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禁断の薔薇たち136 妃沙(2編)
 妃沙 初投稿

O嬢の世界を御存知の方ならば、多分、こんな女の気持ちを解って頂けるでしょうか。
美しくなりたいと願っています、誰よりも。

SMの世界に美しさと麗しさ、華麗さを感じます。
平凡な人生を歩んでいる私には手の届かない神聖な世界。

SMだけに止まらない支配欲の在る方に出会いたいといつも思います。
傲慢な事だと思うのですが…。私には何もないのに。
知識も教養も、淑やかさも華やかさもないのに、
だけど、心の底からの従属を誓える男性はそういう方々でしかない気がするんです。

妄想というより、叶えたい夢なのかもしれません。

こんな私でも御傍に置いて下さい。
貴方の脚になり指先になって私はお仕え致します。
愛玩される奴隷になります、性の捌け口となります…
命令には絶対服従します、そしてすべてを捧げます…

わたしのMが、いつか誰かにこう誓える日を待ちつづけてる気がします。

綺麗になりたい。

手枷や足枷、首輪、鎖に彩られた私を見て美しいと感じてもらいたい。
私の中に美しさがあるなどと1度たりとも感じたことがないから、変えて欲しい。

人形として、奴隷として、メイドとして、静物として、
S様の感情を注がれる器として存在してみたい。

こんなことが、誰にも言えないわたしの願望です。

*内なる願望をここに告白したときから妃沙は歩き出している。この世に悔いを残さずに過ごしたければ、自らが求める神聖な世界で肉体を使い切ることだよ。妄想は、解放を待つエネルギーの蓄え。この館で願望を語った何人もの女性が妄想を現実に変えている。綺麗になりなさい。美と快楽を手に入れなさい。
 妃沙 バックナンバー136

このサイトに投稿された女性達の告白を読んでいると、なんと浅ましく醜い、穢れた牝達なのだろうと思います。
そして私も類に洩れず、その同類なのだという事実が非常に恥ずかしくて、言うなれば羞恥心みたいなものに繋がってゆく気がします。

錘のついた枷でも縄でも、効力の強い媚薬でも良いから、とにかく自由の利かない身体にさせ、足許に傅かせて、牝であることがどれだけ罪深い事かをわからせてやりたい。
自分は違うという確信が欲しいのかもしれません。
とことん貶めて、泣かせ、醜い牝ですと認めさせたいのかもしれません。
欲望まみれの女達を、逆らう事が赦されない状況に置き、洗脳しながら私の意のままに育て上げたい。

私の中には、完璧に堕とされ従属の中で平伏したいM性と、憎まれながらも人を貶め、狂わせ、人間の存在を嘲りたいS性と、その両方が混在している気がします。
S性を潰されたいと願うMの部分が今はとても大きいけれど…。

自分がMだと思う時、完璧なサディストを羨望するんです。
穏かにほほえみながら、平気で人の心を抉り、たしなめながら嘲る言葉を持つSになりたいと思うんです。

*快楽の前に素直になることが醜い?穢れている?妃沙の口から羞恥心という言葉が洩れた途端、その言葉はすでに妃沙が内包する牝なる部分と破廉恥な行為に加担しようとしている。妃沙はすでに感じ取っているはずだよ。自分の前に最も傅かせたい女が誰なのかを。それは、妃沙自身・・・。妃沙が羨望する完璧なSとは、妃沙の欲望を知り抜いた妃沙自身に他ならない。でも、妃沙のM性は決して自己完結することなど望んではいない。解き放ってあげられるのは妃沙自身。

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