IOI-4203Uを98で使う


注意
ここに書いてあることは危険を伴います。以下の方法を実践される場合には自己責任にてお願いします。
最近の日本語パッケージではPC-98とPC互換機の両対応ROMになっているという情報があるので以下の作業をする必要はありません。(99/02/25追加)
上記のように書きましたが、日本語パッケージでもそのままではPC-98では動作しないという情報を頂きました。現行モデルでも以下の処理が必要かもしれません。(99/03/18)

IOI-4203Uについて
IOI-4203Uは一時期Abaputekブランドで有名になったSCSI Cardですが、98にも対応してます。 値段は7千円程度とPCI SCSI Host/Adaptorの中でもかなり低価格です。 しかし出荷時のBIOS ROMで98に装着しても起動することすらできません。 ここではBIOS ROMの書き換え方法とDOS上のDevice Driverの組み込み方について解説します。
BIOS ROMの書き換え
ここで書いてあるROM外し方法はfj.sys.pc98で見かけた方法で、 私のXa7で実際にやってみて成功した実施例です。 これ以外の方法もあるかもしれません。
  1. クリーンブートFD(autoexeとconfigが無いsystem disk)を作成し、 BIOS書換プログラムを入れたものを作成する。
  2. IOI-4203UのBIOS ROMを慎重に外す。 この際にBIOS ROMの向きを忘れないこと。
  3. IOI-4203Uを98に搭載する。
  4. 電源を入れて1のFDから起動。
  5. 2のROMをIOI-4203Uに差し込む。 ちなみに逆向きに差込むとROMは破壊され二度と使い物にならなくなる。
  6. BIOS書換プログラムを実行して書き換える
 
もしROMの向きを忘れた場合にはBIOS ROMソケットの欠き取りとROMの窪みを合わせるのが目安になります。
DOS環境でのDevice Driver
げいつ95では付属のDriverをinstallすれば問題無いと思われます。 ここでは周辺装置の認識でトラブルに陥り易いDOS環境についての実施例を示します。
SCSI HDDは無条件で認識するのでMOやSCSI CD ROM等のASPI Driverを用意します。 ここでは私のXa7でSCSI HDD以外にMOとSCSI CD ROMを接続した場合を示します。
	DEVICE=A:\ASPI910U.SYS /D
	DEVICE=A:\ASPIDISK.SYS /ID=2     < SCSI ID=2のMO
	DEVICE=A:\DRD60ASP.SYS /D:CD_101 < PioneerのCD ROM Drive
	
1行目のASPI910U.SYSはIOI-4203Uの98用Driverの入っているFD(Disk3)にあります。
2行目のASPIDISK.SYSはMOの認識の為のDriverで、 EZ SCSI Pro Ver3.5Jのものを使用しました。 私のMO DriveはDriver無しの単品だったのでASPI Driver等は特に付いてきませんでしたが、 MO Driveに付いてきたり汎用のものがあるかもしれません。
3行目は私の使用しているPioneer DR-U12Xに付いてきたASPI Driverです。 ASPI Driverは98とPC互換機とも同じなのでPC互換機のDriverしかついて無いバルクのDriveでも使用できます。

参考

IOI Technology Corporation

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