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1.ルーディメントとは

 突然ですが「ルーディメント」という言葉を聞いたり見たりしたことはあるでしょうか。ここではその「ルーディメント」について解説したいと思います。一般的にはドラムのスティッキング(奏法や手順等)に関する様々な方法・アイデアを集めたものと考えて下さい。元々はマーチングバンド(ドラムコー)の為に作られたもので、あの「パラディドル」「フラム」などがその中のひとつに盛り込まれています。そして現在ではドラミングにおける重要な要素のひとつとして不可欠な存在になってきています。ここでは「ルーディメント」とはどのようなものなのか理解することに主眼を置いて話を進めていきます。

2.スティーブ・ガッドの出現

 さて「ルーディメント」が一般のドラマーの間に広まるきっかけとなった大きな要因のひとつとしてスティーブ・ガッドの存在があります。幼少の頃マーチングバンドに参加していた彼は、そこで練習した内容をドラム・セットに応用することを考え、それを機に彼は一躍世界中のドラマーの注目を集めることとなりました。ガッドがモダンドラミングに与えた功績の大きさは計り知れないものがあり、彼のおかげでドラミングが大きく進歩したと言っても過言ではないでしょう。実際に第一線で活躍しているドラマーの多くが彼に影響を受けているという事実がその凄さを物語っています。

3.ルーディメントの種類

 現在「ルーディメント」と呼ばれているものにはアメリカの団体が提唱した26のパターンがあり、大きくロール系・パラディドル系・装飾音符系(フラム/ラフ/ドラッグ)といった分類が出来ます。ここで全ての種類を示すことはスペースの関係などから出来ませんが、代表的なものをあげてみます。
ロール系 シングルストローク及びダブルストロークを使ったオープンロール。種類としては5、7、9、11とダブルストロークでのロール+1打という構成になっています。手順からみると「RRLLR」「RRLLRRL」...という形です。
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パラディドル系 ルーディメントの中でおそらく最も有名なシングルパラディドル及びダブルパラディドル。
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装飾音符系 装飾音符の数によってそれぞれフラム(装飾音符が1打のもの)/ラフ(2打のもの)/ドラッグ(3打のもの)に分けることができます。
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※上記以外にも、それぞれを組み合わせたものなどが何点かあります。

4.まとめ

 「ルーディメント」とはどのようなものか、何となく理解してもらえたでしょうか。どのパターンもそれなりの難易度がありスティッキングの練習素材としては非常に優れたものですので、毎日の練習/ウォーミングアップ等に利用してみてはいいのではないかと思います。そして一番重要な事は、それらを素材にいかにして自分のドラミングへの応用/活用をするかということです。おそらく多くのドラマーがルーディメントの重要性を何となくであれ理解していることは間違いないと思います。しかし実際にそれをドラムセットへ応用していくという段階で多くの人が壁に突き当たるのもまた間違いないでしょう。ドラミングに限らず、いきなり高度な事をしようとしても出来ないのは当然のことです。そしてこの「ルーディメント」はドラムを続ける限り付き合って行くものだと思います。まずは日々の練習でじっくり進めてみることが一番良いでしょう。応用/活用の為のヒントは今後ここでも取り上げていきますし、プロの演奏の中にも見つけることが出来るはずです。



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