Live Depot
Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.135 2003/12/11 ON AIR (guest:楠瀬誠志郎
「こんばんは!大江千里です。ようこそ!クリスマスが近まって参りました。ちょっといろいろ衣装的にもチャレンジさせていただきました。ラジオを聴いてるみなさん、何の話だか分かりません。オンデマンドも御覧くださいませ。さぁ東京FMホールから生中継でお送りする大江千里のLive Depot!今日はすばらしい歌声をたっぷりお届けしますよ。それでは早速ゲストに登場していただきましょう。みなさん、派手な拍手をよろしくです。楠瀬誠志郎!」
(楠瀬誠志郎登場)
千「いらっしゃいませ!ピンクのシャツにアイボリーのパンツで」
楠瀬「赤いズボンで」
千「ええ、私は赤いパンツに白いシャツですけど」
楠瀬「千里さんしかいない!」
千「何を(笑)。ゲストにそんな持ち上げられてどうする(笑)。ちょっと簡単に紹介させて下さい。1986年にデビューされて、みなさんご存じの曲いっぱいありますけど、ソングライターとしてもいろんなアーティストに曲を提供され、最近は唱歌そしてジャズまで、音楽の壁を越えて活動されてますけど」
楠瀬「そうですね、僕はあんまり壁が、何事もないですね(笑)」
千「元々ないんですよね」
楠瀬「元々あまりないですね。千里さんは?」
千「僕もないですね、どっちかっていうと。今日はとても楽しみですね」
楠瀬「こちらこそ楽しみにしてました」
千「ライブの前にFMを聴いてるみなさんに一言お願いします」
楠瀬「今日は大江千里とちょっと早いあったかいクリスマスみたいなものもお送りしたいと思いますので最後までみなさん、ごゆっくり聴いて下さい。よろしくお願いします」

(楠瀬誠志郎ライブ)
『浜辺の唄』『道』
-CM-
千「東京FMホールから生中継でお送りしています大江千里のLive Depot。今日のゲストは改めて紹介しましょう、楠瀬誠志郎さんです。ステージの真ん中のスツールに楠瀬さんと僕が二人並んでおりますけど、今日は(サポートの)古川さんのピアノで二人歌わせていただきたいと思います。最近、いろんな唱歌とか…」
楠瀬「そうですね、昔から嫌いではなかったんですね。民謡とかいろんな世界の…」
千「楠瀬さんの民謡、ちょっと聴いてみたいですね」
楠瀬「いや、日本の民謡じゃないんですけどね」
千「あ、スコットランドとか。うねり系ではないわけですね」
楠瀬「それは千里さんの方が上手だと思います。聴きたい」
千「僕の方は(笑)。それでは楠瀬さんのいろんなビデオを観せていただいたり聴かせていただいて、僕、この曲ぜひ一緒に歌いたいというふうにお願いしたんです。それではまずいってみましょうか、一曲」
楠瀬「これは面白いですよ」
(セッション)
『ツッピンとびうお』
(♪ツッピン がめちゃくちゃかわいい。一番を千里さん、二番が楠瀬さん。先に歌い終わったときに千里さんは「お先」と言ってます

『月の沙漠』
(まるで唱歌とは思えない歌い方のふたりが四番ぐらいまでの歌詞を交互に歌っています)


千「唱歌をステージで歌うようになったのはいつ位からなんですか」
楠瀬「昔はシンガーでChakaっていう、PHY・Sってグループの。Chakaと古川昌義君というギターと溝口肇っていうチェロ、四人でチャカと昆虫採集っていうグループを組んだんです、十何年前に。でもまだ解散はしてないんですけど、もう7、8年ライブはやってません(笑)。そのときに自分たちの好きな曲を持ち合おうというんで、そのときに唱歌なんかを持ってきて自分たちなりの解釈で歌ってのが一番最初でした」
千「じゃあ、もういつからというよりは楠瀬さんの中に、いい歌はいいってことでインスパイアされる曲は唱歌の中にも」
楠瀬「歌ってて面白いところはたくさんありますね」
千「例えば?」
楠瀬「例えば昔の唱歌ってすごく作詞家って好きだっていうことをあんまり世に言うと怒られたらしいんです。こんなこと言っちゃいかーんって。いかに好きだってことを言わないで他の言い方で作詞家は書くんですよ」
千「好きなことはないことはないという」
楠瀬「それは言ってる(笑)」
千「(笑)、言ってるか。よく歌う好きな唱歌とか童謡っていうのはどんな?」
楠瀬「『シャボン玉』とか、『雨降り熊の子』っていう曲があるんですよ。♪お山に雨が降りましたって 歌があって、本当は千里さんとあれにしようかな、ツッピンにしようかすごい悩んだ結果、千里さんの顔が見えたら、こりゃツッピンだと」
千「『ツッピントビウオ』というね(笑)。あ、ちなみに言ってなかった、『ツッピントビウオ』と『月の沙漠』を今日はお送りしたんですけど。ボーカリストとして一番難しいなって思う歌手泣かせの曲っていうのは唱歌に限らず、どういうときが一番難しいですか」
楠瀬「日本語のくせして日本語の言葉が分かんないとき」
千「あ…(少しの沈黙)こりゃなるほど」
楠瀬「唱歌って日本の言葉が分からないときはやはりどうしようもないですね」
千「言葉の意味、それをビジュアルで、声で表現するっていうのは」
楠瀬「英語より分かんなかったです。本当に日本語が難しいのは本当に分からなかったですね」
(楠瀬誠志郎ライブ)
『僕がどんなに君を好きか、君は知らない』『FLOWER』『しあわせ まだかい』
千「いかがでしたか、今日、久々のこのホール」
楠瀬「未知との遭遇みたいなのが好きですね」
千「(笑)、天井にね。照明なんですよね、丸い円盤のようなものが浮いてますけど」
楠瀬「これがいいですねー」
千「あ、そこ見て歌ってたんかいな(笑)。さて、楠瀬さん、この秋から、さっきから話に出てるんですけど『うたごよみ』、これは楠瀬さんから紹介していただきたいですが」
楠瀬「唱歌をコンサートで一部、二部で、一部でいつも唱歌を自分たちの解釈で、今日のツッピンみたいなやつを歌ってたんです。何回もコンサートをやっている間に結構集まるじゃないですか。そういう曲が集まったから、それだけの一本のステージを九月にやったんですね。それをそのまんまDVDに録音したやつなんです」
千「これはオフィシャルのHPをクリックすれば」
楠瀬「はい、どういうふうにすればいいかは」
千「ゲットの仕方は出てくると(笑)。(バレンタインライブのお知らせ)どんなライブになりそうですか」
楠瀬「僕も大江さんもラブソングしかないですもんね。だからアベックを見ながら、いいなぁって思いながら歌うのかなぁ(笑)」
千「(笑)、楠瀬さんの歌を聴きながら思わず愛が深まっているのを楠瀬さんも目に入るわけで」
楠瀬「見たことはないですけどあるんでしょうね」
千「あると思いますよ。僕は割って入るようにしてますね(笑)」
楠瀬「合いそう、千里さん(笑)、合いそうね(笑)」
千「すいません(笑)。この話の続きはこの後のインターネットでまた聞きたいと思いますけど。今日は本当にたっぷり歌を聴かせてくれました。ありがとうございました」
エンディングテーマは『Chime』
「なんか楠瀬ボイスに包まれて、羽毛布団のように(笑)、ぐるぐる巻きにされて、すごくほっこりした気持ちになれました」
(ライブのアンコール『おやすみBoiston(トリステーザ)』でも千里さんはピアノを弾いたり歌ったり踊ったりで非常に楽しげでした)