Live Depot
 Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.120 2003/08/28 ON AIR (guest:class
「こんばんは、大江千里です。みなさん、ようこそ。ラジオ聴いてるみなさんもこんばんは。東京FMホール、満杯です!しかし今週は暑かったですね。暑い日々が続いて、そして昨日今日と涼しいですけど、あーこの蝉の声がもう最後なのかな今年も、って思うとなんかちょっと切ない気持ちになりますけども」
(class登場)
千「ようこそー!こんばんは、ラジオ聴いてるみなさんに一言ずつ自己紹介をお願いします」
津久井「classの津久井克行です」
日浦「同じくclassの日浦です。今日は生で、ライブで楽しみましょう。よろしくお願いします」
千「よろしくお願いします。classは先月8年ぶりのシングル『夏の日の1993〜2003 up to date session〜』というのが出ました。そして今class会というイベントを。どうですか、ファンの人の反応とか」
津久井「もうなんか懐かしさいっぱいで見て頂いて。日浦なんかウルウルしてたよね」
日浦「え?俺、楽しんでたよ」
津久井「あ、そうか(笑)」
日浦「いつでも楽しんでます」
千「(笑)。日浦さんはなんか…(千里さんの言葉と重なって何か言う日浦さん)
津久井「かんでる、かんでる」
千「(笑)。語れば語りそうなタイプですよね」
津久井「すぐ説教始まっちゃいますけどね。もうオヤジですよ」
千「いやいや。今日楽しみにしてますんでオヤジトークも炸裂してください、是非。今日はベースとドラムが加わってバンドスタイル四人の編成ということで。待ちに待ったファンそしてFMをお聴きのみなさんに演奏の前に一言ずつお願いします」
津久井「今日は目の前でたくさんの人が来て頂いてるんですけど、オンエアしてる方々たちのラジオのスピーカーからボンと飛び出すような勢いで」
千「(笑)、いいっすね」
津久井「リアルでしょ?頑張ります」
日浦「今年の夏は寒かったんですけど、ここにきて暑くなったから今日はその暑さに便乗して爆発したいと思います。よろしくお願いします」

-CM-

(classライブ)
『夏の日の・・・』『永遠の素顔』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)東京FMホールから生中継!大江千里のLive Depot、今夜のゲストはclass!8年ぶりのclass、もう一度紹介しましょう。津久井克行ー!そして今日は頭からオヤジギャグ満載の日浦孝則ー!そしてベース池間史則さーん!オンドラムス、清水淳さん!そして私大江千里はピアノのところにおりますけど、この五人で今日は1971年、我々同世代です、小学校4、5年でした」
津久井「そうです」
千「十分物心ついとるやんかっていう(笑)、その頃のジャパニーズポップスの隠れた名曲」
日浦「大好きだったんですよ、僕」
千「日浦さんノッてきてるんで曲にいって、あとでゆっくり語って頂きましょう(笑)」
(セッション)
沢田研二『君をのせて』(演奏は五人でのバンドスタイル。ボーカルはclassのお二人と千里さんが交互にとってました)

千「これは71年の曲ですけども、僕が聞いた話によるとclassでこの曲を演奏したのは初めてという。あ、汗を吹きながら津久井さんがまず到着しました。そして日浦さんが…」
日浦「ぜーぜー」
千「(笑)、ぜーぜー?」
日浦「もうすごかったですね、今。ピアノ、フリーでしたね、すごく」
千「もうかなりちょっと弾かせて頂きました」
日浦「セッションでしたね、本当に。ビックリしました」
千「だからセッションタイムです(笑)」
津久井「今気がついた?」
日浦「今気がついた。遅い(笑)?」
千「classでこの曲を演奏したっていうのは初めて?」
津久井「そうですね。ちょこちょこと練習やちっちゃいイベントやなんかでも。ちっちゃいイベントだよね?武道館とかあった?」
日浦「いや、ない」
津久井「ないよね(笑)」
千「その二人だけでボケとつっこむのやめてください(笑)」
津久井「(笑)。でも三回目とか二回目とか」
千「あ、そうですか。新鮮な。これはやっぱり中学時代に。さっきおっしゃってましたけど」
津久井「そうですね。タイガース大好きだったんですけど。今も優勝が控えてます、そのタイガースじゃないんですけどね(笑)。ジュリーが好きで。で、解散してピッグというバンドになりまして」
千「カッコよかった、ピッグ」
津久井「ショーケンと一緒でしたからね」
千「そうなんですよね。今じゃ考えられない」
津久井「考えられないですよ。で、ソロになって、この『君をのせて』というのが第一回東京音楽祭のグランプリだったんじゃないかな。もうしびれちゃいましたよね」
千「なんかテレビを見てたその瞬間が大体同じぐらいですよね。classのお二人は8年ぶりということで、この再結成のきっかけというのは、どういうきっかけだったんですか」
津久井「どういうきっかけだったかな」
日浦「これはですね、ちょうど1993年が『夏の日の1993』でデビューしたんですけど、ちょうど今年が10年目、2003年ということで。だからまぁ担任の先生が同窓会でもしようよというようなもんで。じゃやりましょうか何か、ってことで。今回のシングルとか、それからファンの人たちとか来て頂いてclass会とかやったりとか」
千「それ、いいですよね」
日浦「よかったですよ」
千「こっちとしても久しぶりに会ってジーンとくるようなこととかなかったですか」
日浦「おかしいんですけど、今日清水さんとか池間さんとかやってもらってるんですけど、ミュージシャンの人たちと久しぶりに会って、袖にいるんですよね(笑)。で、楽器があればすぐに出てきたいみたいな気持ちでいたらしいんですけど、そのあたりも面白かったですね」
千「何となくわかります(笑)。一緒にまたやりたいっていう、それこそクラス会という懐かしさと現在が入り交じったような」
日浦「そうですね。なんか照れくさいような」
千「僕も個人的なんですけどデビュー20周年なんで、自分の中でも懐かしさと入り交じったような気持ちがあって。今日、だからclassの曲を前半聞かせて頂いてて、何となくそこらへんの気持ちがグァーッと出てきて切なくなりましたね、ちょっと」
日浦「お互いに年を取りましたなー(笑)」
千「疲れやすくなったね、いや、そうじゃなくて(笑)。でもどうですか、久しぶりのレコーディングとかは」
津久井「とても新鮮ですね。この7、8年、別々の行動をしてたんですけど、お互いをお互いのところで歌を歌ってきて、またもう一回二人で声を合わせるとすごく新鮮な。あ、いけね、俺どっかに忘れてきたものがあるっていう、そういう再認識をしたり。俺はね(笑)」
千「日浦さん、なんか今ニヤッと天井を見上げましたけど」
日浦「難しいなぁ、この質問は。8年ぶりに会ってレコーディングしたんですよね。ap to date sessionというやつなんですけど。でも、その場ではまだ二人は一緒に歌っていない」
千「スタジオの作業というのは時間差で、どちらかが入れて帰ったあとにまたかぶせる、みたいな」
日浦「そうなんですよ、だからまだ歌ってなくて。そのあとのclass会で初めて歌った、みたいな。レコードはもう録ってあるけど、まだ歌ってなかったって面白いなぁみたいな」
千「なるほど。今日はまさに二人で、リハーサルのときも戻ってきた、戻ってきたみたいに津久井さん、おっしゃってましたけど、そういう感じありますか」
津久井「生もんはいいですよね。ちょっと渋かったかな、このコメントは(笑)」
千「お互いにオヤジギャグを言われるたびに僕はキューっと距離が縮まる気がしますよね。デビュー当時からするとお互い変化してると思うんですけど、変わったところ、変わらないところっていうのは?」
日浦「どう?変わんないよね」
津久井「お前、変わんないよなー」
日浦「お前も変わんないよなー」
津久井「俺は相当丸くなったと思うんだけど(笑)」
日浦「丸くなったのは俺だな(笑)」
津久井「ちょっと体力落ちたかな(笑)」
千「でも音楽をやってるとグワッと距離が縮まるっていうか、そこに戻れる、聴いてるほうもそうだと思うんですけど、ありますよね」
津久井「そうですね。あ、2分とか、今…」
千「あ、すいません。もう2分ございません(笑)」

(classライブ)
『いつでもふたり』『あの日の時計台』『夏の日の1993〜2003 up to date session〜』
-CM-
千「お疲れさまでした。本当に短かったですね」
日浦「なんかすごくあっという間でした」
千「このホールはいかがでした?」
日浦「ここね、十何年前に一回ここでやってるんですよね、まだ若い頃に」
千「先月『夏の日の1993〜2003 up to date session』が出て早くもこのあとニューアルバムも制作。もう完了してると」
津久井&日浦「もうできてるんですよ」
千「おー揃いました、今。じゃ冬頃ですか」
津久井「そうですね。秋だ、秋だって言ってて」
日浦「もう冬になっちゃったね(笑)」
津久井「梅雨明けたら秋になっちゃいましたからね(笑)」
千「どんな内容ですか」
津久井「今回は自分たちのパーソナルな部分をもっと前面に出して。もっとリアルに出していこうということで」
千「一度解散して、そしてまた出会うっていうのはいろんな気持ちがあると思うんですけど、今またこう始まるっていう感覚っていかがですか」
日浦「時間とともに薄らぐもの、強くなるものってありますよね。やっぱり当時は一生懸命classやってていろんなことでぶつかったりとか、いろんなことあるんですけど、時間が経つことによって相手のいいところ、悪いところを冷静に見れたりとか、更に自分が丸くなってる分楽しくできたりとか。まぁ時間ていうのは大切ですね」
千「音楽を聴いてる人もこの曲でグッと時間が縮まるというか戻るような感覚って音楽の素晴らしいところで、それを現在聴けてるという幸せってあると思うんですけど、すごく。これからはどんなスタンスで音楽活動を続けて?」
津久井「classは8年も別々にやってきてたんで自分達のリズムっていうか生活スタンスがやっぱりあるし、個人の活動は個人の活動、でもclassというものは再結成してみて、日浦の声と津久井の声っていうのが合わないとclassという商品にならないんですね。だからclassはclassでそういうスタンスでまた続けていければいいんじゃないかという、ものすごーく気の抜けた…」
千「いや、でもいいですよね。二人の声が合わさったときに絵がパーッと広がる感じしますもん」
津久井「二人でコーラスやってるときってすんごく戦ってるんですけどね(笑)」
千「(笑)、そうなんですか。かなりデンジャラスな進行でフワッと二人の声が…」
日浦「ゾクゾクする瞬間ってそこかなと」
千「また次、二人で作るときっていうのは必ずLive Depotに遊びにきてください」
エンディングテーマは『夏の日のclass会』