翼のアルミ張り

いよいよアルミ張りに突入です。簡単そうな水平尾翼から始めて、垂直尾翼、主翼と作業を進めます。t0.3のアルミ板を使用しました。翼端など変形が大きい場所には、焼きなましたものを使用しました。接着剤は100円ショップの木工用瞬間接着剤です。貼り付けるアルミ板の裏側は接着剤の食い付きが良いようにサンドペーパーで傷を付けておきます。

主翼に細書きペンでパネルラインを描き込みます。パネルラインを描くにあたって主翼上面の鮮明な写真が参照できず、少ない写真と想像を織り交ぜてラインを決定しました。

アルミ張りが終わった状態。細かいパネルもすべて分割して張りましたが、F-105のパネルラインは複雑で素直でなく、パネル間の隙間を均一にすり合わせるのは大変でした。主翼のアルミ張りだけで約1.5ヶ月かかりました。張り終わったものの、凸凹や、隣のパネルとの段差があり、平滑に磨けるか心配です。

表面を磨き平滑にします。F-105上面には大きな折れ曲がりがあります(木目の状態写真で外翼、内翼の接合部あたり)。この折れ曲がりがあるため、磨きが非常にやりにくいのです。写真を見ながらパネルの磨き具合に差をつけました。写真はリベット作業の途中段階まで行った状態です。

リベットはMさんに頂いたリベットツール(クレオス)で1個1個押していきます。私はパンチングメタルをカットして作ったゲージを使用しています。リベットラインに合わせた平行線に沿ってゲージを移動しながらリベットを打っていきます。これまた忍耐の作業ですが、うっかりするとゲージがずれたり、打たなくていいところまで打ってしまったりと、気を抜けない作業です。アルミ板は気を付けて張ったつもりですが、接着が完全では無く浮き上がったところがあり、その部分にリベットを打つと大きく凹んでしまい、非常にみっともない状態になってしまいます。修正はほとんど不可能で、アルミ張りが終わった後では、目立つところに出来ないように祈るしかありません。


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