スピットファイアMk.U

スピットファイアを選んだのは1/16で胴体の太さが私の練習機とほぼ同じになるからです。パワー不足で悩む零戦に対して練習機は6V60gのバッテリーで元気に飛んでいます。パワーを食う主な原因は空気抵抗と考え、現状のパワーユニットで満足に飛ばすために前面投影面積の小さいスピットファイアを選んだのです。

出来るだけディテールの工作を省略して、シンプルなスケールの練習機を作ろうと云うのが目標でした。しかし努力の甲斐なく期待したほど軽くはなりませんでした。7.2V120mAhのバッテリーを積んだ状態で200gですから、零戦とほとんど同じです。翼下面にぶら下がった冷却器は着地のときに破損しやすいので、バルサで少し丈夫に作りました。省略してもよかったのですが、下から見上げた場合、無いと寂しいと思い付けてしまいました。気化器の空気取入口の後部を少し延ばしてサーボを格納しています。


パイロットのモデルはベッカムです。薄くひげを描いておきました。キャノッピーの形がイマイチです。防弾ガラスのフレームが立ち過ぎている。

リンケージはすべて釣り糸に置き換えました。釣り糸の張り具合を調整出来るように、サーボホーン側の取り付けをM1.6でネジ止めとしました。M1.6ネジのドライバーを上から回せるようにサーボを縦に取り付けました。その結果サーボの下半分が翼下面から飛び出してしまい、気化器吸気口のバルジで覆うことにしました。

モータは”誉”です。ユニオンモデルのギアダウンユニットに組み込みました。プロペラはユニオンのU-21です。スピナーの先端はスポンジで中にユニオンのゴムカバーが入っています。エンジンカバーの固定方法はまだ考えていません。


尾翼が小さいため、操縦性はあまり良くありません。初心者用の練習機には向かないようです。


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