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1.足周りについて

 ドラムを始めた頃というのはどうしても手の方に意識がいってしまい、足に関する練習というのがおろそかになりがちです。しかしドラムというのは手足を全て動員して叩くものですから、手足のバランスというものが重要です。しかも手と同様に器用に動かせるという人はごくまれでしょう。今までのSTEPではあまり意識してこなかった部分ですが、チェックも兼ねて足に関して基本的な奏法を中心に取り上げてみようと思います。まずは右足、バスドラムからです。


2.右足−バスドラム−

 ここで言う右足はバスドラムを叩く方の足ということです。”キック”などとも呼ばれるバスドラムは曲の間ずっと叩き続けられることが多いので、ある程度の筋力(瞬発力/持続力)は必要です。しかもその曲中、手の様な正確性(音量/リズムのコントロール)を求められます。

 さて、バスドラムの奏法としては大きく次の様なものがあります。

 FootWork1
 (1)ヒールアップ   常にかかとを上げたままペダルを踏みこむ奏法です。足の付け根から全体を使って「落とす」という感じのニュアンスです。足全体で踏み込めるので大きな音量が出せますが、多少の筋力が必要なのと細かいコントロール(音量やリズム)の為にある程度の熟練が必要です。

 FootWork2
 (2)ヒールダウン  常にかかとをおろしたままペダルを踏みこむ奏法です。(1)にくらべ音量は出ませんが、小さな音や細かいフレーズなどには向いています。ジャズ系のドラマーに多く使用されている奏法です。ドラムを始めたばかりの人はとりあえずこちらを使用してる場合が多いのではないでしょうか。

 ほとんど多くの場合は(1)の奏法で練習する方がよいでしょう。最初はコントロールなど大変かもしれませんが、プロの大半が実際に使用しているということからもオールラウンドで様々なジャンルに使用出来ます。

さらに上記の(1)(2)に対してそれぞれ次の奏法があります。

 (1)ビーター(バスドラムに当たる部分)が打面に当たった後、そのまま打面に押しつける奏法。打面の振動がそのままミュートされるのでドラム本体/ヘッドの持つ鳴りは出にくくなり、逆にアタック(打面に当たった瞬間の音)が強調されます。スネアドラムやタムタムで同じことをやってみればすぐにわかると思います。ロック系の音楽向きといえるでしょう。

 (2)(1)に対して打った直後に打面から離す奏法。(1)とは逆にドラム本体/ヘッドの持つ鳴りが出やすくなりますが、こちらの奏法はかなりの熟練が必要です。一応知っておいてもらえればいいという程度で、ここでは無視してもらっても構いません。

 以上、大まかですがバスドラムの奏法を紹介しました。といってもプロでもない限りはこれら全てをマスターする必要は全く無く、逆にどれかひとつに決めて練習に臨む方が良いと思われます。演奏する音楽の種類によって、あるいは自分が一番演奏しやすい、等どんな理由でも十分OKです。余裕があればほかの奏法に挑戦してみるのもよいかもしれません。


3.右足のトレーニング

 最後に右足の練習方法を少し取り上げてみます。

 まずはメトロノームなど一定のテンポに合わせて踏んでみましょう。

 step9_1

(譜例) 

 左足と組み合わせてみるのもいいですね。左足については後のSTEPでも触れるのでここではあまり気にせずやってみてください。左足が動くことで両足のバランスが取りにくくなるので注意が必要です。また後々のことも考え、出来るだけ左足からスタートする手順でやってみましょう。

 step9_2

(譜例) 

 これはスティーブガッドがビデオなどで紹介している練習方法です。必ず手から初めて手で終わるようにすること、最初はゆっくり始めることがポイントです。ある程度出来るようになったらずっと連続で出来るように挑戦してみてもいいでしょう。手順としては@右手→足→右手→足〜A左手→足→左手→足〜B右手→足→左手→足〜の3通りやってみましょう。

 step9_3

(譜例) 



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