学習指導要領の改訂 どうなの 本文へジャンプ


少人数(指導、学級)が学力向上に優位な結果をもたらす

初の実証研究が9月末に発表


 9月5日開催の中教審の初等中等分科会と教育課程部会の合同会議の討議のなかで、委員の小川正人・東大教授は、発言のなかで大要つぎのようにのべました。

 これまで、少人数指導、少人数教育の(学力形成上の)効果をめぐり、さまざまな議論があった。それはすべて教員、保護者の意識調査が中心であり、学力調査ではなかった。そこで昨年来、文科省の委託研究で、少人数教育の研究にとりくんだ。その報告書を9月中に発表するので、参照していただきたい。

 調査の対象にしたのは、教員加配がある195校で、その指導形態の別を調べた。
 @1クラス35人以上でいっせい授業
 A1クラス35人以上で習熟度別授業
 B1クラス20人前後でTTなどの少人数授業
 の3類型を調べた。

 プレテスト、ポストテスト、質問調査をした。

 その結果、「B1クラス20人前後でTTなどの少人数授業」のパターンが、ほかの2つのパターンに比べ優位な結果が出た。 (注・成績がよかったという意味だと理解した)


トップページ