撮影は去年１１月に緑山スタジオで行いました。MiGはテグス４本で上から吊りましたが、振れ止めのため主翼のテグスは横から引っ張るように張りました。カンザシが抜けるのではないかと少々心配しましたが、大丈夫でした。
　ブルーのスクリーンを背景に撮影します。モニターで見るとモーターの回転が速すぎてプロペラが回っているのが映りません。急遽、ブレードに黒い紙を貼ることになり、スタッフの方が手際よく作業を行いました。背景に青空と緑の山の映像を重ね合わせると、今まで模型飛行機に過ぎなかったMiGがたちまち実機のような迫力で映り、驚かされました。
　広いスタジオの隣ではドラマ部分の撮影が行われており、見学することが出来ました。こちらはグリーンバックでの撮影で、同じように中国で撮影された風景と重ね合わせると、俄然映像がいきいきとしてきます。スタジオには30〜40人ぐらいのスタッフがいて、皆自分の仕事を自信を持っててきぱきとこなしている姿が印象的でした。ドラマを作る仕事はとても大変そうでしたが、楽しくやりがいのある仕事だと感じました。