Live Depot
Every Thursday, PM8:00〜 from
TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.125 2003/10/02 ON AIR (guest:MI:LARGO)
「こんばんは!大江千里です!ようこそ!ラジオ聴いてるみなさんも一週間のご無沙汰でした!10月第一週目の放送ですけど、どんどん学園祭、文化祭のシーズンに入っていきますけど、今夜のLive
Depotは大人数です。僕を含めて、女性ボーカル三人、そしてMI:LARGO三人、何人になるんだ?八人!この舞台に登場しますので賑やかにお送りしたいと思います。早速ゲストを紹介しましょう。みなさん、大きな拍手でよろしくお願いします。MI:LARGOー!」
(MI:LARGO登場)
千「久しぶりっす!」
金吾「どうも久しぶりです」
千「お一人ずつ、お名前と担当楽器をお願いします」
金吾「MI:LARGOでボーカル担当してます近藤金吾でーす」
泰次「ベースの近藤泰次です。よろしくお願いします」
冨沢「キーボードのトミーです。よろしくお願いします」
千「今回はキーボードなんですね」
冨沢「前はドラムだったんですよね」
金吾「次あたりボーカル狙ってるかもしれない」
千「今回のMI:LARGOというのはTIMESLIP-RENDEZVOUSだっていうのはみなさんご存知だと思いますけど、この三人MI:LARGOということで」
金吾「まぁ女性ボーカリストをフィーチャーしましてTIMESLIP-RENDEZVOUSが母体となって何か面白いことをしたいなぁってことから始まったんですけどね」
千「なるほど。先日アルバム『ホホエムチカラ』が出ました。MI:LARGOとしてのライブはもう何回か経験してるんですか」
金吾「えーと、一回ですね、全員でやったのは。今度また11月4日期待して…いや、期待してって…何言ってんのかわかんなくなってきた(笑)」
千「今夜はどんな感じになりそうでしょうか」
金吾「今日は三人ゲストボーカリスト来てますので」
千「さっきリハーサル聴かせてもらってたんですけど、みんな個性あって楽しくなりそうですね。前半はこの三人MI:LARGO、フィーチャリングボーカル近藤金吾って感じで」
金吾「そんな感じですね」
千「早速スタンバイのほうお願いします」
(MI:LARGOライブ)
『この国に生まれて』『キャンドルとラベンダー』
千「今日はここで僕もキーボードに移動してお送りするのはですね、いつもだともうちょっとあとですけどセッションタイムです(千里さんのピアノ演奏)そんなわけで(笑)、今夜のゲストはMI:LARGO!もう一度ちゃんと紹介したいと思います。TIMESLIP-RENDEZVOUS、この番組が始まって二回目のゲストに来てくれた三人ですけど、彼らのアナザープロジェクトMI:LARGOということで、よろしくお願いします」
金吾「よろしくお願いします。これ、喋ってもいいんですね」
千「あ、もちろんです」
金吾「了解です。黙ってました」
千「今日はスペシャルで僕もMI:LARGOに入れてもらって一緒に演奏したいと思いますけど」
金吾「嬉しいです(笑)」
千「僕も嬉しいです(笑)。60年代、ライチャス・ブラザーズでヒットしたポップスのスタンダード、90年代には映画『ゴースト』でリバイバルヒットしてる『アンチェインド・メロディ』、この曲をMI:LARGOと大江千里でお送りしたいと思います」
(セッション)
ザ・ライチャス・ブラザーズ『アンチェインド・メロディ』
(最初のほうの演奏は千里さんのみ、そのあとバンドサウンドに。ボーカルは金吾さん。後半で千里さんもコーラスを)
-CM-
千「今夜はTIMESLIP-RENDEZVOUSのアナザープロジェクト、MI:LARGOをお迎えしています。前半のステージを終えて金吾さん、泰次さん、冨沢さん三人がゲストボックスに来てくれました!いやー熱かったですね」
金吾「もう最高の生放送ですね」
千「汗かきましたね」
金吾「汗かきました(笑)」
千「一気にあがりますね」
金吾「あがりますね」
千「ところで、あ、いきなりところでなんですけど、MI:LARGOというプロジェクトを始めたきっかけっていうのは何だったんですか」
金吾「TIMESLIP-RENDEZVOUSが今まで築き上げてきた世界っていうのを、それぞれの女性ボーカリストを迎えて、その人たちの個性を大切にすることでTIMESLIP-RENDEZVOUSの世界をより豊かに広げていきたいっていう、そういう願いを込めてプロジェクトを」
千「MI:LARGOっていう、これはなんていう意味?」
金吾「これですね、スペイン語なんですが、ミラクル…(笑)、いや間違えた。でも大体分かった(笑)?」
千「みんな分かってます(笑)」
金吾「あの、奇跡ですね(笑)」
千「奇跡ですね(笑)。いわゆるミラクル」
金吾「はい。スペイン語読みすると、あ、スペイン語読みと違う。ま、そういうことなんで」
千「スペイン語でミラグロというんですね、ミラクルのことをね」
金吾「きっとそうだと思います」
千「そういうことにしましょう。具体的にTIMESLIP-RENDEZVOUSとの一番の違いってやってみて、女の子たち、いろんなタイプのボーカルが入って、金吾さんも歌って、どうでした?」
金吾「やっぱり新鮮っていうのは一番おっきいですね。自分たちの歌を歌っていただくっていうところで、自分たちが今までやってきた曲もやってもらったりしてるんですけど、そこで分かんなかったこととか、曲の良さとか、このへんはちょっとまずかったなとか、いろいろありますよね、人に歌ってもらったりとかすると」
千「また女性ボーカルが歌うことによって男の歌だったりするのが別風に聴こえてきたりとかグッとまたきちゃったりとか」
金吾「そうですね。女性の人が僕っていう言葉歌ったりしても全然違和感がなかったりとかして」
千「ゲストボーカリストで四人の女性が参加しています。ゆいこさん、平絵里香さん、そしてmeg rock、今日はいらしてないんですけど明智ハナエリカさん、それぞれオーディションとかそういうことをやったんですか」
金吾「オーディションっていうほどじゃなくて、ちょっとすごいいいボーカリストがいるよとかいってライブ見にいこうとか、で、このデモテープ聴いてみてとか、そういうつながりの中で巡り会ったっていうか、そういう感じが多いですね」
千「あーやっぱり巡り合わせとかっておっきいですよね」
金吾「おっきいですね。今日も大江さんとなんか…」
千「ねぇ、一回きましたよね、この中でね」
金吾「ええ、ずっと昔に…、え?」
千「(笑)。二人は全く噛み合ってなかった(笑)。そうそう、この番組始まったときにね、僕達のセッション、最初はサイモン&ガーファンクルの『Sound
of Silence』。あの曲をやったあとに電話番号交換して」
金吾「ライブ見に来て頂いて」
千「いえいえ、あのあと電話で音楽の話をいっぱいしましたけど」
金吾「そうですよ。それが内容はともかくとして、すごく役立ちました」
千「内容はともかくとしてって(笑)」
金吾「あ、いや、違いますよ(笑)」
千「ごめんな、あまり役に立てない話して」
金吾「あ、そういう意味じゃなくて(笑)。今言わずにっていうことですよね。今この場では言わずにってことで」
千「あ、なるほどね。ホントはね、濃い話がいっぱいあったんだけども」
金吾「はい(笑)。失敗だらけですね、僕、今日(笑)」
千「(笑)。MI:LARGOっていうかTIMESLIP-RENDEZVOUS、僕はすごく好きなんだけど、曲とこの音楽スタイルっていうのが」
金吾「あ、ありがとうございます」
千「今回のMI:LARGOで女の子がいろんな歌い方をして、すごく曲がまた一段とそぎ落とされたっていうかシンプルになったのかなって、ちょっと思ったんですけどね。自分で締めちゃって、これから後半のスタンバイっていうのちょっと言いにくいですけど、そろそろ後半のゲストボーカルを迎えてのライブに突入していきますけど。じゃ、演奏のスタンバイを」
金吾「はい、何も喋ってないですけど大丈夫ですか」
冨沢「大丈夫です。あとでゆっくり喋るので」
千「あ、ごめんなさい(笑)。もうね、今進行だけでいっぱいいっぱいなんで、後半の演奏のあとにたっぷり話聞きたいと思いますが、よろしくお願いします」
(MI:LARGOライブ)
『LARGO feat 平絵里香』『LARGO feat ゆいこ』『LARGO feat meg
rock』
千「MI:LARGO全員がこのトーク席のところに集合しました。女性陣がフロントに座りまして、改めてMI:LARGOとして歌い終わった今の正直な気持ちを聞いてみたいと思いますけど、たった今歌い終わったばかりのmeg
rockさん、いかがでした?」
meg rock「久々に人前で歌ったんですよ。ちょっと緊張したんですけど、緊張して喉がカラカラ気味だったんですけど」
千「水飲んでください」
meg rock「(笑)、ありがとうございます。でも、すごくいろんな人たちのパワーを逆にもらって」
千「ライブ好きでしょ?」
meg rock「大好きです!」
千「なんか歌ってるとき、すごく嬉しい!って感じが出てましたよ。ちなみに目黒区在住なんですか」
meg rock「え…あ…」
千「そういうわけじゃない?」
meg rock「めぐみ、ロックなんでmeg rock」
千「あ、どっかで目黒区っていうTシャツを着てるのを僕見たんでね。ジョークですよね」
meg rock「あ、ホントですか。日頃は着てますよ(笑)」
千「次はゆいこさんですけど、いかがでした?」
ゆいこ「いやーあの、頭が白くなってしまって(笑)」
千「なんかサンダル脱ぎ捨てて」
ゆいこ「そうなんですよ(笑)。すいません。邪魔だなと思って脱ぎ捨てたまま帰っちゃって失礼しました(笑)」
千「いやいや。ゆいこさんはものすごく世界がカーッと上から降りてくるような感じで後光が射してるような状態になってましたよ」
ゆいこ「後光射してました(笑)?」
千「ここは北欧かな、みたいな。森に迷いこんだ気持ちになってしまいましたけど。そしてトップバッターで歌ってくれた平さんですけど、平さんは目にパワーありますね」
平「あ、ホントですか(笑)」
千「フフフッて鼻で笑われてしまいました(笑)」
平「おばちゃんみたいでしたね(笑)」
千「いかがでした、今日」
平「楽しかった、面白かったです(笑)」
千「面白かったですか。ありがとうございます。レコーディングのときとか何が一番大変でした?」
meg rock「私は早口だったりすることが多くて日本語の滑舌が苦手なので若干巻き舌っぽくなっちゃったりとかするのを逆にいろいろ直したりとかしながら」
千「レコーディングは順調に進んだほうですか」
金吾「一人一人個性を大事にするっていうのがテーマだったので、ただmeg rockは巻き舌だとか、ゆいこがちょっと北欧いっちゃうとか(笑)、いろんな部分で人それぞれの。平絵里香はすぐ地べたに座り込んでしまうし」
千「座り込むんですか」
平「はい、いや落ち着くんで」
千「地べたが落ち着く?レコーディングのときも三人が揃うってことはなかったんでしょう?今日、楽屋一緒でしたよね、三人。どんな話されてたんですか」
金吾「あ、それ、僕も興味あるな。どうなんですか」
千「興味あるでしょ?あんた、でしゃばるんじゃないわよ、とか(笑)」
金吾「鏡の取り合いとか」
meg rock「やっぱ三人、それぞれの仕方で」
金吾「うまいね」
meg rock「ゆいこちゃんは楽屋に入った途端にずっと発声なんですよ、ギリギリまで」
千「あ、聴こえてたよ」
ゆいこ「気が楽なんですよ、あーっとかやると(笑)」
千「で、どんどん北欧の世界に(笑)?平さんはどういう感じだったんですか、楽屋では」
平「ボーッとしてたりとか(笑)。お二人のかわいいとこ見てました、ずっと。かわいいなーって」
meg rock「本番前にテレビを見て、えーっ、私たちの言葉がみんなに放送で伝わるなんてテクノロジーってすごい!とか(笑)」
千「それぞれのキャラが立ってます(笑)」
金吾「これでレコーディングがどれだけ大変だったか分かってもらえると」
千「(笑)、女性陣三人が前に座って、後ろで泰次くんは疲れておりますけど(笑)。どうでした?今回のレコーディングは」
泰次「お菓子が散らばってましたね。みんな持ってくるんで」
千「(笑)。さてMI:LARGOは先月、今日演奏してくれた曲が入ってるアルバム『ホホエムチカラ』が出ましたけど、11月25日にフォト&エッセイ集?同じタイトルで『ホホエムチカラ』」
金吾「そうなんです。筑摩書房のほうから女性ばっかり20名、一般のかたから各界で活躍してる女性20人、もちろんMI:LARGOのボーカルやってくれてる人たちも入ってるんですけど、その人なりのホホエミのレシピといいますか、微笑む瞬間とかホッとする瞬間とか、そういったのを書いてもらったり語ってもらったりして、それをあとその人のポートレートを一緒に詰め込んだ本が発売が決まってます」
千「なるほど。じゃアルバムと同じタイトルだけど、またちょっと違うところで進んでいく世界ですよね」
金吾「アルバムを聴いて、その本にも入ってきていただけたらいいなーっていうのを、あと本を読んでアルバムをもう一回聴いてもらえたらいいなっていう、そういうダブルな感じで」
千「TIMESLIPをやってるときとまた違う力の抜けた感じというか、いろいろミックスして楽しんでますね」
金吾「楽しいですね」
千「ワンマンライブがあります。11月4日、表参道のFABです。TIMESLIP-RENDEZVOUSの今後の活動というのはどういうふうになってるんでしょうか、冨沢さん」
冨沢「さっき言いましたけどベスト盤が出まして、明日もライブなんですけど、TIMESLIP-RENDEZVOUSの。下北沢のCLUB Queで。あ、明後日でした」
千「(笑)、情報が錯綜しておりますけど」
冨沢「すいません、し明後日です」
千「5日ですね。みなさん、もうHPを開けてみてください(笑)。もう一回言っときましょうね。ベストアルバム、来月19日です。TIMESLIP-RENDEZVOUS、『masterpiece
chronicle』、これが出ますんで、みなさんチェックしてみてください」
エンディングテーマは『AFTER MI:LARGO LAND〜ミラグロランドに背を向けて』