99/12/24

渋谷 NEST
ROOTS

1.Show Time
2.Blind Love
3.嵐からの隠れ場所
4.孤独のゲーム
5.西からの便り
6.Once
7.裏窓
8.DINER
9.そして僕は部屋を出た
10.夢の島(with ギター河口修二)
11.Midnight Primadonna(with ギター河口修二)
12.ついてねえや(with ギター河口修二)
13.PARADISE ALLEY
14.Aspirin
15.今までの僕は
16.いつか河を越えて

E1.負けないで
E2.傷だらけの天使
E3.DOWN
E4.朝まで待てない
E5.もうすぐ

 

■卓治のMC要約■

■個人的に感じた今回の魅せどころ,聞かせどころ■

 

 ライブ中ほとんど卓治の顔を見ずに、ギターとギターを弾く右手とコードを押さえる左手ばっかりみていた自分でした。    

 

■今回のライブを見て個人的に考えたこと■

 しばらく歌ってない曲をうたうには、それなりの技(わざ)と力量が必要になる。今回のライブで卓治はギターワークでそれをクリアした。ここ数年卓治がやっているソロパフォーマンスはあきらかにB・スプリングスティーンのトムジョードツアーのアクトにインスパイアーされてのものではあるが、今回のステージを見て,卓治のギターによる表現方法が大変進化していて、さらにはそれらが自分自身のモノになっていると思った。僕は自分の感性が鈍いため、スプリングスティーンの偉大さがピンとこない時があるのだが、日本のミュージシャンを通じてボスの凄さを教えられる事がよくある。彼のロックンローラーとしての凄さは佐野元春のステージを通じて、詩の世界は卓治から教えてもらう事が多い。そして先述したトムジョードツアーのアコギ1本でのパフォーマンスの意味と凄さを、今回のライブから教えてもらったような気がします。ライブの翌日、新宿駅周辺の中古CD屋や海賊盤屋をまわって、トムジョードツアーのライブCDを買いまくって、毎日聞いている有り様です。 

 短くするつもりが最後で長くなりました。今回はレポートというより感想といったところです。1月の末には、アニ―・ディフランコが来日して華麗なギターさばきをみせてくれることでしょう。おそらくそのエッセンスも加わって、2月のオンエアウエストでのライブでは、さらなるギターワークが披露されるのではと個人的に期待しています。

[aspirin-ml 野畑 徹さんより]


99/9/1

バナナホール(OSAKA)
服部祐民子さんのライブのゲスト!

’The ゲスト おーやまさん’ 行って参りました。

 本当に久しぶりに’バナナホール’にておーやまさんを拝見致しました。何故か’お帰りなさい’そんな不思議な気分でした。個人的に小生は’バナナホール’で見るおーやまさんがやっぱり一番と改めて確信致しました。5月の’クワトロ’のライブも素晴らしく思いましたが何故か’バナナホール’でおーやまさんを見ていると安心?して見れます。

 さて前回の’クワトロ’でワンマンライブで京阪神のおーやまさんファンが集結し物凄い熱気を感じましたが、こんかいは’The ゲスト おーやまさん’と云う事で、誰が誰を見に来ているかは分かりませんが、両方足しても何か・・・と云う感じでゆっくり落ち着いて見る事が出来ました。プログラムは下記の様だったと思います。

1.傷だらけの天使

2.Film Girl #2

3.青空とダイヤモンド

4.手首

5.長すぎる夜と遠すぎる朝

6.Yellow Center Line

7.成長

8.紫の夜明け

 確かこんな感じ、今回のライブは’Yellow Center Line’をキーボード一つで歌い上げたおーやまさんが凄い、感謝、感謝の気持ちで一杯です。次は名曲’微熱夜’をギター一本で聞きたいです。缶ビール4本、鳥の唐揚げ2つ・・・そろそろ熱燗が恋しくなり、服部さんの途中で会場を出てしまいました。ごめんなさい…

 帰る途中に、昔々どこの会場かは思い出せませんでしたがメトロノームの音だけで’NY NY’を一人で唄い切った事を思い出しました。誰か覚えていませんでしょうか?是非もう一度聞きたいと思っております。

 それではダラダラと荒っぽい文書になり申し訳御座いません。

[Satoshi Azumaさんより]

 

掲示板の発言ナンバー199にもあくまさんからのレポートがあります!


99/5/7

心斎橋クラブクアトロ
Running Gypsy Tour

 ワンマンでは約2年4カ月振りの大阪のステージ。開演前にはDEL・AMITRI(デラミトリ)というスコットランドのバンドのCDが流れている。卓治の最近のお気に入りバンドで、個人的な印象はジャクソンブラウンとボブディランを足して割ったような感じのサウンドです。開演時間が近づくと会場が満杯になってきてひと安心。
 
 風の音のSEが流れて真っ暗なステージに卓治があらわれる。「傷天」「夢の島」は後ろからのライトで卓治の姿がシルエットに浮かび上がる。カッコイイ!「最終電車」でステージが明るくなり卓治の表情が読みとれる。いつものような緊張感はなくリラックスしている。この曲で前回のライブから2年以上の空白が埋められ、客席との心の垣根が取っ払われた。僕は過去のバンドでのライブの記憶がよみがえり、それすらほんの少し前の事のように思えた。
 「ある夜の電話」は大切な女性に『愛している』と告げられなかった、内気でシャイな男の話のようだ。きっとこういう主人公は等身大の卓治に近いキャスティングなんだろうな。僕も内気で欲しいものが欲しいと言えず、困っている。OFFの会報にライブレポートはよく書かせてもらうけど、プレゼント企画に関しては、あれこれ文章を考えるけど結局応募すらできない有り様です。意中の女性に関してもおしゃべりな娘と話せば、相手の話を聞くばっかりで、あげくの果てに彼氏との恋愛相談にのって最後は『頑張ってね』と励ましている始末。車でドライブしても、マンションの前まで送って『それじゃ、またね』でおしまい。おとなしい娘と電話でしゃべれば世間話だけで気まずくなり、電話をきる始末。全く話になりませんわ。おっと話がそれてスミマセン。
 懐かしの「ロックンロールイズオーバー」はピアノ演奏。名曲「ギャラリー」の世界に入り込む。そして久々の「Aの調書」で鳥肌が…。いやがおうにも、最近の米国での銃乱射事件を思い出します。卓治自身が曲に入り込んでいて怖かったです。目の光りや歌い方、汗がしたたりおちる表情など迫真モノでした。続いて以外や以外、本の朗読コーナー。
 失礼ですが、朗読なんてもっとも似合わないミュージシャンと思ってました。最初は本を持つ手が震えているようにみえましたが、仲々の見せどころでした。僕は朗読にあわせて主人公圭介の後を頭の中で追ってみる。新宿アルタ前からマイシティそして甲州街道と足をすすめる。新宿駅南口までついていけた。それ以上は無理だった。文化女子大学方面に圭介は消えていった。そこは僕の知らない場所だ。あきらめて、朗読に聞き入る。確かに言葉にもビートとメロディーがある。宮沢賢治の 詩の『どっどど、どどうど、どどうど、どどう』のフレーズがあんな音とは考えもしなかった。本で読んだ時は文字だけを追いかけて音は浮かばなかった。卓治の頭の中ではああいう音で聞こえているんだ。さすが詩人でミュージシャン。今回のツアー名はRUNNING・GYPSY。小説にでてるバンド名と一緒だ。SEの風の音といい、朗読にしても風の音がキーワードになっている。小説の最後でも真美が死んで、圭介はライブを放棄する。小説の最後に風が吹く。ひょっとしてこの朗読が今回のツアーでの、一番のこだわり部分かも知れない。
 「青空とダイヤモンド」で無垢な気分になる。「結晶」の♪すべてにグッドバイと言い続けよう、君だけにハローというために♪のフレーズが、やけに今日は引っ掛かる。新しい愛を手に入れるためには、自分の過去や現在の状況にも、訣別しなくてはいけないということかな。「空」はアイリッシュ風の新曲。司馬遼太郎氏がアイリッシュの響きは日本の文部省唱歌に似た懐かしさがあると書いていた。僕もそう思う。「祈り」を初めて聴いたときにも同じような懐かしさを感じた。「吠えろ」「欲望」「ついてねぇや」でステージはスロットル全開状態。特に「欲望」のギターワークはがぜんロックしている。成長のアルバムアレンジで、バンドでありながら少しもロックしてなかったこの曲がギター1本でここまで疾走する。
 ラストはピアノで学校のチャイムの音色が奏でられ「ジャングルジム」を大阪のファンに向けてうたう。この曲は鉄棒で逆上がりができた時と自転車を補助ゴマなしで乗れた時の記憶を呼び起こさせる。運動音痴だった僕はこの二つが仲々クリアできずにいた。クラスの仲間や近所の友達の前で、頑張れとか、根性だせとか言われて練習するのがすごく苦痛だった。逆上がりができたのは放課後一人で練習した時だった。自転車が乗れたのも公園で一人で練習したときだった。大体ものごとがうまくいくのは自分ひとりでやる時だ。 だから、放課後一人でジャングルジムに登って、遠い世界への旅を予感する主人公に、僕はこのうえない共感をおぼえてしまう。
 アンコールの「ホットバター」「紫の夜明け」 で再度疾走する。「紫の夜明け」もバンドより今回のギターリフの方が絶対グルーブしている。客席の気持ちが高まってくる。アンコール2回めでみんなが椅子から立ち上がり卓治を迎える。卓治もうれしそう。「NY.NY」を合唱してライブは終わると思われたが三たびのアンコールに応えて卓治がステージにもどってくる。『みんなのおかげで素敵な夜が過ごせたありがとう』とお礼を告げて「いつか河を越えて」を歌ってくれた。2回のアンコールまでは卓治は予想していたと思うが、この曲は本当の意味でのアンコールという気がした。

傷だらけの天使

夢の島

最終電車

ある夜の電話(新曲仮題)

ロックンロールイズオーバー

ギャラリー

Aの調書

朗読(小説:明日なき暴走の冒頭部分)

青空とダイヤモンド(新曲仮題)

結晶

空(新曲仮題)

吠えろ(新曲仮題)

欲望

ついてねぇや

ジャングルジム

encore1

ホットバター

紫の夜明け

encore2

NY.NY

encore3

いつか河を越えて

 すごくいいライブだった思います。ここ最近のライブは、ともすれば新曲のお披露目&試し打ちの身内的なニュアンスになりがちだが、今回はショーというかコンサートというか、新旧両方のファンがみても選曲や曲毎のギターの使いこなし、曲順にあわせた照明のこだわり、本人の自信に満ちたパフォーマンスといい文句のつけようのないライブだった思います。いつもライブが終わると次はいつかなと考えるけど今回は考えなかった。個人的にはバンドでやった時以上の満足感と、いい意味での疲労感があった。ギターを曲によって使い分けて、内容にあったギターアレンジを施すことにより、バンドでやるよりロックンロールしていた。このワザは卓治にしかできない職人芸だと思う。
 海の向こうでボスがかってのバンドを率いてツアーを始めたというニュースが入ってきた。FMでもいかした新録曲がオンエアーされている。自分の小説に彼のアルバム名をつけてしまう程、ボスにいかれている卓治のことだから影響をうけないはずはないと思うが、ここはぐっと我慢して今のライブの形態を究めて欲しいと切に願う。ロックは形式ではなくスピリットだと思う。バンドを否定するわけではないけど、卓治の場合は一人でアコギを抱えるか、あるいはギターの島山氏とベースのスティング宮本氏との3人編成でのここ2〜3年のスタイルの方が最高にグルーブしてロックしていると個人的には考えています。

 すみません、ライブを思い出して熱くなり熱弁してしまいました。そこまで今回のは良かったんです。あくまでも個人的な意見として読んでもらえればと思います。おまけに文章もメチャメチャ長くなりました。最後まで 読んでくださった方ありがとうございます。

 

[aspirin-ml 野畑 徹さんより]


98/12/24

Simokitazawa club Que
光のオルガン

 連れが仕事で遅れて開演19:30の10分前ぐらいに入場。あれ、すごい混んでるな、が第一印象。まぁ、たまにしかやらないのにQUEというキャパの小さいところでやるんだから当然でしょうかね。タイトルの「光のオルガン」は新曲のタイトルでした。その他に2〜3曲ぐらい新曲やりました。ちなみにアコースティックライブで卓治の弾き語り(ギター&ピアノ)でした。セットリストはたぶん次の通りです。*はピアノ弾き語り(MLの川頭さんの投稿を参考にさせていただきました。)

1傷だらけの天使
2Paradise Alley
3談合坂サービスエリア
4新曲
5青空とダイヤモンド
6PM11:11
7夏の終わりに
8家族
9前夜
10YELLOW CENTER LINE*
11新曲
12新曲
13新曲(11〜13のどれかが「手首」)
14長すぎる夜と遠すぎる朝*15光のオルガン(新曲)

光のオルガンっていうのは卓治がロンドンの郊外で雲の間から地面に届く太陽の光を見て出てきたフレーズだそうです。で、アンコールで卓治でてきて、「みんなにクリスマスプレゼント」って言うんでなんだろうと思ったら「スマイリー!」のかけ声でなんとスマイリーが登場。2時間前に電話してやってきたとか。「24日に家にいるなよ」と、卓治笑って言ってました。そして二人で、この2曲をやったと思います。

NIGHT WALKER
ついてねぇや

ついてねぇやをやる時、スマイリーの顔見ながら「こんなの覚えてるかな?」といたずらっぽく笑いながらイントロ弾き始めたのが印象的でした。本当にぶっつけだったようですねえ。そしてもう一度アンコールに出てきて、

PASSING BELL(帰郷)

いつものようにみんな合唱。何度も何度も聞いた曲なのに、いつでも歌うと涙が出てきます。そしてさらにもう一度アンコール。

もうすぐ*

これでもう終わりだろうと、みんな外に出だして、場内も終了のアナウンス。でも何となく出口付近でうろうろしてたら、歓声がおこって、入り口が閉められちゃいました。入ろうと思ったら「再入場はできません」と冷たい言葉。「あ、そうですか。わかりました。」と悲しい顔で窓口の人を見つめて立ち去ろうとしたら、「あ、じゃあいいですよ」と結局入れてくれました。<ありがとう!そして1/3ぐらい帰っちゃってすこしすいた会場(笑)で最後のアンコール。

PASSING(いつか河を越えて)

この曲とかONCEとかすごい好きです。スマイリーと二人でONCEやって欲しかったなぁ。でも、YCLやってくれて(この前のQUEでもやったかな)うれしかったです。

(おまけ)

ライブ終わった後松田優作さんの行きつけの店だった「LadyJane」に行って優作さんの飲みかけのボトル見てきました。

[aspirin-mlラッシーさんより]


98/6/19

NISSIN POWER STATION
TOKYO ACOUSTIC NIGHT FINAL

Tokyo Acoustic Nightのファイナルということで言い出しっぺの井口一彦氏がトリをとったそうです。「NY .NY.」を井口氏歌ったりしたそうです。

1.青空とダイヤモンド
2.いつか河を越えて
3.手首
4. 祈り
5. 紫の夜明け

 


97/12/31

渋谷ジャンボリーVol.3

参加ミュージシャン13組、PM6:00開演のPM11:30終了と書けば、 卓治の出番が短かった事が皆さん推測できますよね。卓治は3番目。 歌った曲は3曲。時間で15分〜20分ぐらいだったと思う。
りぼんのお馴染みのスタッフ達がギターと歌詞カードをセットして すぐに卓治は現れた。何人かのファンから卓治コールが起こる。 そのコールがおかしかったのか、卓治は笑った。緊張がほぐれたよう。 一曲目は『紫の夜明け』気合いの掛け声からダイナミックなストロークが響く。 2月のソロライブがこの曲でスタートしたのを思い出す。激しい引き方も同じ。 ギター1本だけど、それぞれの弦がベースやドラムの役割を果たしている。 きっと会場の観客は卓治が他の出演者と同じようなフォークシンガーではなく 生粋のロックンローラーである事を悟ったはずだ。2曲目は『NY・NY』 この曲は、こんな日に、この会場に、わざわざ来てくれた、ファンへの最高の ボーナスとして、或るいは、ここには来れなかったけど厳しい状況の中で 応援してくれるファンへのお礼として歌ってくれたのだろう。この曲が聞けて 今年1年間の卓治への想いが報われたような気がした。僕の他にも遠方から駆け つけたファンがいて「大阪から来たぞ!卓治、来年は大阪にも来いよ!」と 掛け声をかけた奴もいた。僕も同感です。そしてラストの曲『前夜』この曲も こんな日に、この会場にいる親不幸なファンに対して、さらには卓治が自分の 両親に自身の親不孝をわびながら、愛情を込めて、歌っているような気がした。 ♪俺たちは互いに不器用なだけだ。距離を置いてでしか愛せなかった♪の箇所を しゃべるように歌ったのが印象的。僕自身は長男のくせに、23才の時から 10年以上も両親とは別々に暮らしている。自分では自立してるつもりだが、 大変な親不孝をしていると改めて感じた。こんな事を気づかせてくれるライブなら 許されるなあと自分を納得させた。
ああ、たった3曲なのにこんなに入り込んで しまったぞ。9月の大阪HEATBEATのライブ以来少ない曲で入り込める体 になっているぞ。こんな状態でフルライブやられたらきっと頭と体がもたないぞ。 そして東京ばっかりでやられたらお金ももたないぞ。 でも、卓治の「また来年会おう!よいお年を!」のMCを信じて 次回のライブを心待ちにしている自分がいるのでした。

1.紫の夜明け
2.NY・NY
3.前夜

[aspirin-ml野畑さんより]


97/10/7

NISSIN POWER STATION

 卓治は2バンド目の登場。客の入りはちょっといまいち。イベントとなると卓治ファンは足が遠のくらしい。卓治ファンの面々は舞台前の右側テーブルを占拠して卓治の話題で盛り上がる。舞台ではセッティングが進む。そこにO.F.F.の森口さんを見つける。彼女は長い髪をばっさりと切っていた。ん〜いろいろあったんだろうなぁ、でもすごく似合っているぞ、可愛いぞ、などといらぬ思案をしているうちにメンバーの登場だ!
ベースのスティング宮本氏は相変わらずテンションがはじめっから高い。黒い革のパンツがとてもセクシー。ギターの島山氏は見事なマグマ大使カットできめている。それに今日はパーカッションの丹菊さんを迎えバックは三人だ。そしていよいよ卓治登場。あごひげが渋いぞ!
 一曲目、『手首』で早くも弦を切った。今日も気合いが入っているぞ!今夜も最後までゆっくり楽しんでいって下さいというMCに続き二曲目は『いつか河を越えて』(Passing)だ!実は最近、車を走らせるときはこの歌をエンドレスでかけている俺としてはとてもうれしかった。アルバムの中でこの歌を歌う卓治の声はすっごく優しさに満ちている。
 三曲目『壊すなら一秒』で女性ファンを魅了する?と、どうしょうもない男に惚れた女の子の歌だと言って、『今夜のアリバイ』を歌った。この男とは俺のことだと卓治は宣わっていた。続いて五曲目は新曲『最初の奇跡』。ここで「たくじ〜」という可愛いコール。自称小山卓治を愛する会の会長、仲間氏がお子さんを連れて登場したのだ。「今日は子どもにもてるな」と卓治もちょっと嬉しそう。6曲目は旅行と旅の違いは帰る場所がないのとあるの違いではと言うMCに続き『青空とダイヤモンド』。この歌、好きだなぁ。『ジャングルジム』も大好きなんだけど少年の心を大切にしたい。
 続いてムッシュかまやつ率いる今日の取りをつとめるvodka collinsのことをNo1ロックバンドだと紹介して自分のグループサウンズ好きから、デビューアルバムに『朝まで待てない』を歌わせてもらったとばくろ。更にスパイダーズの『バンバン』が大好きで、このような歌をいつか作りたいと思って出来た曲と言うことで『バラバラ』を歌う。仲間さんのお子さんも拳を振る。ぐいぐいっと盛り上がったところでもう最後の曲、弦を2本切りながら『傷だらけの天使』を熱唱。 以上、イベントって事でアンコールは残念ながらなし。vodka collinsを見た後いつもの最前列メンバーは歌舞伎町へと消えていきました。

1. 手首
2. いつか河を越えて(Passing)
3. 壊すなら一秒
4. 今夜のアリバイ
5. 最初の奇跡
6. 青空とダイヤモンド
7. バラバラ
8. 傷だらけの天使

[a.kira]


97/9/19

WEST BEAT CIRKIT Vol.3

 当日の出演は福富英明(イメージでいうと徳永英明タイプ)高野寛(思ったより骨太、ギターとハーモニカの弾き語りあり)しかし両者ともラストで客席にマイクを向けて♪ラララ、ラララ♪のコーラスをさせると言えばいかに卓治が異色だったかわかるでしょう?
 卓治with島山氏(ギター)、宮本氏(ベース)の出番は2番目。なりを潜めていた 卓治ファンからの歓声や拍手がおこる。卓治の気合いの入った掛け声から『傷だらけの天使』が始まる。島山氏のギターが黒いブルースっぽくて初めて聞くアレンジ。2曲目は大阪初披露の『このままじゃいけない』♪このまま死んでたまるか!♪とシャウトする前向きな曲。吉田拓郎の『まにあうかもしれない』をなぜか思い出した。
 卓治の「一つの部屋に男と女がいる。時間は午前12時をすぎたぐらい。女のつぶやきでこの歌は始まる」のMCから『今夜のアリバイ』が始まる。さらに最近作ったという『最初の奇跡』はめずらしく素直なラブソング。彼女の胸の鼓動を聞きながら♪この街で最初にかなった夢さ、君を守っていく、新しい朝がきて僕らは新しいキスをする♪の内容に、がらにもなく胸がときめいた。〈最初〉という表現が卓治らしいと思った。他のシンガーだと最後の恋とか最後のチャンスという表現が多いのに。彼女に自分の想いが通じたのは最初の奇跡だ。でもこれからも奇跡をおこしていくさ、と歌っているような。
 『青空とダイヤモンド』吉良さん僕もこの曲大好きです。この曲について書くと長くなるので自粛します。これを聞く度、現在の状況は悪くても、卓治は日本で最高水準の曲を創っていると確信できる。『ホットバター』『ついてねえや』で弦を切ってライブはおしまい。短かったでも良かった。
 やっぱり卓治はアコギを持たせると天下無敵。現在の編成はシンプルだけど大変グルーヴしていてかっこいい。バンドもいいけど、卓治のボーカルが負けてしまうので個人的には現在の編成が合っているのではと思う。ぜひ現在の編成での音源を残してもらいたいものです。りぼんの社長、FM局の方々、各レコード会社の皆さま、いかがでしょうか?

1. 傷だらけの天使
2. このままじゃいけない
3. 今夜のアリバイ
4. 最初の奇跡
5. 青空とダイヤモンド
6. Hot Butter
7. ついてねぇや

[aspirin-ml野畑さんより]


97/9/17

TOKYO ACOUSTIC NIGHT Vol.32

卓治が今回もトリ。 「傷だらけの天使」で始まって「君が本当に欲しいもの」 で終わる。バックは宮本さんと島山さんと三人でした。

[aspirin-ml亀田さんより]


97/6/17

TOKYO ACOUSTIC NIGHT Vol.31

 

ただいまイベントから無事に帰ってきました。今夜は7曲で5曲新曲でした。

「手首」

「このままじゃいけない」

「ある夜の電話」

「今夜のアリバイ」

「ダイヤモンド」

「ついてねぇや」

アンコール「負けないで」

新曲5曲はギターとベースがついていて、このところの卓治の定番スタイルでした。「負けないで」だけは一人でした。東京のファンの八割方が来ていたらしく、イベントだと言うのに通常のライブくらい騒いでいて、曲がまる前から卓治コールをしたり、MCの時に卓治に突っ込んだりして他のアーティストのファンをびびらせていました。他の出演者が若かったので、3人が出てくるとステージの上の年齢がグンと上がっていました。6曲と短かったですが、結構騒いで楽しかったです。ちなみに卓治はトリでした。久松に勝った?

 

[aspirin-ml亀田さんより]


97/2/25

心斎橋クラブクワトロ

「ジョンレノン、ボブディラン、ブルーススプリングスティーン、トムウエイツそして、小山卓治。」入口でもらったチラシにそう書いてあった。
2週間前にクワトロで直接チケットを購入したのだが、整理番号が12番であった為、客の入りを心配しながら会場へと向かう。18時30分に会場へ到着してひと安心した。まずまずの客の入りである。いつもよりも大人を感じさせる客層に思える。開演までの数分間の間に、僕が小山卓治と出会ったころのことを思い出した。あれは、今はなきキャンディーホールである。大阪の北を代表するライブハウスとして、バーボンハウス、バナナホールと肩を並べていた場所であった。今では、バナナホールしか残っていない。
そのころ、何の雑誌かは忘れたが、今年注目のアーチストのキーワードは "O" である。"O"sawa Yoshiyuki、"O"zaki Yutaka、そして、"O"yama Takuji 。確かテレキャスターを抱えた写真が出ていたような気がする。小山卓治以外の音はすでに知っており、尾崎豊に関してはファーストアルバムを愛聴していた。何故か、小山卓治が気になり近所のレコード屋に行き小山卓治の欄を探したがなく、最後に邦楽あ行のコーナーを探してみると一枚あるではないか。モノクロのジャケット、帯には、"HIMAWARI"と書いてある。僕は昔からよく"ジャケ買い"をする。中身やアーチストは全然しらなくても、レコードジャケットが気にいればつい、買ってしまう癖がる。それは、今でも変わっていない。家に帰りターンテーブルにレコードのせる。何度この作業を繰り返しただろうか。レコードの楽しみの中でこの瞬間が一番楽しい気がする。
僕にとって小山卓治のイメージは、スプリングスティーンだった。最初に見た写真がナチュラルのテレキャスターを抱えていたことだけですべてを決めつけていた。僕は、ジョン・レノンがダコタハウス前で倒れて以来、洋楽に興味を持ちはじめた。その年にラジオで流れ続けた、"Happy Christmas" が洋楽への旅立ちだった。それまでは、アリス、甲斐バンド、長渕などを追いかけていた自分がやけに子供に見えて、洋楽ばかりを聞くようになった。ビートルズ、ストーンズなど '60 〜'70 の音を好んで聞いていたが、FM から流れるロックに良く耳を傾けていた。確か、サウンドマーケット(?)だったか番組名は忘れたが、甲斐よしひろや佐野元春がDJ をしていた番組で "The River" を聞いてスプリングスティーンに入れ込み始めた頃であったからかもしれないが。
♪ その人の女房はある日、絵はがきを受けとった...
流れてくるのは素朴な歌声に包まれたやさしい絵画であった。目の前にスライドのように場面が次々と浮かんでくる。
♪ ガソリンが昼下がりに、虹を作る道の向こう...
この瞬間から小山の虜になってしまった。これは子供じみた邦楽ではなかった。
会場のライトが消え、フォークギターを抱えて小山がでてきた。

紫の夜明け
談合坂
フィルムガール
夏の終りに
もうすぐ今夜のアリバイ(新曲)
Heat of the night
ひまわり
Passing
ばらばら(新曲)
Natural Woman(新曲)
HOT BUTTER
成長
パラダイス・アレー
ついてねえや
壊れた自転車

(演奏した曲はあまり覚えていないがこんな感じであった)

20曲近くを歌い終え会場の幕は閉じられた。出会って以来ライブを見続けているが、久しぶりに小山らしいライブをみた気がする。ここ数年のライブでは、バッキングのサウンドから小山を感じることができず、常に小山が浮いている気がしていた。充実間に満たされた体をやさしく包むようにトム・ウェイツの名曲"Closing Time" が会場に流れる。この歌でライブの幕は閉じられた。

今夜は良く眠れそうだ。僕はベットに横たわり"Closing Time" で目を閉じた。

 [aspirin-ml広瀬さんより]


96/12/13

渋谷オンエアーネスト

会場に入ると客席の入り口のところに、黒服にサングラスの人が、2人立っていた。ステージの上には、右にギター、左にベース、中央奥にキーボードがセットしてあった。開場の時に配られたチラシの中に小さなブルーのメニューカードが入っていた。

卓治が選んだものらしく、ライブの中で「一番のホルステンビール、ビートルズがよく飲んでいたもの。2番目のボウモアというSCOTCHは、俺がよく飲んでいるもの。3番目のバラトーア・スプマンテは、女性客に気を使った。」と、言っていた。それぞれのメニューの下には、卓治の詩の一部が書かれていた。

いよいよ開演時間になると入り口にいた黒服の二人が入ってきて、ひそひそ話をして、アタッシュケースから譜面を出してそれぞれの譜面台の上に置いて去っていった。そして卓治、島山、スティング宮本が登場。卓治は赤シャツに黒のGパン、宮本は、ビシッとスーツできめていた。

ライブは前回のライブでもやった新曲から始まった。続いて「Night after night」「最終電車」、新曲と続いた。「家族」「The Fool On The Build'」「夏の終わり」を一人で演奏した。この日の「家族」は迫力があった。

MCで“小さな恋のメロディー”の話をした後、スピッツの「チェリー」を歌った。その後、新曲、熱いラブソング「どうしたんだジュニア」(本永氏はジュリアとばかり思っていたが、終演後ジュニアだと友だちから指摘されこの歌の奥深さを知ったそうだ a.kira)と続き「君が本当に欲しいもの」「嵐からの隠れ場所」「これでもくらえ!」で終わり。アンコールは「傷だらけの天使」そして「ショウタイム」で終了。

最後に黒服の二人が出てきてアタッシュケースに譜面をしまってライブ終了。この日一番印象に残った歌は「青空とダイヤモンド」でした。

[急進派 本永氏より]


96/8/23

下北沢クラブQUE

暑い夜だった。いや、熱気があっただけではない。とにかく暑かった。スローな曲の時でさえ額から、首筋から、汗が吹き出した。連れの友だちは音楽を聴いているどころではなかったらしい。2度目のアンコールが終わるや小屋を飛び出していた。
小屋の冷房は僕の観察ではつけたり消したりでかなり節約運転していたように思える。
嬉しかったのは、卓治がぴったりと肌にくっついたシャツをアンコールの時も着替えずに僕らと同じように暑さを共有してくれたことだ。(衣装がなかっただけといううわさも聞くが…)
今日は僕にとって久しぶりのライブだった。ファンクラブの継続の手続きもいつの間にか期限が切れて唯一の情報源を絶っていた僕は、6月のライブのことは知らなかった。(森口さんDMぐらいくださいな)今回は運のいいことに友だちにDMが届きライブのこと知ったのである。
小屋は狭かった。そして前述のように暑かった。入り口の通路の方まで人があふれていた。卓治の根強い人気にちょっとだけ嬉しかった。いつもの急進派?のファンの方たちが野太い声で卓治を呼んだ。
島山さんに続きあっけなく、そう、ひょいっと卓治は現れた。
なんだか40を前にしていちだんと肌のつやがいいような気がする。エステにでも通っているのであろうか?そういえば30〜40代のコヤジの間でエステがはやっているとトゥナイトで特集してたな・・・。などと思っているうちに新曲らしいオープニングナンバーではちきれた。
それにしても「Yellow Center Line」はオリジナルバージョンで歌って欲しいと思うのは僕だけであろうか?スマイリーにも会いたかった。

えっ全然ライブレポートになってないって。ごめんなさい。誰か書いてちょんまげ。

[a.kira]

 


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