Live Depot
Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.104 2003/05/08 ON AIR (guest:INSPi)
「こんばんは!大江千里です。みなさん、ようこそ!ようこそTFMホールに。いやぁ、すごいですね、超満員ですけど。みなさ〜ん、元気ですか〜?(笑)。そんなくしゃくしゃな顔して元気で〜すって(笑)。ありがとうございます、リアクションを」
(INSPi登場)
千「こんばんは。INSPiの六人がそれぞれのスタンドからそれぞれのマイクロフォンを取りました!さぁまずはメンバー、ハンドマイクを持ってステージ中央一列に並びました。それぞれのコスチュームです。まずはアカペラでご挨拶をしていただきましょうか」
(INSPiのアカペラ)
大倉「どうもこんばんは〜、INSPiです」
千「どうもようこそ!一年ぶりですね、ウェルカムバックでようこそです。改めてお一人ずつ担当と名前をお願いします」
北「ボーカル、北剛彦です。よろしくお願いしまーす」
大倉「ボーカル、大倉智之です。お願いします」
奥村「ボーカル、奥村伸二です。お願いします」
杉田「ボーカル、杉田です。今日はみんなに会えて嬉しいです」
塚田「ベースボーカル、塚田陽です。よろしく」
渡辺「ボイスパーカッション、あとドラムス、渡辺崇文です。よろしくお願いします」
千「みなさん、なんか随分堂々とされたというか、自信に満ちあふれた感じで」
杉田「前出たときよりちょっと成長した感じしますか」
千「しますよ!」
大倉「前は随分おどおどしてた(笑)」
千「おどおどまではいかないけど(笑)」
杉田「四人から六人に増えましたからね」
千「あのときも北くん…北くんじゃない、渡辺くん。ごめんごめん(笑)。渡辺くんがサポートでついてくれてて。で、正式メンバーになって、それで奥村さんも」
杉田「はい、奥村が出て来て」
千「どうですか、このグループは。居心地は?」
杉田「いやぁいいグループですよ」
千「そんな、僕の目を見ながら(笑)。目を揺らさないでください(笑)。奥村さんもね、元気ですか、奥村さんじゃない、大倉さんだ(笑)。僕ね、うけようと思って言ってるわけじゃないんですよ(笑)」
大倉「六人いるとやっぱり覚えられないですよね」
千「北くん」
来た「はい、僕です」
千「北くんも素晴らしい。首飾りは、でっかいですね。奥村さんもすごいですもんね」
奥村「ジャラジャラ、二つもつけてね」
千「それ、おばあちゃんが手に持って(笑)、祈りを捧げるときに(笑)。去年の二月以来、二度目の登場ですけど、つい先日新曲『咲桜』が出ました。かなりハードな全国キャンペーンそしてライブ中ということです。今月の後半から北陸、仙台、いろんなとこ…」
杉田「いえ、もう行って来たんですよ。ぐるっと回りましたね」
千「どうですか」
杉田「今月は本当にいっぱい回らせてもらって、ホンットに全国のおいしいもの、いっぱい頂きまして(笑)」
千「そっちか(笑)。たくさんのファンの人に会えて」
杉田「全国でみなさんに会えて、ホント嬉しかったし楽しかったですね」
千「嬉しいの前で詰まるなよ(笑)。花見とかやったんですか」
杉田「花見ね、そうそう、リハーサルしてて、その夜に桜がちょうど満開の時期で、『咲桜』というシングルをリリースするんで、一回みんなで見に行こうということで、都内某所で花見したんですけど、夜桜ですごい良かったです」
千「六人は一緒に合宿してるんでしょ?桜見に行こうよって言って、みんなでワイワイ?」
北「そのときはリハの帰りだったんですけど、結構一人で見たいなっていうときもあって」
千「あぁ、浸りたいよね」
北「そうそう。今一緒に住んでるんでね、逆に」
千「そこらへんの話、あとでゆっくり聞かせてくださいね。じゃ、リーダー杉田さんからINSPiを代表してライブの前に一言」
杉田「この会場のみなさん、そしてラジオの前のみなさん、今からちょっとの間ですけど肩の力を抜いてリラックスして、僕らのライブを楽しんでください」
-CM-
(INSPiライブ)
『月に願う』『風になりたい』
-CM-
千「(千里さんのピアノ演奏からスタート。メロディは『風になりたい』)セッションタイム!(続いてピアノ演奏)東京FMホールから生中継!Live
Depot〜!INSPi〜!いやぁ、でもかっこいいね」
大倉「ピアノ、かっこいいじゃないですか」
千「あ、ありがとうございます。今、自分を褒めてもらいたくてかっこいいって言ったような(笑)。ハーモニーがグッと揃うときもかっこいいんだけど、ブレスがね、ヒュッと息を吸う音が揃ったときってゾクッとするね」
杉田「さすが。聴いてくれてますね。玄人な感じですね」
千「ちょっと玄人出してみたりしてね(笑)。今日のセッションの曲は僕も大好きな、僕はこのグループの曲を聴いて弾き語りを始めたっていうぐらい僕も好きなアーティストの曲なんですよ」
(セッション)
カーペンターズ『青春の輝き』
千「これはみんな好きな曲なんですか」
大倉「そうですね。最近、ライブでよくやってたりしてて」
杉田「今リードに立った奥村伸二が」
奥村「はい、すごい好きで。カレン・カーペンターの歌を真似して歌が好きになったというか。だからちょっとカレン・カーペンターぽく歌っちゃってしまってるところあるんですけど(笑)」
千「でも、その好きだっていう気持ちがグーッていい感じに伝わってましたよね、気持ちよかったです」
大倉「セッション、楽しいですね、ホンマに。普段、僕ら、楽器なしでやってるんで、楽器があると心強いというか、すごく楽しくなるんですけど、ホントに」
千「みんなで作ったテープを僕に届けてくれて、一週間前ぐらいに。それを聴いて僕も練習しようかなってつらつら聴いてるんですけど、やっぱりね、アレンジが出来上がってるんだよね、六人の中で。ベースを入れてもベースが活きひんし、パーカッションも口でやるじゃない。だから、どういうふうに入ろうかなと。たまたまバーで居合わせてポロって横から入って来て、気がついたら七人になってたみたいな、そういうのをイメージしてやったんですけど。楽しかったです、ありがとうございました。INSPiは今メンバー六人で、さっきも話出てましたけど、合宿生活を」
杉田「去年の四月に東京に一緒に出て来て、一緒に住みだして、まる一年立ちましたね」
千「一緒っていうのはどうなんですか。一人ひと部屋ずつあるんですよね」
大倉「それはあります」
千「二段ベッドとか、そういうんじゃないですよね(笑)」
大倉「(笑)。それやったら一年もたへんかったと思いますけどね」
千「まる一年、四月の末に、ひとつ屋根の下で。共同生活に向いてるなって思うのは、この中で誰ですか。わりときっちりやるのは」
杉田「大倉は結構平気やもんな。平気というか(笑)」
大倉「まぁそうですね。わりと気にしないタイプなんで。逆にいうと自分が気にしない分、他の人に迷惑かけてるかもしれないですね、無意識に」
杉田「でも大倉、すごいきっちりしてて、ゴミの捨てる日が、何曜日が燃える日だとか、僕ら、いつも大倉に聞いて。むしろ大倉がいつもやってくれるという(笑)」
大倉「聞く意味ないですよ。僕がいつもゴミ出ししてるんですから」
千「それを率先してやるっていうのは、ゴミがそこにあるとむしゃくしゃするというか」
大倉「いや、むしゃくしゃしないんですけど、ゴミがあるのにね、やっぱりそれは出すもんですからね。やらんでええんやったら僕は全然構わないんですけど、ゴミ収集のおっちゃん、困るかなと思って」
杉田「誰に気を遣ってんの(笑)」
千「前、番組に来てくれたときもこういう感じでしゃべったと思うんですけど、大倉くんもむちゃくちゃしゃべるようになったってことないですか、前より」
大倉「そうですか。そうかな、進歩ですね」
千「共同生活がすごいいいんじゃないですかね」
大倉「人間、前向きに明るくなったと」
杉田「今までは一人で部屋に閉じこもってたけども」
千「(笑)。電話とかどうなんですか。共同の電話なんですか」
大倉「いや、電話はみんな各自携帯で」
杉田「家に電話引っ張ってんのは、僕ら二階、三階って分かれてるんですけど、この後ろに座ってる二階組のほうにしか家電話なくて」
北「そうなんです。二階にしか取れる電話がないんですよ。でも、ほとんどかかってこないよね」
塚田「全然かかってこないです」
千「たまに鳴って欲しいよね(笑)」
塚田「間違い電話はよく。それで起こされたりすると、ちょっとね、腹が立つんですけど」
千「誰やろ、誰やろって思いながら受話器待ってみたりね」
大倉「どんな寂しいんやろ、それ(笑)」
千「一人暮しを僕、始めたときは、自分の留守番電話に自分で入れましたよ、お疲れって」
杉田「(笑)。ちょっと寂しかった時期が」
千「寂しいの長いんですけどね(笑)。そんなのはいいんですけど。長渕剛さんの新曲『幸せになろうよ』、あ、しみるね、このタイトル、『幸せになろうよ』にコーラスと、そのコーラスアレンジしてコラボしたって。どうでしたか」
大倉「レコーディングのとき緊張しましたけど、全部アレンジも任せてもらったんで、チャンスでありピンチだなと思って」
千「(笑)。チャンスでありピンチ?これはもう成功させんと」
大倉「そうですね。頑張って。でも僕ら的に満足できるものいけたと思うし、長渕さんと一緒にコラボレーションして音楽的な作業するって、めちゃくちゃ僕らにとってすごい刺激になったんでホンマよかったですね」
千「どういう会話で進めるんですか。長渕さんの声と一緒にはもったりとかもするんですか」
杉田「基本的に僕らがアレンジを何パターンか作って行って、まず長渕さんの前で歌って、今のやつと最後にやったやつ良かったから、これ組み合わせてみようとか、そういうやり取りで」
千「なるほど。長渕さんが出来上がったときに聴いてどういう反応示されてました?」
杉田「僕らブースの中で歌ってたんですけど、ブースの外から、こうポチッと押したら会話できるのあるじゃないですか、あれ押されて。歌い終わったあと何言われるんやろと思って。長渕さん、おもむろにポチッと押して、きれいだよ〜、すごくいいよ〜って(笑)」
千「それ、胸にギター持って?」
杉田「(笑)。いや、めっちゃ嬉しかったですね、やっぱり」
千「残るもんですからね」
(INSPiライブ)
『ちっぽけなボクにできること』『What's my life?』『咲桜〜さくら〜』
-CM-
千「お疲れさまでした。どうでした?」
北「広くて響いて、すごい気持ち良かった」
千「天井高いんだよね、ここ。響くよね」
北「前に来たときも思ったんですけど、すごい気持ち良く歌えるんですよ」
塚田「ボク、ベースボーカルで低音を出す職業なんですが、すごい響くんですよね、ここが。ホント気持ち良かったです」
千「腰がグッとソウルに動いてましたもんね」
塚田「はい(笑)」
渡辺「僕、ボイスパーカッションなんですけど、機材とか場所とかにすごい影響されるんですけど、今日はすごい気持ち良かったです。お客さんも気持ちよさそうに聴いてくれて僕らも楽しかったです」
奥村「今日は最後の『咲桜』が一番気持ち良く響いて歌えたなぁという感想です」
千「散ってくる感じがありましたね。あの、髪型、いいですね」
奥村「(笑)。すごいでしょ?もみあげが三つ編みなんですよ」
大倉「今日作ったん?」
奥村「いや、昨日」
大倉「僕も今朝初めて見たんです」
千「どうなってんねやろってさっきから気になってたんですけど謎が解けました。杉田さん」
杉田「二回目やったんですけど、一回目のときはデビューして間もない頃やったんでガチガチやったんですよ。でも今日はリラックスして楽しく歌えました。ありがとうございました」
大倉「ホンマにセッションが楽しかったですね。千里さん、どうかなってチラッと見たら、千里さんもすごい盛り上がってこっち見てくれたりしてね。セッションって、そういう視線のやり取り楽しいってありますね」
千「あるよね、気配をね」
大倉「気配を読みあって。それがすごい楽しかったです。ありがとうございました」
千「こちらこそ、ありがとうございました。さて新曲でましたね。今日のアンケートにもあったんですけど『さくらはなぜ桜ではなく咲く桜と漢字で二文字書くんでしょうか。教えてください』」
大倉「咲く桜、漢字二文字でさくらと読ませようというふうに。普通日本語では読まないんですけど。タイトルに前向きに、桜は散るけど咲くよって、そういう思いを込めたかったんで」
千「桜って一気に咲くじゃないですか。バーンと咲いて、あと、風吹いて雨でじゅうたんになるみたいなね。日本情緒が漂うような」
大倉「結構和っていうのをキーワードに曲を作ろうってことで」
千「INSPiの今後の路線のひとつに、大きな柱になりそうな曲ですよね」
大倉「やっぱりライブの中でいろいろ童謡とかカバーしたりしたんですよ、去年。結構面白いし」
千「どんな童謡やるんですか。『ゾウさん』とか」
杉田「(笑)。『ゾウさん』やったら面白いですね、僕らが(笑)」
大倉「『春の小川』とか『この道』とか。そういう唱歌ですね。そういうのやって。そういう意味で日本的な、僕ら日本人ですからね、そういう僕らが歌える音楽って何があるかなと思って探してたときに作った曲なんで」
千「いいっすね。なんかね、見えますね」
大倉「結構狙ったものができたなって」
千「プロモーションビデオで大倉さんが雪駄で水の中を(笑)。かなり頑張って」
大倉「寒かったんですけどね」
千「撮影、大変だったでしょうね」
大倉「楽しかったです、すごい」
千「プロモーションビデオひとつとってもこだわってやってるのって、この一年間、自分たちがこう変わったなって、ま、いろいろあったと思うんですけど、何が一番、さっきちょっと落ち着いてできるようになったみたいな話も出てたけど」
杉田「デビューして最初の頃は右も左もわからず、とりあえず与えられたものをこなしてるってだけやったかもしれないですけど、最近ホンマ、元々の原点に戻って音楽の楽しさみたいなものを自分たちで味わいながらできるようになってきたなと。だからステージの上も楽しくなってきたし、今こうやって歌えてることがホント幸せや、楽しいなと思えるようになりましたね」
千「音楽漬けの一年だったんでしょうね、きっと。まさに願ったりの。今後ライブ、シリーズでやるんですよね。INSPi cafe、Vol.9、Vol.10、6月の6日、7日、二日間連続で表参道のFABで。ゲストが…」
大倉「毎回毎回ゲストを呼んで今日やったようなセッションとかやって。誰とはまだ言えないですけど」
千「あ、そうですか」
大倉「実は千里さんかもしれないんですよね」
千「実はこんなふうに聞いてて、僕がいきなりポンと出てきたりね(笑)」
大倉「いつかそういうふうに来て欲しいなと」
千「やろね、またね。番組にもまた帰ってきてください」
エンディングテーマは『輝きの先へ』