Live Depot
 Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.105 2003/05/15 ON AIR (guest:GATS TKB SHOW
「こんばんは、大江千里です。ようこそLive Depotへ。ラジオをお聴きのみなさんも一週間のご無沙汰でした」
(GATS TKB SHOW登場)
GATS「どうもこんばんばー」
千「こんばんは、久しぶりー、Yeah!」
GATS「お久しぶりです」
千「この番組、二回目の登場ですけど。なんか雰囲気が違うなと思ったら髪型が…」
GATS「髪が伸びまして」
千「前はつるつるでしたね。これはなんか心境の変化なんですか」
GATS「あんまり変化ないんですけど。忘年会で伸ばそうぜみたいな話になっちゃって。じゃ、やってみますってなんてところで(笑)」
千「なんか服もね、今日ね」
GATS「服もちょっとカラフルに春っぽく」
千「春っぽく、いい感じですね。GATS TKB SHOWは2001年の秋にメジャーデビューして、去年の六月にこの番組に出てくれました。そして秋にはファーストアルバムが出て、先日ミニアルバム『Passage』が出ました!」
GATS「ありがとうございます」
千「このラジオを聴いてるみなさんの中でももうチェックをした人多いと思うんですけど、素晴らしいアルバムで」
GATS「あ、ありがとうございます」
千「今日はその中からも演奏してくれるということで」
GATS「今日初めてやる曲もあるんで」
千「あ、そうですか。楽しみにしてますんで。よろしくお願いします。GATS TKB SHOWは人数がそのときどきで変わるということですけど、今日は」
GATS「今日は六人かな?六人です」
千「じゃゴージャスな演奏を期待しています」

-CM-

(GATS TKB SHOWライブ)
『完全?不完全!?』『Passage』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)東京FMホールから生中継、千里のLive Depot、今日のゲストはGATS TKB SHOW〜!今日は演奏はもちろんですが、いいっすね、そのシャツ」
GATS「いいっすか?みんな、なんでウケんだ?」
千「いやいや。髪型とシャツがだんだん目に馴染んできました。ニューGATSですね。さて、今日はですね、GATS TKB SHOW、キーボードが三人おります」
GATS「そうですよね、三キーボードですね」
千「今日やる曲はGATSも大好きなダニー・ハザウェイ」
GATS「『愛と自由を求めて』ってダニー・ハザウェイで一番好きなアルバムなんですけど、その中に入ってる『LOVE LOVE LOVE』って曲を」
(セッション)
ダニー・ハザウェイ『LOVE LOVE LOVE』

千「ダニー・ハザウェイの『LOVE LOVE LOVE』、いきましたね」
GATS「春っぽいですよね。素敵な曲で僕はすごく好きなんです」
千「GATS TKB SHOWの、原曲とは違うノリがあって、その中に混ぜてもらったっていう感じで非常に楽しかったです。前回は『What's Going On』、これもダニーバージョンで?」
GATS「そうですね。僕ら、ダニーとマービン・ゲイと半分半分くらいなところを狙ってるんですけど、一応ね」
千「今日の感じはどうでした?」
GATS「いや、いい感じじゃないですかね」
千「ところで去年は78本のライブ」
GATS「でもね、ここ五年ぐらいだと78本ってそんなに多くないほうなんですね。大体80本から100本くらいの間をやるという」
千「結構やってますね」
GATS「やってますね、ライブ命なんで、もう」
千「印象に残ってるライブとか。今だから言える失敗談とか」
GATS「去年11月の頭に名古屋で、ツアーというか初めて三日か四日かぐらい連続で長めのライブを東京と名古屋と金沢でやったんですけど、名古屋で、『TKBのテーマ』って、TKBってみんなで言う曲があるんですけど、最後バーンと締めるときにちょっと飛ぶんですよ。こんな僕、100キロ以上あるんですけどポーンと飛ぶんですけど、そのときにシールドが、コードって丸いじゃないですか、これが下にあって足の下でツルッと。これ、クルッてなったんですね。ボンとこけて。どっこも傷はないんですけど、それが異常な爆笑を誘ってしまい、そんなつもりでやってたんじゃないのに最後にコミックバンドみたいになってしまったっていう」
千「(笑)。飛んでも目立つんだね。GATSくんはすごい花粉症で春先は大変だったって」
GATS「大丈夫ですか?花粉症」
千「僕は去年、今年あたりからジワジワ来てるんですよ。今年は結構辛かったですね」
GATS「あ〜ヤバいですよ」
千「まだなんか続いてるような気がするんですけど」
GATS「まだね、たまに僕も感じてます」
千「あれってどうしようもないですよね」
GATS「どうしようもないですね。ちょっと運動したりするといいみたいですけどね。歌うとね、早く喉枯れちゃうんですよね」
千「作曲とかやってて(ピアノの音)あ、いい感じにきてんじゃん、この次…フンフンフン、みたいな感じになっちゃって(笑)」
GATS「あれ波があるんですよね」
千「自分を刺したくなるね、シシカバブにしてね」
GATS「波があるんですよ。だから作曲やってても急にあ〜っ、来た!ってなるんですよね」
千「その来たっていう波と作曲の波が一緒に来ちゃうっていうね。そんなわけで曲作りも大変だと思いますが、このアルバムはいろんな楽器、デモテープ、自分で全部やって?」
GATS「そうですね」
千「弦とかブラスとかどうするんですか」
GATS「口で言うんです。今日もさっき『Passage』って曲あったんですけど、ホーンセクションが入ってるんですけど、パラパパパラパラパパパラパパッパっていうんですけど、これを自分のコンピュータの中に自分で三声で重ねて、それをアレンジャーの人に渡して、こういうふうにしてくださいって。で、管の特性ってあるじゃないですか。どこが出ない、この楽器は出ないと。そういうとこだけなんかアレンジしてくださいって言って渡しちゃうんですね。弦とかもそうで。♪キャっ、ターンとかやるんですよ、自分で(笑)」
千「(笑)。それ、聴いてみたいですね、一回ね。去年はちなみに何に、去年のアルバム作るときは凝ってたんですか」
GATS「去年はドラムでした。去年、ドラム強化年間でしたね。ドラム始めて三年目だったんですけど」
千「そのうちレコーディングとかも全部自分で弾き語って…」
GATS「あ、弾き語ってね。弾き語りに合わせるの、すごいですね。新しいですね、それ。自分で全部やった曲もあるんですけど、それ、ちょっとやってみようかな。弾き語りをして合わせるっていう」
千「今年は自分の中のこれはっていうのありますか」
GATS「今年は作詞強化年間なんですね。詞がね、大変なんで、色々」
千「『Passage』の頭とかガーンと入ってくるんだけど。結構悩んだんですか」
GATS「『Passage』は、僕、曲から書くのと詞から書くのといろいろあるんですけど、詞から書くのが珍しいんですね。その中でも『Passage』のサビは詞から出て来た曲なので、多分強いんだと思うんですよね」
千「そういうのってさ、聴いててグッとね、ストレートに来るっていうかね、ですね」
GATS「そういうのを今年はちょっとずつ。詞を書くのを楽しくしようと思ってるんですね」
千「一番詞を書く上で今年変わったなっていうのはどういう部分?」
GATS「結構自分の性格が割と白、黒みたいな性格なんですけど、人ってやっぱりいろいろ、自分もそうだけど実は悩むとこってグレーなとこじゃないですか」
千「白だけど黒でいかなきゃいけない、とかね」
GATS「とかね。最終的な結果で白黒結構別れるんですけど、僕は。だけど、その間のところが大事だなっていう、そういうとこ書けていけたらいいな、みたいな。ちょっと深い話しちゃいましたね」
千「ここはバーかっていう感じで、いい雰囲気でね。飲んでる会話っぽいですけど(笑)」
(GATS TKB SHOWライブ)
『言えなかった』『HAVE A GOOD TIME〜TKBのテーマ』
-CM-
千「お疲れさまでした!今日ね、リハーサルから聴かせてもらってるんだけど、汗はかいてるんだけど、じんわりって感じで。なんか日常の音楽のモードがそのままステージで炸裂してる感じがして」
GATS「炸裂しちゃってますね(笑)」
千「ときどき鼻かいて歌ったりしてましたけどホントにそんな感じで。楽しんでますね」
GATS「はい。今日も楽しかったですね」
千「GATS、先月末にアルバムが出ました。今回はどんな感じに?ジャケットも爽やか系ですけど」
GATS「春なので爽やかにって思って。元々シングルって話だったんですね。だけど曲があったのでたくさん入れようということで。春ってさ、みんな環境が変わったりする人多いじゃないですか。僕もそういうことあったけど環境変わったりすると大変でしょ?いろいろ。気持ち的にもさ。そういう人の背中、ポンと押してあげられたらいいなと思って。夢の途中と思って『Passage』というタイトルつけて」
千「来月には東京でワンマンライブ。これはどんなライブに?」
GATS「この日は八人ですね。ここ三年ぐらいで一番人数多いという」
千「あと二人は口三味線とかじゃなくて?」
GATS「いえいえ(笑)。あと、手の早いパーカッションの人とコーラスの人を入れようかなと」
千「GATS TKB SHOW、みんな楽器やりながら歌いますからね」
GATS「そういうバンドにしたいんですよ」
千「歌ってるから楽器が弾ける、楽器弾いてるか歌が出てくるみたいなね」
GATS「ボーカルとバックバンドっていうんじゃなくて、みんなでひとつみたいなの、いつもやれたらいいなと思ってんですよね」
千「デビュー二年目ですけど今年はそのライブもあるけど、どんな活動にしていきたいですか」
GATS「今年は夏に向けてたくさんイベントやっていけたらいいなと思ってるんですが、あとシングルを夏あけぐらいに出す予定です」
千「それは内容とか決まってんの?」
GATS「大体」
千「どんな感じですか」
GATS「グッと歌いこみますね。グッと愛について歌おうかなと」
千「バラードですね。それは期待大ですね」
GATS「で、二曲目はドファンクでいこうかなと思ってるんですけど」
千「アルバムもじゃあ」
GATS「まだ半分ぐらいまでしか録ってないんで急に予定変わるかもしんないですけど(笑)。一応そういう予定ですね」
千「でも湧いてきてるっていう感じなんだね」
GATS「曲も三月四月花粉症だったんでガンガン作ってるんで秋ぐらいにアルバム出せたらいいなと思ってるんですね」
千「楽しみにしてますよ。この番組始まって以来の半年に一回出演ぐらいの勢いで来てくださいね」

エンディングテーマは『his life』
「明るさの中に渋みというか、そういうのも混ぜてみたんですが」