Live Depot
 Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
 http://www.tfm.co.jp/senri/


Vol.111 2003/06/26 ON AIR (guest:シェリル・ベンティーン〜マンハッタン・トランスファー)
「どうもこんばんは、大江千里です。ようこそLive Deptoへ。そしてラジオをお聴きのみなさんも一週間のご無沙汰でした。さぁ、この東京FMホールから素晴らしい音楽を全世界に発信している大江千里のLive Depot、今日初めて、この番組、三年なんですけど、初めて海外からゲストをお招きしました」
(シェリル・ベンティーン登場)
(私の読み書き偏重の英語力では残念ながらシェリルの言葉をセンテンスの最初から最後まで聞き取るのは無理だったので一部だけ。間違ってる箇所もあるでしょうけどご容赦を。カッコ内は通訳のかたの言葉です)
千「Welcome to Live Depot!」
シェリル「ありがとう」
千「シェリル・ベンティーンさんは79年からマンハッタン・トランスファーのソプラノパートとして活躍されています。みなさん、もうご存知だと思いますけど85年の名盤『ボーカリーズ』ではグラミー賞を受賞されております。素晴らしいボーカリストです。日本は何度目ぐらいですか」
シェリル「At least twenty times. Probably, many many more. (もう20回は少なくとも来てます。もうそろそろアパートでも借りたほうがいいかもしれません)」
千「(笑)。日本食は慣れましたか」
シェリル「I love Sushi, Udon(フーッとうどんを吹く音), Shabushabe.」
千「結構カロリーが多そうなものも食べられますけど(笑)」
シェリル「Do you like Japanese food?」
千「Of course, yes. I'm a Japanese!」
シェリル「You like Itallian food, I suppose.(イタリアのものがお好きなそうなふうに見えますけれども)」
千「(笑)。じゃ、ちょっとヒストリーを紹介させていただきたいと思います。Breifingにいきます。昨日ニューアルバム『ムーンライト・セレナーデ』がリリースされました!拍手〜!」
シェリル「ありがとう」
千「今回はそのプロモーションとソロのコンサートツアーで来日されてます。岡山、広島、神戸、大阪、名古屋、そして東京のインストアがSuccesfully...」
シェリル「Yes, beautiful CD store. Sale! Sale!」
千「買ってもらってね(笑)。今日はピアノのラファエロ・アルカーラさんとお二人のステージですけど、パフォーマンスの前に番組を聴いてるリスナーズに何か短いメッセージをお願いします」
シェリル「Thank you very much for TFM and being here.(番組を聴いてくださってるみなさん、そしてここに来ていてくださるみなさん、どうもありがとうございます。私のソロのキャリアを支えて下ってありがとうございます)」

-CM-

(シェリル・ベンティーン ライブ)
『Moonlight Serenade』『They Can't Take That Away From Me』
-CM-
千「セッションタイム!(ピアノ演奏のメロディはPIANISMツアーで弾いていた『告解』のメロディだったので客席から笑いが)シェリルは日本のアーティストと一緒に歌ったりしたことありますか」
シェリル「Um...Yes, once. With SMAP(一度だけ。SMAPと。こんなに上手にピアノ弾いてませんでした。結構うまかったです)」
千「(笑)。今日はひとつ楽しく、よろしくお願いします。ジャズの名曲をシェリルが歌ってくれます」
(セッション)
『You'd Be Nice To Come Home To』(千里さんのピアノの音がすごく楽しそうに弾んでました)

千「『You'd Be Nice To Come Home To』という曲を一緒に演奏しました。いかがでした?僕のピアノ。改めて聞いてしまいましたけど。一緒に演奏して歌った感想とか聞かせてください」
シェリル「I love your wonderful wonderful piano. You are so talented! And so good! Amazing!(素晴らしい才能ですね。しかもとってもかっこいい)」
千「ありがとうございます。なんか自分から誘導質問してしまいました(笑)。ソロツアーは初めてなんですよね。マンハッタン・トランスファーとソロとの違いみたいなのってありますか。今回はスタンダードナンバーがソロのときは多いですけども」
シェリル「(とても自分に歌える、自分の声だけで自由に歌えるというのもあるんですけど、他のメンバーがいない淋しさというものもあって、それはいい面と悪い面があります。なにしろグループでもう24年間も一緒に歌ってきましたから」
千「ファミリーのようなね。日本に来て携帯みそ汁を持って移動されてるって話をちらっと聞いたんですけどホントですか」
シェリル「はい。Always. I like Miso-soup and Sushi, Tuna, Maguro and you know Starbucks Doubleshot Cappuccino, large, non fat.」
千「マグロとスタバ(笑)。で、先週は広島のほうで、ある時計の素晴らしいメーカーのパーティかなにかに行かれて」
シェリル「Oh, it was like a dream! It was every little girl's dream!(もう女の子の夢でした)」
千「何を?」
シェリル「Necklase. Six million dollars.(600万ドルのネックレスを)」
千「ということは億ですよね?」
シェリル「(それをつけて歌わせてもらったそうです)」
千「そのまま帰りたいってぐらいの」
シェリル「Well, I try.(そうしようと思ったんですけど)But, they stopped me.(止められちゃいました)」
千「(笑)。また音楽の話に戻りますけど、ソロで歌われるときに何か心掛けてるこってありますか」
シェリル「(なるべく自分の感情に近付けて、それが自分の娘のことであれ過去のことであれ、そういうふうに自分のこととして何とか結び付けて歌おうと思っています)」
千「今日のオーディエンスのかた、色々質問、調査をして、いろいろクエスチョン来てますので、ぶつけてみたいと思います」
シェリル「(Are you ready?という通訳のかたの言葉に)はい」
千「はい?」
シェリル「はい」
千「(笑)、日本はいっぱいいい所あるよって言われるようなね(笑)。『日本でどこかでお買い物しましたか。私は今日名古屋から出てきて表参道&青山で買い物しました』」
シェリル「(娘が8歳なんですけど、前は着物をお土産にしてたんですが、8歳の娘が、ママ、私、これ学校に着て行けないわ、どっちかっていうと忍者の服を買ってきてっていうことで、今回は忍者の服を買いました)」
千「Did you find some?」
シェリル「What?」
千「Did you find ninja goods, already?」
シェリル「はい。I did it」
千「『日本の料理は何が好きですか』、あ、これ、さっき聞きましたね。マグロとかツナ好きなんですよね」
シェリル「はい。Very much」
千「『日本で楽しみにしてること他に何かありますか』」
シェリル「(みなさんが聴きにきてくれることが何より嬉しいです)」
千「今回旅をいろんなところされてきて、すごく印象的だったことひとつ教えてください」
シェリル「Rain!(梅雨ですね。梅雨の季節に来るのは初めてなので)」

(シェリル・ベンティーン ライブ)
『Killing Me Softly With His Song』『Love Me Or Leave Me』『It Might As Well Be Spring』
-CM-

千「いかがでしたか?今日のステージ」
シェリル「It is best audience ever I've seen for the radio. Beautiful! ありがとう!」
千「天井が高くて、ちょっと教会のような感じもあるんですけど歌いやすかったですか」
シェリル「It's a dream for a singer. Make my voice very big.(歌い手にとって夢のような空間です)」
千「昨日新しいソロアルバムが出ました、『ムーンライト・セレナーデ』。僕聴かせていただいたんですけどゲストが豪華で。いかがでしたか?声のコラボレーションは」
シェリル「(シンガーもさることながらボーカルのアレンジをしてくれた二人も世界でも一番素晴らしい人たちでした)」
千「僕、この『Moonlight Serenade』、『Killing Me Softly』もそうだけど、スタンダードな選曲、ソロのときはやってらっしゃる気がして。マンハッタン・トランスファーのときは結構実験的な曲とかオリジナルとか歌ってらっしゃるけど、それは意識的に?」
シェリル「(自分の育った環境がスタンダードに囲まれてましたので、そういうのをひとりのときは歌うようになったんだと思います)」
千「なんかルーツな。そしてライブが。あ!ライブもそうなんですけど日本に来る直前まで次回作のレコーディングをされてたって話を聴いてたんですけど」
シェリル「はい。Much Recording. But I like this better.(でもレコーディングよりライブのほうが全然好きです)」
千「そのライブの話をしたいと思いますけど、6月27日、28日に渋谷のセルリアンタワーの二階なのかな、JZ Brat Sound Tokyo公演、2ナイトやられますけど、どんな感じになりそうですか、東京でのパフォーマンスは」
シェリル「(昨日発売された『ムーンライト・セレナーデ』とその前の『トーク・オブ・ザ・タウン』に入ってる曲、それから11月にまたキングレコードから発売されるCDに入ってる曲を歌う予定です)」
千「今日歌って下った『killing Me Softly』とかバラッドアルバムになるみたいですね。そのあとはすぐマンハッタン・トランスファーのヨーロッパツアーに参加されるっていうことです」
シェリル「Yes, on this Sunday.」
千「日曜日にはもうヨーロッパ?うちにしゃぶしゃぶ食いに来てくださいよ、シェリル。I gonna make Shabushabu just for you.」
シェリル「You make Shabushabu? Yes, yes! On next time. I'll come back.  You promise?」
千「I will. なんかシェリルの音楽もそうなんだけど、すごくあったかい人柄に触れて嬉しかったです。僕、ファンですから」
シェリル「ありがとう。Thank you very much.」
エンディングテーマは『水』