零戦2

いつも悩むのが主翼の翼型です。実機の雰囲気を壊さず、模型としては出来るだけ性能のいい翼型にしたいというのが狙いです。低速のフリーフライト機や、初級RC機は大抵クラークYタイプの翼型を使っているようですが、クラークYは前縁の感じや裏面が平らなところなどが、実機の雰囲気を損ないます。そこで私はクラークYの最大翼厚部より前の部分を実機に似せて変形させています。これがどの程度性能低下に影響するか不明ですが、外観に与える効果の方はなかなかのものです。

龍ヶ崎の飛行を再現するには最低ロールぐらいは出来ないと、あの感動を再現できません。そこでエルロンを可動とすることにしました。横方向のコントロールをエルロン式にすると重量的に不利になるのが予想されますが、戦闘機らしい飛び方を期待して決めました。

スチレンペーパー機の主翼はあまり骨がいらないのですが、今回はねじり剛性を上げるため3本の桁を入れました。中央のサーボはGWSのPICO.STDです。左右に伸びているロッドはφ0.8のピアノ線、クランクは航空ベニア製です。エルロンの舵面は翼の上面を貼ってから切断します。その方が翼のねじれをチェックしやすいのです。クランクは翼下面の排莢穴周辺のパネルを開けてメンテをします。(実機は開かない?)
翼中ほどの短いリブは主脚の取付部です。主脚は差込式で飛行時には取り外します。本当は引込脚にしたかったのですが(10年早い)、操縦が下手で脚はほとんど無用の長物です。まだ通算の飛行時間が15分程度で、いつも墜落でその日の飛行を終えます。零戦が完成するまでに、フライトシミュレータをやり込んで腕を上げなければ・・・


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