中島97式戦闘機 キ-27
縮尺 全幅 全長 重量 動力 材料 初飛行
1/24 470mm 320mm 60g RB SP 2002.05.25

やっとロールアウトしました。97戦は機首が短く、前後のバランスを取るためにたっぷりと錘を積みました。動力ゴムを含んだ重さは60gになってしまい、軽戦とは言えなくなってしまいました。

この写真は私の母に貰ったものですが、飛行機趣味に関して、母との唯一の接点がこの写真です。写真が入っていた封筒には「大日本国防婦人会金沢地方本部献納、愛国第470(国婦石川)戦闘機、陸軍省」とあります。

愛国470(国婦石川)です。マークは第11戦隊にしてみましたが、実際にはどこに配属されたのでしょうか。

例によって手持ちによる空中姿勢です。主脚は直径の大きなプロペラをクリアするため、オレオが伸びた状態の長さで作りました。

97戦は頭デッカチな機首や、やわらかな曲線の脚カバー等、特徴が多いのですが、何れも作り難そうな形状です。胴体がカウリングの後ろで大きく絞り込まれていて、そのままモノコックで作ると墜落衝撃に対して弱そうなので、カウリング部は二重構造にしました。また固定脚機は脚を破損しやすく、丈夫に作ると重くなるという悩みがあります。この機体の場合は、脚の取り外しを可能とし、修理をしやすくすることにしました。

作業の手順を写真で紹介します。

1.発泡スチロールから胴体ブロックを切り出します。 2.カッターとサンドペーパーで丸みを付けます。スチレンペーパーの厚み分、細く作ります。
3.補強用のバルサを両側に貼っておきます。 4.スチレンペーパーを貼ります。セロテープで固定します。
5.2つ割りにして発泡スチロールを取り出し、再び接着します。カウリング前部をバルサで作り接着します。 6.カウリング後部をt0.8バルサで貼ります。尾翼とカウルフラップ部に切り込みを入れます。
7.材料の切り出し。尾翼はバルサにしました。 8.主翼補強材の様子。主脚はゴムブッシュに差込む。
9.脚カバーは木型を作り、塩ビ板を絞りましたが合わせがうまくいかず失敗(下)。t0.8バルサで作ることに(上) 10.尾翼は飛ばすときの調整がし易いように蛇面を分割。紙でフィレットを作ります。
11.バルサの機首は目止めしてからサーフェーサを塗り、排気管の穴を開け、筋彫りを入れます。 12.コーナーRが付いたパネルは筋彫りが面倒なのでアルミ板を貼ってしまいました。
13.パイロットはスタイロフォームで作ります。カッターで大まかに切り出して、サンドペーパー、細ヤスリで表面を均らします。 14.プラモ用塗料を厚塗りしてスタイロフォームの凹凸を埋めます。顔を描くときには必ず写真を参照します。
15.コックピットの主な部品です。 16.パイロットは女性的な顔になってしまいました。その割には首が太すぎる。。
塗装前の状態。 特徴的な環状滑油冷却器は、エナメル線を巻いて作ります。

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