- 主翼は型紙を作り、型紙に合わせてスチレンペーパーを4枚切り出します。スチレンペーパーには表裏がありますから同じ向きのものを2枚ずつ切り出します。切り出したスチレンペーパーは翼形に合わせてカーリング(机のかどなどにこすり付けて円筒状にくせを付ける)をします。カーリングによって翼の断面形状やねじり下げなどが作られますので重要な作業です。後縁の内側はクサビ状にサンドペーパーで削っておきます。
- リブは翼形よりも1mm外周を小さくした形で航空ベニアから切り出します。軽い機体ならばハードバルサでも充分です。
- 下面用のスチレンペーパーの前縁を3mm幅で切り取ります。リブと桁、前縁バルサをスチレンペーパーに接着します。後方の桁は墜落時の衝撃で後縁が挫屈するのを防ぎます。翼端のスチレンペーパーは翼端の補強と整形用です。
- 反対側の翼も同様に作ります。中央翼もリブと桁で補強します。
- カンザシ(カンザシの項を参照)で左右の翼をつなぎます。リブのカンザシを取り付ける位置に少し大きめの穴を開けます。連結する翼の下面同士に段差を作らないように注意しながらカンザシをバルサブロックで翼に接着します。
- 翼の上面を接着します。反対側の上面を接着したら左右の翼にねじれが無いかチェックします。このとき捩り下げの程度などを調整します。
- 接着剤が完全に硬化したら上面の前縁に張り出した部分を切り取り、t3のスチレンペーパーを前縁部に接着します。接着剤が硬化してから前縁材を翼型に合わせて整形します。

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