CLIE TJ25 バッテリー交換

【注意!】この交換手順は私が黒クリエのバッテリー交換をするときのための備忘録ですので、 この手順に沿って作業をして起こる事に関して一切の責任は負いません。 また、クリエ本体のネジを一本外すだけでソニーのサポートは受けられなくなることが予想されますので、 自分で全ての責任を負う自信が無い方はソニーのサービスをご利用下さい。
画像等
手順
事前準備
 バッテリーは某オークションで入手しました。
ソニーで交換すると4、321円ですが、2、760円で交換できました。 但し工賃とリスクはプライスレス(笑)です。
さらにソニーに交換に出すには液晶保護シートをはがさないといけないのですが、自分で交換すればその必要はありません。一回はがすと貼りなおすときにホコリが入って大変なので、その手間が省けるのもメリットですね。

 交換前にホットシンクしてバックアップを取っておきます。 バッテリーを外すので記憶されている情報は全て消えてしまいますから忘れずに。
交換前のクリエ
 交換前の銀クリエです。作業に失敗したらお別れなので、別れを惜しんで(?)記念撮影です。

 最初の作業は、メモリースティック、スタイラス、ソフトカバー、ストラップを外します。
外したクリエ  メモリースティック、ソフトカバー、ストラップを外しました。 この時スタイラスを外し忘れていたのはご愛敬です。
クリエの裏面  裏返すとバッテリーケースのような蓋があります。 この蓋はクリエを廃棄するときにバッテリーを取り出すための蓋で、交換用の蓋ではありません。 ここから取り出すとクリエが破損するそうです。

 まずはこの蓋を外します。蓋の右側にある+ネジを外します。 この+ネジはふつうの+ドライバー(+1)で外せました。 +ネジを外し、蓋の上下の爪を外して左に開くように外すと外れました。
クリエの裏面  蓋が外れたら、次は本体下側のYネジ2本を外します。
 Yネジが外れたら、左右側面の+ネジ各1本を外します。 この+ネジは精密ドライバーか、細めの+0のドライバーが使えました。 今回は我が家の+0ドライバー2本のうち1本が上手く合ったので、精密ドライバーの出番はありませんでした。
 左右の+ネジが外れたらいよいよ山場です。 背面カバーを外していくのですが、下部コネクター部分から少し浮かせてスキマに細い−ドライバーを入れて、 そのままスキマに沿って下から上に動かすようにして裏蓋左右のはめ合わせを外せば上手く外れました。
 画面左側の蓋を外したところの一番下は細くなっていて折れやすいので注意が必要です。
 裏蓋を外すと銅色のシートが3本の+ネジで止まっているのが見えます。 この+ネジを外します。
 +ネジを外したら、銅色のシートをはがします。 シートは弱い両面テープで止まっているので、無理せずゆっくりとはがしました。
 シートをはがすとバッテリーが見えました。 バッテリーのコネクタを抜いてからバッテリーを外します。 外すといってもバッテリーは両面テープで止まっているので、ゆっくり本体を曲げないように注意しながらはがします。
 バッテリーが外れました。 外したバッテリーには『SONY FUKUSHIMA』と印刷されているので、旧ソニー福島株式会社製のようです。

 ココまで来れば、後は新しいバッテリーを取り付けて元通りに組み立てていきます。
 新しいバッテリーのコネクタをつなぎ、元のバッテリーがあった位置に固定します。 元のバッテリーを止めていた両面テープがそのまま再利用できました。
 新しいバッテリーは上下方向の長さが元のバッテリーより短いので、コネクタ手前に余裕があります。
 銅色のシートをのせて、3本の+ネジで固定します。
 この後、裏蓋をはめていくのですが、 裏蓋をはめるときにスタイラスを裏蓋に挿入しておかないと、スタイラスのロックが出来なくなってしまいました。 スタイラスをロック位置に挿入してから裏蓋をはめれば上手くロック出来るようになりました。
 裏蓋の爪がはまり、本体との間にスキマがない事を確認します。 それから本体左右の+ネジ2本と本体下のYネジ2本を止めて、バッテリー蓋をはめ込んで+ネジで固定すれば完了です。
 表を向けて電源ON。 無事に起動しました。 バッテリーの初期残量はほぼ半分でした。
 ソフトカバー、ストラップを取り付けて作業完了です。 ホットシンクで保存してあるバックアップをクリエに戻し、自動で戻せないソフトを手動でインストールし直せば復旧完了。 充電も約3時間で完了しました。
あとがき  以前に分解したことのあるPalmIIIに比べて、 本体が薄くなっている分、分解に気を遣いましたが、 固定用の爪もそれほど固くなく、予想していたよりも簡単に分解・交換できました。
 新しいバッテリーはかなり保ちが良い気がします。 そもそも通勤中にPDAで読書するという使い方はPDAには過酷な条件なので、 そのような使い方にもかかわらず銀クリエは中古で我が家に来てから2年も元気に働いてくれました。 これからも通勤途中の楽しみを提供してくれそうです。
 後はサードパーティ製のバッテリーがどれくらいの性能なのか、どれくらい保つのか楽しみです。
更新履歴 2008/03/14 更新履歴追加
2008/03/13 一応完成
2008/03/12 新規作成