット5,975円でまだ在庫があるようです。 ゴールデンパッドのパッケージに表示されているように 00年頃のモデルと共通部品になっているみたいですが、 YZF600Rも同じブレーキとは・・・大丈夫なのかな(笑) ![]() |
早速キャリパーを取り付けました。 作業そのものは以前にもやっているので 楽勝と思っていると・・・まあ、何とかなりましたけどね(笑) |
昨日、ビニール袋をかぶせておいた プレーキホースのビニールを外すと こんな風に止めていました。 ![]() こうやってタイラップで止めておくと バラけないので便利ですね。 |
まずはキャリパーを取り付けて、 ブレーキホース類を取り付けます。 その際、ワッシャーは全て純正の新品にしました。 しっかりワッシャーが潰れるように締めこんだら取付け完了。 早速ブレーキマスターにブレーキフルードを入れて 右側からエア抜きにかかります。 エア抜きバルブから注射器で吸ったらすぐに・・・終わりません。 変だな〜と思っていると、 なんと左側のエア抜きバルブが絞まっていませんでした。 きちんと締めたら再開です。 注射器で吸いながらバルブを開けたらフルードが少し出るのですが、 マスターのフルードが減りません。 色々やり方を変えたところ、 バルブの開け方が足りなかったようです。 角度で90度くらい開けるつもりで緩めないと フルードが出てきませんでした。 ポイントが判れば簡単ですね。 右キャリパー→右アンチダイブ→左キャリパー→左アンチダイブと 注射器で吸っていきました。 それからはブレーキレバーを握ってのエア抜きです。 最初はスカスカですが、それでも握ってから エア抜きバルブを緩めるとフルードとエアが出てきました。 右キャリパー→右アンチダイブ→左キャリパー→左アンチダイブと エア抜きするとしっかりした感触が出てきました。 アンチダイブに古いフルードが残っていたはずなので 多い目にエア抜きして作業終了です。 |
しっかりと感触を出すために ブレーキレバーをゴムで縛っておきました。 すると、前輪の右側に液漏れがポタポタと・・・ 右キャリパーのエア抜きバルブがしっかり閉まってませんでした(汗) エア抜きするときは、開閉が楽なように 短いレンチを使っているのですが、 このレンチではきちんとトルクがかからなかったようです。 他のエア抜きバルブも合わせて 長いレンチでしっかり締めたらOKです。 でも、ホイールとタイヤにフルードが付いてしまいましたので、 ホイールはホイール用のウエットティッシュで拭いて、 タイヤはタイヤ洗浄保護スプレーで掃除しました。 |
パッドに当たりが付くまでは効かないはずなので、 試しに駐車場の中を数周走って見たのですが、 低速なのもあって普通にブレーキは効きました。 まあ、最低レベルの効きはあるみたいです。 でも、普段からあまりブレーキはかけていないので、 いつになったら当たりが付くのかな? とにかく近日中にお散歩に行きたいですね。 |