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  <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">
  <META NAME="KeyWord" CONTENT="環境ホルモン濫訴事件；中西準子氏を応援">

  <TITLE> 環境ホルモン濫訴事件；中西準子氏を応援します</TITLE>
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<p>

<P><CENTER><FONT COLOR="#400080" SIZE=+3>環境ホルモン濫訴事件；中西準子氏を応援します</FONT>
<br>
（と言っても遠くから見ているだけですが..）</CENTER></P>

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<table border="0" cellspacing="10" width=90%>
<tr><td>

<A HREF="http://www.i-foe.org/">環境ホルモン濫訴事件；中西応援団</a>というサイトが立ち上がりました。
<br>
これは、産業技術総合研究所・化学物質管理センターの中西準子氏を京都大学教授の松井三郎氏が名誉毀損で訴えた民事訴訟について、中西氏側を、それまで交流のなかったような人々が自発的に応援するとして設立されたものです。
<p>
中西準子氏については、その著「環境リスク学」を以前 <a href="book04.html#kr">本サイトでも紹介</a> しました。<br>
訴訟の経緯や具体的な資料は応援団サイトにまとめられていますが、私の感じたポイントをいくつかあげておきます。<p>
・本訴訟は、2005年1月に行われた環境ホルモン関連のシンポジウムでの松井教授の発表について、中西準子がホームページ上で寸評したのを名誉毀損としたものである。<br>
・シンポジウムのテーマは「リスクコミュニケーション」のはずだったが、松井氏の発表は自分の専門分野の研究成果を発表しただけで、最後にナノ粒子の危険性に関する新聞記事のコピーを見せて終わりである。<br>
<p>
この松井氏の講演がどんなものだったかについて、ある参加者の感想<br>

<table border=1 width="90%" align="center" cellpadding="8" cellspacing="5"><tr><td bgcolor=#ffffff>

　私はたまたま問題になった名古屋の環境ホルモン国際会議のシンポジュームを聞いていました。<br>
　リスクコミュニケーションのセッションでしたが、パネラーの中で松井さん一人が完全に浮いてましたな。<br>
　リスコミのあり方を議論する場なのに一人とくとくと環境ホルモンがどうのこうのと自分の研究内容を話しており、セッションを間違えていたようで、まるで道化師役。<br>

　話の最後に新聞記事を示して、次のチャレンジはナノ粒子だ、ナノテクも使い方を誤れば新しい環境汚染になると吠えていた。記事の内容は読めなかったが、見出しは従来のホラー記事のようなおどろおどろしたものだった。<br>

　それまでの議論が、研究者もある程度研究内容の重み付けをして、リスコミをしないといけない、と言う議論だったのに、松井さん自身がこれまでのリスコミのあり方はまづかったと反省した風でありながら、従来型の危ないぞ、危ないぞ！と素人を驚かすような新聞記事を写して”次はナノ粒子が問題だ、と言わんばかりだった。<br>
　それまで散々議論されていた研究者がマスコミに話をするとき、リスクの程度を大まかでもいいから明らかにすべきだと言う議論の方向とはおよそ反対の「あおり」をやらかしていた。記事の原論文を当ったふしは皆無だったな。少なくともうんともスンとも言ってはいなかった。<br>
（http://www.nogyo.co.jp/cgi-bin/12ch/read.cgi?bbs=nouyaku&key=1076388504 の75番） 
</td></tr></table>
<p>
他の参加者の感想もありました。→<a href="http://d.hatena.ne.jp/nekoluna/20051019/p1">ここ</a>
<p>
・もしかすると松井教授はそもそもこの中西を座長として「リスクコミュニケーション」を論じようというセッションの設定自体が、これまでの松井教授らの活動を批判するようなものであると感じて不満に思い、セッションテーマとはずれることを承知の上、中西などには口出しできない狭い領域での専門的な研究発表をしたのかもしれないと思う(それなら参加を断ればいいようなものだが・・）。<br><p>
・これについて中西氏は自分のサイトでリスクコミュニケーションの観点から批判的なコメントを書き、それについて松井教授が中西氏に抗議のメールを送ったため、中西は当該記事をいったん削除し、再度検討し年度内には結論を出す旨表明した。<br><p>
・松井教授は、中西氏のその後の回答を待つことなく、3月に名誉毀損訴訟を提起した。代理人弁護士達（４名！）は、環境ホルモン問題の市民団体の事務局長などの主要メンバーで、訴訟にあたり <a href="http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/index.html">「化学物質問題市民研究会」という団体のＨＰ</a> にプレスリリースが出された。
<br>
<p>

そのプレスリリースの提訴理由説明が驚くべきものである。（下線などは引用者。オリジナルプレスリリース全文は　<a href="http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/keijiban/keijiban05.html#掲示58"> こちら</a> )
<table border=1 width="90%" align="center" cellpadding="8" cellspacing="5"><tr><td bgcolor=#ffffff>
２．提訴に至った<font color="#FF0000">理由</font><br>
　<u><font color="#FF0000">本件は、決して、松井氏が個人的な名誉回復だけを求めて提訴したものではない。</font></u>松井氏が提訴に踏み切ったのは、<font color="#FF0000">次のような理由からである。</font><br>
（１）批判そのものが悪いというのではない。むしろ、科学の発展は、建設的批判抜きにはあり得ないといっても過言ではない。しかし、いやしくも「科学者」である以上、他者を批判するときは、少なくとも他者の意見をよく聞き、事実に基づいて、合理的根拠を示して行うべきは当然である。本件のように、碌に他者の発言も聞かず、事実も確認せず、一方的に他者の名誉を毀損するような決めつけを行うことは、「科学者」の名に値しない行為である。ましてや、中西氏は単なる一科学者ではない。科学者を指導育成し、国の科学技術のあり方を決定するという重責を担っている。前記シンポジウムでも、「リスクコミュニケーション」問題の座長を務めていたのである。本件行為は、そのような立場にある者の言動として、看過できないものである。
<br>
（２）さらに、<font color="#FF0000"><u>中西氏は、「環境ホルモン問題は終わった」と考えておられるようであるが、これは大変な間違いである。</u></font>松井氏らの研究成果からも、環境ホルモン問題は、複雑ではあるが、人の健康や生態系にとって、決して看過できない重大な問題であることが明らかになっている。したがって、今後も、ますます精力的に研究を進め、有効な対策を講じることが求められている。中西氏のように、国の科学技術のあり方を決定する立場の人が、そのような<font color="#FF0000"><u>誤った認識</u></font>を持ち、その結果、国が政策決定を誤ることになれば、国民の健康や生態系に取り返しのつかない事態も招来しかねない。特に、次世代の子どもたちの発達や健康への悪影響が懸念される。近年、学習障害（ＬＤ）、注意欠陥多動性障害（ＡＤＨＤ）などの発達障害やアトピー、喘息などのアレルギー児が増加しているが、その原因のひとつに環境中の化学物質の影響が懸念されているのである。<font color="#FF0000"><u>松井氏は、研究者として、国民の一人として、中西氏のこのような誤りを断じて見過ごすことはできないものと考え、貴重な研究時間を割いて、敢えて本件提訴に踏み切ったのである。</u></font>
</td></tr></table>

<p>
・個人の名誉回復ではなく、環境ホルモン問題に関する中西の <font color="#FF0000">考え・認識</font> を糾弾するための訴訟だと自認しているようである。考えが違うからといって訴訟するのは訴訟理由としては異常であるし、まして学者の科学論争では有り得ないことであろう。<p>
・裏読みすれば、環境ホルモン騒ぎで多額の研究費を得てきた研究者集団や市民団体が、こうした「騒ぎ」に批判的でその沈静化を求める中西氏の言論を牽制し、｢被告」のレッテルを貼って社会的影響力を弱めようとするものではないか。「環境ホルモン」の危険性を過大に言い立てることで研究費を獲得してきた研究者と、何か社会運動をしたい人たちの利益を守るための訴訟ではないか。
<p>
・もうひとつは、教授の私怨が主で市民団体が乗せられてしまった可能性もある。中西氏のような人が、大物教授を差し置いてシンポジウムの座長をやり、さらにその講演内容を率直に批判したことに、大物教授が異常な屈辱感を抱いたのかも知れない。何せこの大教授は、自分の肩書きが正確に書かれていないと立腹し、また「自分はきちんと説明したのに、中西氏が『<u>碌に他者の発言も聞かず</u>』批判した」と主張しているのだが、自分はこう説明したという内容は、録音テープを起こしたもので確認すると <u>全然発言してない</u>。言ってない発言を 聞いてないと人を訴えるのは、普通は やらないことである。
<p>
・しかも、「貴重な研究時間を割いて」提訴しながら裁判は市民派弁護士団にまかせきりで登場もせず、訴えられた中西氏側は大変な時間を割いて個人で防御活動をしなければならないのである。
<p>
中西氏は適当に「和解」して訴訟を終わらせるほうが実害は少ないのであるが、こうした不当な訴えを容認することはできないとして、あえて｢反訴」を提起した。これで松井教授が訴訟を取り下げて逃げ出すことはできなくなった。
<p>
今後の展開が気にかかるところであるが、本サイトは上記のような意図による訴訟で中西氏の活動が阻害されることには反対であり、また万一これがあいまいな形で決着すると一般にネット上での批判・論争が大幅に制約される先例となるため、中西支援を表明しその裁判完勝を期待するものです。

<p>
詳細は、以下のサイトなどをご覧ください。
<br>
○<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%A5%BF%E6%BA%96%E5%AD%90">wikipedia/中西準子</a>　　中西準子はどんな人か<br>
○<A HREF="http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/">中西準子のホームページ</A>　（このＨＰの記事が訴えられた。問題の記述は今は削除されている）<br>
○<A HREF="http://risk.kan.ynu.ac.jp/masunaga/名誉毀損訴訟リンクセンター.htm">横浜国立大学　益永研究室</a> 　訴訟の経緯などをまとめている。
<br>
○<A HREF="http://www.i-foe.org/">環境ホルモン濫訴事件；中西応援団</a> 　問題の記事、訴状、各種書証、講演（テープ起こし）など訴訟記録が公開されており全容理解に必須。<br>



<p>
(2005.10.5掲載、11.4追記)
<p>
(2007.4)<br>
2007年3月30日、一審の横浜地方裁判所は、中西氏のHPの記事は名誉毀損にあたらないとして、松井氏の請求を棄却する判決を下しました。松井氏は控訴せず、一審で確定しました。中西氏の勝訴です。

</td></tr>
</table>



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