マクダネルダグラスMD-90

長い胴体、小さな主翼、そのプロポーションがスマート過ぎて、飛んでいる姿が妙に繊細で目に焼きついています。通勤途上で毎朝JALのMD-90を見ていて、いつか作ろうと思っていました。

塗装はJALではなく尾翼のマークが魅力的なサウジアラビア航空にしました。背中の淡いピンク色はなかなか色が決まりませんでした。写真を見て背景や空の色などで補正しながら推定しましたが、砂漠の色という先入観がありベージュに近い色に偏りがちになりました。

機首の長さを強調した写真。側面の窓は自作のデカールですが、貼り付け位置が少し下がり気味です。実はこのデカールを作成後、アルプスのMDプリンタが壊れてしまい、間違いに気付いていながら修正が出来なくなってしまいました。

MD-90の胴体断面は二つの円がくっ付いただるま型です。百円ショップで売っていた桐材(φ30丸棒とt20平板)で胴体を作りました。主翼は朴と表示のあった板材ですが木目が粗く硬い材料で成形に苦労しました。

塗装前の状態。エンジンは白の試し塗装がしてあります。パイロンはt01のアルミ板を貼りました。

魅力的な尾翼のマーク。クロスしたサーベルの下側の薄い青は濃い青の背景とグラデーションになっています。しかしデーカルではこのグラデーションがうまくいかず、試行錯誤を繰り返しました。結局、網掛けでクラデーションを表現しましたが、網掛けのパターンが見えてしまいます。

青空の中を飛ぶMD-90。合成写真です。機体を糸で吊り下げて撮影し、機体だけを切り取り、青空の背景に貼り付けました。

高空を巡航するMD-90。こちらは濃いブルーの背景に貼り付け、飛行機雲を他の写真からコピーしました。


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