フィゼラー Fi156 シュトルヒ

3000円くらいで買ったTAIYOのP-51、あまりうまく飛ばせませんでしたが捨ててしまうのはもったいない。そこでこのRCメカを使って別な機体を計画しました。

機体は前から作ってみたかったフィゼラー Fi156 シュトルヒに決めました。P-51は重さ100gで、そこそこ滑空しますのでパワーが非力でも水平飛行は可能です。そこでFi156は、P-51よりも翼面積が少し大きくなるように縮尺を1/20として、重さは100gを目標にしました。

胴体はバルサの骨組みに平面の0.5mmスチレンペーパーを張りました。機首部分はバルサで、モーター、バッテリーのメンテは機首部下半分のカバーを開けて行います。 主翼取付部は大きな窓になっていて、ここに太い構造材を通すとコックピットの実感を損ねます。主脚の取付部の強度等も考えてφ3のカーボンパイプで実機に似せたトラスを組みました。結果は上々、軽くて剛性の高いフレームになりました。さすがカーボンはすごいですね。

主脚のサスペンション。スプリングの上のところが関節になっている。下のカーボンパイプが摺動する。サスペンションアームの下のピアノ線はカバーが付くため細めにして、上のピアノ線はスケール感のため太めにしました。

サスペンション部のカバーはt0.5mmのスチレンペーパーです。主翼はカンザシ2本とステーの3点で胴体に取り付けられています。前縁スラット取付部はt0.6mmの航空ベニアです。

塗装完了。主翼の羽布張りの感じはt0.5mmのスチレンペーパーを型押ししたもので、実際にリブが入っているのは3ヶ所だけです。重さは目標を超えて120gになりました。全幅740mm、全長500mmです。

片翼を手で持って撮影しました。フラップ、エルロンともに可動式になっていますが、飛ばす時に現場で適当に角度を決めて固定しようと思っています。

プロペラはバルサ製のディスプレー用です。展示会へ出展したりしているうちに初飛行のタイミングを逃してしまいました。機体を見た友人がちゃんとしたRCメカを積んだ方がよいとアドバイスしてくれました。確かにその通り、思案中です。



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