サボテンはもともと非常に種類の多い植物で、その数は幾千にも及びます。今日普通の園芸店で売られている殆どの植物は人間の手による交配であのような美しい花を咲かせているのですが、殆どのサボテンは原種、つまり人の手が加えられず、もともとあのような美しい花を咲かせ、美しい刺を持っているのが特徴です。 しかし、最近では結構多くの園芸種(交配種)が出回っています。特に、ロビプシスという種類は、大きく色鮮やかな美しい花が次々に咲き、しかも栽培も簡単、という素晴らしいものです。
ただ、このように簡単に育てられて美しい花が咲くものばかりに皆さんの目が行ってしまって古来のサボテンが見向きもされなくなってしまうというのは、私のようなサボテン愛好家にとってはちょっと寂しいことです。
無論、園芸種は駄目、といっているのではありません。ただ、是非購入の際にそのサボテンが原種なのか園芸種なのかを気に留めていて欲しいのです。 では、何故サボテンはこんなに種類が多いのでしょうか。これはまた後で述べたいと思います。
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