名前の示すとおりブラジル原産のサボテンです。南米原産のサボテンには美しい花を咲かせるものが多くありますが、ブラジリカクタス属の仲間は雪晃と黄色い花を咲かせる黄雪晃の2種類だけの小さなグループです。 |
このサボテンの特徴は何と言っても開花時間が長いことです。通常のサボテンでは、花は2~3日で枯れてしまい、しかも開花するのは昼間か夜だけ、と言うものです。しかし、このサボテンは約2週間にわたって夜昼なく咲き続けるという性質があり、まるで我らサラリーマンの味方のようなサボテンです。密生した白い刺と朱色の花の対比が大変美しいサボテンです。株の直径が4cmを越えたあたりから花を付け始めます。 花期は概ね春と秋ですが、“概ね”と申し上げたのは、天候の具合や体調で大きく前後するためで、実質的に特に定まっていない、と言っても良いかと思います。
さて、栽培に関してですが、寒さにも強く、栽培に当たってこれといって特に注意すべきことはありません。冬場の日照時間が多少短くてもちゃんと花が咲いてくれます。とはいえ、冬場の日照時間が長ければ、その分たくさん花が咲いてくれますので、是非冬場も充分に日光浴をさせてあげましょう。 因みに、花の周りにある突起物は前年咲いたの花の実(タネ)です。通常サボテンは自家受粉しないのですが、雪晃は自家受粉するようです。タネから育てるのはサボテンの場合結構難しいのですが、このタネを蒔いて育てたものが今6鉢だけ元気に育っています。まだ大きさは直径3cm程度ですが、花をつける日を楽しみにしています。
→ 遂に咲きました(99/2/10)。\(^^)/
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上記雪晃と同様、開花時間が長いことが特徴です。このサボテンも約2週間にわたって夜昼なく咲き続けるという性質があります。花期が概ね春と秋、というのも同じです。ただ、花そのものは雪晃とは随分異なます。まず、色は薄黄緑ですし、写真右下にありますように蕾の先が少し開くに留まります。直径は15mm程度です。
蕾も薄黄緑ですが、刺も半透明の黄色で、その刺が蕾の周りでキラキラと輝き、あたかも黄金の輝きを放つビーズのように見えます。 因に、このサボテンも自家受粉し、開花後に種をつけます。種を作るにはそれなりに体力を消耗しますので、花後は早めに摘み取っておく方がよいでしょう。で、萎れた花ですが、簡単にはねじり取れませんので、小さな先の尖ったはさみ(例えば、眉を整える為に使うはさみとか)で根本から切り取っています。
さて、栽培に関してですが、上記雪晃と変わりません。寒さにも強く、また、夏の強光線にも強く、特に注意することはないと思います。 |
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