Live Depot
Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO
FM HALL
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Vol.116 2003/07/31 ON AIR (guest:COOL DRIVE)
「こんばんは、大江千里です。ようこそ。いつになったら梅雨が明けるんだろうってね。気象庁でちゃんと梅雨明け宣言とかやってくれればいいんですけど最近ないじゃないですか。今日もう晴れてるし明けたのかな。そんなこと思いながら7月31日がもう暮れてしまいました」
(COOL DRIVE登場)
千「どうもはじめまして。お一人ずつ担当とご挨拶をラジオ聴いてるみなさんによろしくお願いします」
Nemo「歌とギターやってますNemoです。よろしくお願いします」
Daisuke「キーボードのDaisukeです。よろしくお願いします」
Yama「ベースのYamaです。よろしくお願いします」
Yushi「ドラムのYushiです。よろしくお願いします」
千「リハーサルのときと全く同じ格好です(笑)。なんか変えるのかなってチラッと思ってましたが」
Nemo「(笑)、何も変えないです。そのままです」
千「COOL DRIVEの簡単な紹介をさせてください。98年にcool drive makersとしてデビュー、今年からバンド名をCOOL DRIVEと改めて再始動。久々の全国ツアーからほぼ一ヶ月、再びイベントの夏に突入しようと。これ、間違いないですか」
Nemo「間違いないですね」
千「ツアーが終わってからっていうのはどういう日々なんですか」
Nemo「今はですね、夏のイベントの練習してますけど曲も作ってますね」
千「お、出来てますか」
Nemo「あんまり…ま、できてますけど(笑)」
千「(笑)、微妙な。今日はメンバー四人にサポートギターの永田敬士さんが加わって五人でのステージということですけど、どんな感じになりそうですか」
Nemo「結構ブイブイっていう感じで」
千「(笑)、リハと全然違うじゃん、言ってることが。ブイブイ?」
Nemo「いい感じにしたいと思います、はい」
千「始まる前からいい感じだよね。適当に、こう…。適当にっていうか(笑)、いい感じに力が抜けてて」
Yama「本番と裏側の差が全然ないバンドなんで、僕ら」
Daisuke「でも結構緊張してるんですよ、こう見えて」
千「そうなんですか。いや、そんな目を見つめないでください、Daisukeさん(笑)。新生COOL DRIVEは初めてというみなさんに一言今日のやる気というか」
Nemo「やる気(笑)?あ、もうブイブイやりますんで、是非知ってる人も知らない人も聴いてください。よろしくお願いします」
-CM-
(COOL DRIVEライブ)
『World without end』『NEW DAY』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏はちょっと不思議なメロディ)なんか前半から調子出てましたね」
Nemo「あ、ホントですか。ありがとうございます」
千「いい感じですよ。(開場の沈黙に)なんか全て終わったような会話に今なってましたね(笑)。これからです」
(セッション)
サム・クック『Bring It On Home To Me』(非常に気持ちよさそうに歌ってます、千里さん)
千「それぞれ色違いのおしぼりが置かれてるって可愛いですね。ちなみにNemoさんはピンクです。これは誰の選曲で?」
Nemo「あ、これ、僕が選びました。これはバンドでリハーサルスタジオで適当にやるんですよ。それだけなんですけど」
千「ノリをつかむというか…?」
Nemo「そうですね。声が出やすいというか。これでまず声を出して次に行こうかみたいな」
千「板についてるというか乗り移ってるっていうか、えらい世界があってビックリしました。元々COOL DRIVEは95年にアメリカ留学中に?ボーカルのNemoさんとベースのYamaさんが」
Yama「はい、僕です!」
千「髪の毛立ってますね」
Yama「ちょっと立たせてみました、どうでしょう?」
千「いや、いいと思いますよ(笑)。なんか突き放したように言っちゃったかな、今(笑)。大学時代にアメリカで会って」
Yama「そうですね。向こうで寮みたいな感じのところがあって、部屋とかも近かったんで自然と集まって」
千「日本人は少なかったんですか」
Nemo「うじゃうじゃいましたよ」
Yama「200人ぐらいですね」
千「そして意気投合して?」
Yama「意気投合した?」
Nemo「ああ、した」
千「(笑)、今ホッとしなかった?で、翌年cool drive makersを結成して。その結成した当初ってR&Bのカバーとか、そういう感じだったの?」
Nemo「最初はロックばっかりやってましたね、三人で。一人いなかったの、リーダーが」
Daisuke「あ、僕いなかったです、最初」
Nemo「ちなみに髪切りたてらしいんですけど」
千「僕が資料でもらった写真と全然顔が違うんですけど」
Daisuke「やっぱ夏なのでね」
Nemo「これ、ラジオ聴いてる人にわかりやすく言うと」
千「これはなんだろうなぁ…」
Daisuke「千里さんをね、いい感じで真似してみようかなと思って」
千「え、あ、僕を真似して?」
Daisuke「そうです。後ろ髪の長いところとか」
千「え〜、さて」
Daisuke「目を合わせてくれないです」
千「(笑)、いやでも、前髪がちょっと短くて夏向きにすっきりと。これ、メンバー的にはどうなんですか。慣れない?」
Nemo「ま〜、かっこいいんじゃないですかね」
千「(笑)、何という(笑)。元々ロックっていうのはどんなロックを?」
Nemo「僕、ビートルズのデビュー前のハンブルグ時代が好きなんすよ。限定してますけど、ハンブルグで朝から晩までハコバンみたいな感じでやってるときが好きだったんで、あのころのように革ジャン着てガンガンロックやりたくて、やってましたね」
千「サングラスかけたり?」
Nemo「かけたり。オールバックにしたり。嘘っぽいですかね(笑)」
千「いやいや、嘘だと思ってないですよ。それで自作の曲を作り始めたっていうのはどういうきっかけで」
Nemo「Daiちゃん入って来て、あ、キーボード入れてやらないといけないなと。だからロックできなくなっちゃった(笑)」
千「Daiちゃん的には三人でやってるのを外から見て、入る前はどんな感じでした?」
Daisuke「いやー、面白いバンドだなと思って。いや、ホントに、ホントに」
千「ホントに眼鏡でオールバックやってた?」
Daisuke「いや、今とはちょっと違いますよ、見てくれも。いや、けど一緒かな?見慣れ過ぎてわからなくなっちゃった」
千「結成八年目ということですけど、一年半ぐらい外から見ると充電という、でも曲かいたりレコーディングしたりやってたんでしょう?」
Nemo「してましたね。だからいっぱい曲もたまったし、みんなで練習もしてたし。休んだって言っても釣り行ったぐらいですかね」
千「年がら年中曲を書いてるタイプですか」
Nemo「そんなことないですけどね。浮かばないときは全然浮かばないで、お祭り行っちゃいますけどね」
千「今回初めてアルバム聴かせてもらったんですけど、僕も自分が歌を書くときに等身大って使い古された言葉だけど、自分の年齢の歌を書きたいと思うわけ。資料見ると28歳、そこらへんで自分が立ってる場所とか対峙してる世の中のこととかを堅いのも柔らかいのもふるいにかけて。うん、僕はすごくポップスだなって聴いてますけど。楽しく聴かせて頂きました」
Nemo「ありがとうございます」
千「僕が締めちゃってどうしようって感じですけど(笑)」
Nemo「みんな好きな音楽が違うんですよ、四人とも。こう見えてロカビリーがずっと好きな人だったから、Daiちゃんは。でもYamaっこはパンクが好きだったんで。で、ドラムのYushiはレッドツェッペリン、ハードロック」
千「ヘー、その優雅な頬笑みの裏側では。そしてNemoさんは」
Nemo「僕はソウルとかブルースとか好きでした」
(COOL DRIVEライブ)
『時計の針がひだりにまわったら』『月影サイクリング』『スーツケース』
-CM-
千「お疲れさまでした。このTFMホールは初めてですか」
Nemo「前にやったことがあります」
千「今日はどうでした?」
Nemo「今日もいい感じ」
千「いい感じだった?COOL DRIVE、三月にアルバム『スピークイージー』が出て六月に一番最後に今日歌ってくれた『スーツケース』をシングルカット。この『スピークイージー』っていうアルバムは、もっと自分のことを気軽にというか気楽に歌にしちゃおうよっていう…」
Nemo「そうですね。『スピークイージー』っていうのは気軽にしゃべろうよっていう感じで、さっき大江さん言ってもらったように29なりのいろんな詞を書いてみて。あと、みんなが好きな音楽をごっちゃまぜに入れてみたって感じで」
千「じゃ、四人四様に好きなものが違うから集まったときには面白いっていう」
Nemo「何が出て来るかわかんない感じですね」
千「歌を聴きながら自分が28のときに歌を書きながらどういうこと考えてたのかなって自分でも反芻してたんだけど(笑)。ストレートに言いたいことか伝えなきゃいけないことって自分でわかってるんだけど、これ、音楽で伝えたらおしまいだって自分の中にあって、なかなかストレートに言えなかったね。I
Love Youって絶対言えねぇって思ってたわけ。それを初めて書いたのがちょうど27とか、それぐらいだったなって、さっき歌を聴きながら思い出してたけどね」
Nemo「I Love Youってなかなか言えないですよね(笑)」
千「普段I Love Youって言ってないですからね(笑)。いきなり歌になって変わんのかよって(笑)。詞的に随分楽になったんじゃないですか。いろんなことを出せたっていうか。表情が歌ってるときとしゃべってるときとあんまり変わんないんだもん、だって」
Nemo「いい感じですかね、それは」
千「いい感じじゃないかな」
Nemo「なんかね、この服で来てこの服で帰るみたいな感じで(笑)。そうっすね、なんか、でも、どうしようもない自分だなぁなんてところが結構テーマかな。それ出してるだけかなって感じしますけど」
千「アルバムは100曲以上の中からセレクトしたって話も聞きましたけど(笑)」
Nemo「それ、言い過ぎですけどね(笑)。ま、そのぐらいの中からセレクトした感じ」
千「質問もらってるんですけど『全国ツアー終えて、COOL DRIVEとしての初めてのツアーはいかがでしたか。メンバーの心境、各地のエピソードありましたら是非聞かせてください』」
Nemo「COOL DRIVEって名前ちょっと変えて、休んでたあとに初めてツアーやったわけで、反応が違うっていうのがね。反応が違うのも、いい違うだったっていうか、新しいお客さんがいっぱいいた、で、もちろん待っててくれたお客さんもいた。そこで俺らが現在進行形って感じでやるだけやって、やるしかないなっていう気持ちで挑んでたんだけど、思った以上に手応えありました」
千「今年はいいね、いいツアーできて」
Nemo「そうですね。夏、ガンガン、ブイブイいきたいなと思ってんですけど」
千「イベントのほうもブイブイね」
エンディングテーマは『旅がはじまれば』