零戦8

 「誉21」モーターの更なるパワーアップということで、STLジャパンの白川さんからいろいろとアドバイスをいただきました。その内容は、バッテリーの電圧を上げ(誉21は6V〜9.6Vと大変広い許容範囲を持っています)てパワーを上げ、ギア比を変えてより大径のプロペラを回すことです。無償で提供いただいたギア(10:42)と210mmのプロペラを組み込み、8.4Vのバッテリーを購入して飛行に挑みました。機体の重量はちょうど200gです。

しかし、ドジなことに8.4Vと思って購入したバッテリーが7.2Vであることに前日に気が付き、前回と同じく7.2Vで飛行することにしました。当日は、無風の晴天で絶好のコンディションです。飛ばす時になって気後れし、操縦を同行したベテランの方にお願いしました。手投げ後、やや沈み込み気味で少しはらはらさせられましたが、すぐに高度を上げ始めました。飛行速度はかなり遅いようです。しかし、スケールに対してはちょうど良い速度のように感じました。

上空を何度も通過する姿を撮影しましたが、残念なことにデジカメの設定が低解像モードになっていてクローズアップが出来ません。見事な着陸後、バッテリーを替えて2度目の飛行をします。1回目の時はかなり突っ込み気味で、常にスティックを引いた状態だったそうなので、バッテリーの搭載位置を後退させて重心位置をやや後ろにしました。しかし2回目は不安定で速度に乗れず、安全のため早々に着地しました。重心を下げすぎたのかもしれません。

青空の中、ゆったりと飛ぶ零戦を見て感激しました。2001年1月にRC零戦の計画を始めてほとんど1年になりますが、やっと満足に飛ぶ姿をながめることが出来ました。あと残っている課題は自分で自由に操縦することですが、そのために、もう少しディテールを省略したスケールの練習機を作ろうかと考えています。


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