Live Depot
Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM
HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.109 2003/06/12 ON AIR (guest:チン☆パラ)
「こんばんは。(会場の歓声に)ウォ〜、スゴイ!今日も満員御礼ですけど、Live Depotにみなさんようこそおいで下さいました。改めまして大江千里です。ラジオ聴いてるみなさんもこんばんは。東京は梅雨に入ってね、雨が降って、止んで晴れたかと思うとまた雨で。こうやってだんだん夏が近付いてくるんでしょうか」
(チン☆パラ登場)
千「(会場の大歓声に)ちょっと、ちょっと、みなさん、僕が出て来たときとテンションが違うじゃないの、全然!みなさん、一言ずつラジオを聴いてるみなさんに自己紹介お願いします」
ヤシ「チン☆パラのリーダー、担当はボイスパーカッションのヤシでーす。よろしくお願いします」
ダイゴ「ベース担当のダイゴです。よろしくお願いします」
キク「コーラスやってますキクでーす。よろしくお願いします」
コータ「リードやってますコータです。よろしくお願いします」
学「コーラスやってます学です。よろしくお願いします」
シモ「コーラスやってますシモです。よろしくお願いします」
千「みなさん出る前に最新シングルの、みんなで声で合わせて緊張解きほぐすような、やってたんですけど、シモさんだけ単独行動でひとりでうろうろしてましたね(笑)」
シモ「ちょっと(笑)、ひとりで練習してました」
千「それぞれの個性ある衣装ですけど、これは自前なんですか」
ヤシ「これもう、普通に自分のって感じで。今日、俺、裸足なんすよ」
千「リーダー、裸足。そして学さんも。やっぱり裸足だとどうなんですか、出やすいんですか」
ヤシ「どうなんですか、学さん」
学「かなり出やすいと思います」
ヤシ「大地から来るパワーがこう、いいんですよ」
千「この細い体に吸い上げられるような(笑)。チン☆パラのプチヒストリーをちょっとここで紹介したいと思いますが。2000年春に結成、ストリートライブやテレビのアカペラコーナーで人気を集めて、みなさん、もうご存知だと思いますが、去年の八月にメジャーデビュー!そして、つい先日、新曲『君にありがとう』をリリース!どうですか、今週はまぁ忙しいと思いますが、どんな日々を過ごされてましたか」
ヤシ「今週は、今度6月の20日と28日にあるライブに向けて練習です。晴れた日は公園でやって、天気悪い日は…」
千「(他のメンバーの様子に)リーダーひとりで頑張って(笑)、もうちょっとリアクションしてあげなさいよ。一緒に練習してたんでしょ?」
コータ「はい、頑張っております」
千「(笑)。じゃ、番組をお聴きのみなさんにリーダーから一言今日の意気込みをどうぞ!」
ヤシ「え〜、今日から梅雨入りですか」
千「いや、僕に聴かれても(笑)。確か、そのはずですよ」
ヤシ「今日から梅雨入りなんでジメジメした嫌〜な気分をふっ飛ばすような歌を歌いたいと思いますんで、よろしくお願いしまーす」
-CM-
(チン☆パラ ライブ)
『Let it go!』『LOVE PHANTOM』『IT'S MY LIFE』
-CM-
千「セッションタイム!(ピアノ演奏しながら♪関東地方、甲信越地方、北陸地方は10日の火曜に梅雨入りいたしました♪)東京FMホールから(なぜか、ここで吹き出してしまう千里さん)生中継、今夜のゲストはチン☆パラ〜!梅雨入りしたジメジメの、辺りはそうですけど、このホールは…」
ヤス「逆に湿気でジメジメ、みたいなね」
千「逆にムレてね。なんでやねん(笑)。みなさんも心はそういう感じ、ちょっとあると思いますけど、今日はもうカラッと」
ヤス「オス」
千「オス、ね(笑)。ビーチの気分で。じゃ、七人でお送りしましょうか」
ヤス「オス」
(セッション)
ザ・タイガース『Seaside Bound』
千「『今は梅雨の季節ですが、そんな時期があったのを忘れちゃうぐらいの夏に向けて、是非うちのおかんの青春、懐かしきザ・タイガースのカバー曲、『Seaside
Bound』を歌ってください、お願いします』というのを頂きましたね。これ、ファーストアルバムでもやってますけど、1967年、ザ・タイガースの曲ですが」
ヤシ「うちのおかんとかですよね」
千「でも新鮮というか全然古くないというか、かっこいいですよね」
ヤシ「そうですね、古き良き…」
千「だから、みんなリアクションをしてちょうだい(笑)、リーダー以外のかたがた。汗をかいたのはわかるけど。(続く沈黙に)みなさん(笑)。どうでした?ピアノに合わせるのは」
ヤシ「すごい楽しかったですね」
キク「本当に、普段はこの六人だけでもっぱらやってるんで、なんか新しい…」
ヤシ「風がピューっと吹いた感じが…」
千「ビーチの風がピューっと吹いた感じで?」
ヤシ「ちょっと微妙だったね、今」
千「いや、クールですね」
キク「全然そんなことないですよ」
ヤシ「阪神ファンヘアなんですよ」
キク「前は灰色っぽい色だったんですけど、ちょっと放っといたら、こんな感じになっちゃいまして」
千「キクくんはなんか瓶ビールが好きだっていう」
キク「ひとりで飲んだりもするんですけど」
ヤシ「一昨日ひとりで飲んだんだよね」
キク「そうなんですよ。今日はちょっと飲まないかんなと思って」
千「みんなで飲んだり、みんなでガッと練習以外で集まったりすることもあるんでしょ?」
ヤシ「練習以外っていうか、ほとんど毎日一緒にいるんで、休みの日ぐらいは別々にね」
キク「でもご飯食べに行ったりしますね」
ヤシ「中々ライブの打ち上げとかでも次の日ステージあったりすると飲めないんですよね、喉だから」
千「楽屋で隣同士だったじゃないですか。隣からみんなで一生懸命、本番までのテンション上げて練習してる様子が壁伝いに聞こえて来て、なんかね、久々に心を洗われるというか。まぁ洗っても汚れてるんですけどね(笑)。B'zの『LOVE
PHANTOM』とか、いわゆるアカペラじゃ難しそうな曲っていうのも選曲されてるんですけど、この曲をやろうって決める選曲のポイントっていうのは何なんですか」
ヤシ「アカペラで誰もやってないような曲がやりたくて」
キク「逆にそこがいいかなと」
ヤシ「普通に自分らは好きな歌だし、これアカペラで出来たら面白いんじゃないかって言って」
千「そういうシンプルな沸き上がってくる興味で」
ヤシ「そうですね。最初からできないと思っちゃうとできないんで」
千「アカペラっていうとアカペラっぽいメロディアスな曲とかね、そういうふうにいく場合が多いと思うんですけど、BON JOVIの曲やったり、バンドっぽいというか、それぞれが楽器の顔して集まって、せーのでやってるような」
ヤシ「ありがたいですね」
千「(そのあとの沈黙に)いや、ちょっと私が、あの、まとめてしまいました(笑)。時間が早かったですね、まとめにしては。どんなふうにアレンジしていくの?組み立てかたとか」
ヤシ「やりつつだよね」
キク「簡単に、すごい簡単にまず作って、それを持ってって、全員で歌いながら、こう流れが。もっと盛り上げたほうがいいじゃんとかやりつつ」
千「そういうときは誰が引っ張るの?みんなで意見出しあって?」
ヤシ「一応、じゃなくて、このキクが大体アレンジ…」
千「阪神タイガースの」
ヤシ「旗持ってくるんですけど(笑)」
千「(笑)。場所はどういうところで?元々、大学のアカペラサークルで知りあって作った…」
ヤシ「アカペラサークルに同じ時期に入った六人なんですよ」
千「じゃほとんど同い年、同じ学年って感じで?」
ヤシ「大体そんな感じで」
千「練習はどういうとこでやってるんですか」
ヤシ「大学のサークルでやってたときは大学の中の合宿所っていう」
キク「畳の汚い部屋がありまして、そこを大学に申請して借りて。借り方まで教えなくていいですよね(笑)」
ヤシ「で、取れなかったときは夜中とかは誰も使ってないんで、こっそり行って、夜中。みんなバイトやってたんで夜10時ぐらいから練習始めて、3時とかまでやったりとか」
千「その畳の部屋から『LOVE PHANTOM』が聴こえるわけですか、夜中に」
ヤシ「そうです。その手前にウェートリフティング部がやってるんですけど、ちょっと怖いんですよね、視線が。わざとB'zの曲流したりしてくるんですよ」
千「あ、向こうが(笑)?それはちょっと負けてられへんよね。最初の頃にやってた曲っていうのは、どういう曲だったんですか」
ヤシ「一番最初はサークルに入って先輩からアカペラの定番の曲を」
千「TAKE6とか?」
ヤシ「TAKE6はすごすぎてできないんですけど、『スタンドバイミー』とか、ああいうスタンダードな曲から入ったんですけど。『LOVE PHANTOM』とか、そういう感じの、普段自分らが聴いてて、かっこいいと思うような、『スタンドバイミー』も好きですけど、もっと勢いのあるようなのをやりたいねと言って」
千「声だけでやってても、会場、結構盛り上がってましたけど。曲の途中でゲンコツがパッと出ましたもんね。ああいう一緒に作っていくみたいなね。ストリートライブを大宮でやってたって話を聞いたんですけど、それを見かけた人が道をブロックされて2000人ぐらい集まったっていう。ホントですか、それは」
ヤシ「一回あったね」
キク「あれは一番すごかったですね」
千「どんな感じやったんですか」
キク「前のほうの人たちが俺らのこと見てなくて」
ヤシ「苦しそうにしてる(笑)」
千「苦しそうに(笑)。音楽聴いて明るくなろうとしてるのに苦しそうに(笑)。音楽を一緒に作っててオフの日にバラバラにならんと休まる時間もないっていってたけど、音楽以外で最近一緒にやってることがあるそうじゃないですか」
ヤシ「そうなんですよ、フットサルを。どんぐらい前?」
コータ「なんで俺にふるの?」
千「コータさん(笑)。そんなテンダーな声で(笑)」
ヤシ「一ヶ月ぐらい?」
キク「うーんとね、四月ぐらいからね」
千「会場に来てる人のアンケート、『普段中々言わない言葉、ありがとうをメンバー同士で最近言い合ったときは、どんなときでしょうか。もしくは今一番言いたいありがとうがあれば』」
ヤシ「こういうふうに言えないから曲にしたという」
千「まぁね(笑)。(会場からの拍手に)みんな、甘やかしたらあかんで、厳しく育っていかな。『ヤシさんは歌わないのですか』」
ヤシ「あ、ヤシさんは歌わないです。ヤシさんは大学入ったときはリードボーカルやってたんですけど、ボイスパーカッションの魅力にみせられまして、ずーっとこれやってるんで。この前カラオケ行ったんですけど全然歌えなかったんですよ」
キク「でもヤシくんはカラオケでXとか歌うんですよ」
千「高い声で?」
ヤシ「エーックス!」(突然の高い声に会場から笑い)
千「(笑)。あのピッチの声が聴けるとは思いませんでした。今日は得したような」
(チン☆パラ ライブ)
『BibbidiBobbidi-Boo』『I WANNA BE YOUR BABY TONITE』『Spiral
Days』
-CM-
千「お疲れさまでした。どうでしたか」
ヤシ「汗だくですよ、もう」
千「シモくんは?」
シモ「めちゃくちゃ興奮して。僕、腋ばっかりに汗かくんでビショビショになってしまいました」
千「(笑)。そんな腋に汗をかいてるシモくん、明日で22歳、誕生日〜!」
シモ「ありがとうございます、22歳になりました〜。これからもよろしくお願いします」
千「『抱負を是非この場で聞かせていただきたい』と」
シモ「もちろん、こういう活動してますから、チン☆パラがますます俺がいることによって、どんどん上にいくような年にしたいなぁと思っています」
コータ「何さまだよ、お前」
シモ「頑張りまーす」
千「デビューして一年、されど一年、いろんなことあったと思いますけど、今年第一段シングル『君にありがとう』、元々コレクターズの『ザ・バラッド・オブ・ロンサム・ジョージ』という、これに直接『君にありがとう』っていう詞を乗っけて歌うってことになった、そこまでのプロセスっていうか、聞かせて欲しいんですけど」
コータ「僕が作詞をしたんですけど、一年、さっきおっしゃられたようにいろんなことがありまして。そのとき気づいたのが、ずっと応援してくれてる方だけじゃなくて、今まで出会って来た人たちっていうのが、すごく僕らの現在の力になってくれるっていうか、そういうの、すごく身に沁みて実感したので、そのときの自分達の気持ちを歌にしようとしたときに、その『君にありがとう』という歌詞が一番しっくりきたというか、という感じで」
千「これは客席とコール&レスポンスしたり、そういうバージョンもあるんでしょう?」
ヤシ「さびがやっぱりラーラララーで覚えやすいんで、みんなで大合唱したいですね」
千「それも聴いてみたいですけど。スペシャルなライブがめじろ押しということで、今度の日曜日ですか、横浜の赤れんが倉庫イベント広場でプレゼントイベント、これは父の日…」
ヤシ「父の日です。中々やっぱり父親ってありがとうって言えないじゃないですか、俺もそうなんですけど。だからこういう日に、お父さん、ちょっと呼んで来てもらったりとかして」
千「じゃ、お父さんと一緒に来れるライブ?」
コータ「せっかく『君にありがとう』という曲を作ったので、それにまつわるような、いろんなありがとうと言える場が作れるといいなと」
千「それ、いいですね。中々普段言えない言葉をそこで言えるという。『うちのおとんはタバコ一カートンあげると大喜びなんです。もうすぐ父の日ですが、みなさんは何をしてあげますか』」
ヤシ「俺、今日ドンキホーテで何か買ってこようかと思ってんですけど」
千「(笑)。ダイゴさんは?さっきからあんまりしゃべってくれないですか。何か…」
ダイゴ「父の日ですか?飯とかおごりたいんですけど岡山におるから無理ですね。帰ったときに焼き肉でもおごろうかなと」
千「いいね。そして『ビックリしてください!?2003年"チン☆パラ"ツアー』というのがあるんですけど、6月20日が大阪の中央公会堂でしたっけ?そして東京は6月28日、池上本門寺の特設ステージ。これはどんな感じになりそうですか」
ヤシ「これ、もうビックリしてくださいと。場所もすごいんで」
千「これ、一青窈さんとかUAさんとかやってた?」
ヤシ「やったところよりも奥地に進んで、やると」
千「更に奥の特設ステージ?」
ヤシ「ヤバいです。今、それに向けて練習頑張ってますんで」
千「神秘的な、そのライブ…」
ヤシ「そうですね。歌がガッと伝わるように」
千「楽しみにしてますね。今日はホント梅雨がふっ飛びました。どうもありがとうございました」
エンディングテーマは『心のままに』