中島キー84「疾風」

ハセガワの1/48「疾風」は、全体のプロポーションから細部まで考証が行き届いていてすばらしいキットだと思います。しかし、風防の可動部の下側が横に張り出していて閉めた状態では収まりが悪いとか、脚が固定されないなど気に入らない点もいくつかあり、完璧ではないようです。
今回、久しぶりにプラモを作ったのですが、戦争当時に撮影された疾風の写真の中で私の最も好きな写真を再現して見る事にしました。
満州から生まれ故郷の中島飛行機の工場がある大田飛行場戻って仲間達と翼を並べているところです。夏草が生い茂った広々とした景色は、なぜかのどかな感じがします。終戦後の撮影で、最早解体を待つだけなのかも知れません。


疾風は機銃のガス抜き穴の位置とサイズを変更して乙型に改造しました。後に見える機体はキー36のようですがプラモが無かったためハセガワの1/72キー51で代用しました。さらに後の疾風はDOYUSHAの1/100で並んでいる同型の機体は画像処理によるコピーです。
モデルは緑色(スチレンボードにNゲージ用緑色パウダーを接着したもの)のボードの上で撮影し、水田を撮った写真に画像処理ソフトで貼り付けました。


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