Live Depot
Every Thursday,
PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.142 2004/02/12 ON AIR (guest:オルケスタ・デ・ラ・ルス)
「こんばんは!大江千里です。割れんばかりの拍手!東京FMホールからの生中継、いよいよスタートです。今夜のゲストはオルケスタ・デ・ラ・ルス!」
(オルケスタ・デ・ラ・ルス ライブ)
『SALSA NO TIENE FRONTERA』
千「どうもありがとうございます!」
NORA「Muchas Gracias! ありがとう!」
千「こんばんは!改めました大江ラティーノ千里です。今夜は世界に誇る日本のサルサバンド、オルケスタ・デ・ラ・ルスをお迎えしています。総勢12人です。やっぱりすごいですね」
NORA「多いでしょ?人数。いっぱい野獣がいますから」
千「野獣(笑)。NORAさんも身も軽やかに。またソロのときとは違ってね、オルケスタ・デ・ラ・ルスならではのNORAさんて感じですよね。ちょっと紹介させて下さい。もともとオルケスタ・デ・ラ・ルスは1984年に結成されました。90年にCDデビューして全米ラテンチャートで11週連続ナンバーワンを記録、世界22か国でツアーもしくは本当にいろんなところで盛り上げまくっているという最強のバンドですけど。グラミー賞にもノミネートされて国連平和賞も受賞。軽く言うけどすごいことですよね」
NORA「いやー全然。よく分かんないんですけどね(笑)」
千「(笑)、そして今年は結成20周年ということで、それを機に新生オルケスタ・デ・ラ・ルスとして再始動。どうですか、このメンバーで演奏する気持ちは」
NORA「とりあえず盛り上がってます。Yeah!って感じ(笑)」
千「(笑)、さっきNORAさんの楽屋にお邪魔してたんですけど、すごく楽しそうですよね。笑ってばっかりで」
NORA「そうなんですよ、これだけいるとね。いろんなキャラクターがいますから飽きないんです。メンバーは東京出身の人多いですけど関西出身から北海道出身まで」
千「NORAさんから一言デ・ラ・ルスのステージの誘いをいただきましょう」
NORA「誘い(笑)。とりあえず最初は恥ずかしいかもしれないんですけど最後は立って踊りましょう。その方がいいですね」
千「今日は僕も客席で踊ってますんで、みなさん、ひとつ恥ずかしいかもしれないけどよろしくお願いします」
(オルケスタ・デ・ラ・ルス ライブ)
『SALSA ES MI ENERGIA』
(NORAさんの紹介で千里さんが登場)
千「今夜のスペシャルセッションですけどボーカルで大江千里参加させていただきたいと思います。今ステージの中央、NORAさんの隣にいます」
NORA「楽しみ、楽しみ」
千「今日はシンディ・ローパーのあの曲をやりたいと思うんですよ」
(セッション)
シンディ・ローパー『TIME AFTER TIME』
(デ・ラ・ルスの演奏にNORAさんと千里さんのボーカル。NORAさんの声と千里さんの声は結構合います)
-CM-
千「総勢12人ということで、いつものステージが広いのに狭く感じるというこの不思議。このたび再始動って言っていいんですかね。そもそも再始動のきっかけっていうのは何だったんですか」
NORA「一昨年にチャリティコンサートをやったんですよ、ニューヨークのテロを受けて。ニューヨークが心のふるさとで」
千「ニューヨークから火がつきましたもんね」
NORA「そうなんです。だからすごく何かしたい、何かしたいって。それでみんなに声かけたら一夜限りならっていうことで」
千「一夜限りなら?」
NORA「そうなんです。そういう感じで集まったんですけど(笑)。やってみたらやっぱりもう一回やろうかってことになって去年もう一回やって。その前にもニューヨークに行きたいっていうこともあって火がついてしまったわけでございます」
千「なるほど。それで再結成して。もう一度集まるっていうのは意外に、一緒にくっついてやってたメンバーだけに、まぁ新しいかたも入ったりとか」
NORA「うん半分ぐらい新しい。平均年齢が10歳ぐらい落ちました(笑)。若くなりました、いいことですよね(笑)?」
千「いいことじゃないですかね。大変だったこととかあります?再結成してリハーサルにいざ入ってみると意外に」
NORA「意外に大変だったこと…GENTAがちょっと(笑)。GENTAくんていう音楽業界のドンのような人がいるんですけど、本当にすごくエネルギーをもらって大変でした(笑)」
千「今日のリハーサルのときももう本当にエネルギー全開だったもん」
NORA「そうでしょ?お酒一滴も飲んでないんですけど酔っぱらってるみたいでしょ」
千「(笑)」
NORA「首がこんなだし首振り人形みたい。仁くんも首振り人形ですけどね。みんないっちゃってる感じなので。でも苦労っていう苦労はなくて楽しいことばっかりで」
千「ニューヨークの、僕もDVDいただいて観たんですけど、もうラティーノがすごいたくさんニコニコ顔で盛り上がっちゃってましたけど」
NORA「あれ、深夜一時から五時までやってるんですよ、朝の。そう思って観てくださいね、みなさん」
千「ドアオープンっていうのが9時とか10時とか、そういう感じなんでしょ?みんな踊って待ってて、ショーが始まるのを」
NORA「1時ぐらいですよ。日本人にはちょうどいいんですけどね、時差があって(笑)」
千「(笑)、8年のブランクっていうのはどうですか。感じますか」
NORA「感じる?みんな。もう、振っても全然右から左行ってる人が(笑)。何か楽しいって感じみたいよね(笑)」
千「ラジオを聴いてるみなさんは耳をラジオに寄せて何が行われているんだろう、うなずいているんだろうか、首を横に振ってるんだろうか(笑)」
NORA「(笑)、って感じですよね。ラジオの前でぜひ踊って下さいね。見えないけど感じるようにします」
(オルケスタ・デ・ラ・ルス ライブ)
『SOY ESA MUJER』『MANO A MANO』
千「お疲れ様でした。いかがでした?仁さん」
仁「楽しかったですね」
千「最後の曲はラジオで聴いとくだけではね。あそこの踊りとか見せたかったんですよね。今日は聴いて見て楽しいって感じでしたよね」
NORA「まだレコーディングされてない曲なんで、まだ作ってる途中なんです(笑)。今インターネットとか便利な時代じゃないですか。でもやっぱり人間て手があって、手で何でもできるんですよ。そういうことって忘れてませんかって歌なんです。コンガとか手でたたくでしょ?それを機械でやったらつまんないじゃないですかっていう」
千「今日の演奏の中でもワーッていって次に…って入るときにね(笑)。どないやって(笑)。(ライブのお知らせ)リハーサルの方はどうですか。進んでますか」
NORA「また新曲を何曲かやろうと。まだできてない曲がいろいろあるんですけど(笑)」
千「五月の末からはメキシコと」
NORA「メキシコとロサンゼルス。ロサンゼルスにサルサの世界大会があるんですよ。それに出るんです。ぜひみなさんもロサンゼルスにお越しください。すぐですよ!」
千「これからどんな活動になっていくんでしょうね」
NORA「新生デ・ラ・ルスということなんで、みんなすごく張り切ってて新しいサウンドを作っていこうっていうのもあって。ちょっと今言えないんですけど新しい展開があるかもしれません。夏とか日本全国いろいろ行きます。予定バーンって入ってますから」
千「分かりました!新生オルケスタ・デ・ラ・ルスのスタートを期して最後にメッセージを一言ずついただきましょうか」
仁「新生デ・ラ・ルス、今後とも頑張っていきますんで応援よろしくお願いします」
NORA「新しくなったからといって焦らずゆっくりと一歩一歩地に足をつけてやっていきたいと思いますので、みなさん、おじいちゃん、おばあちゃんになっても、オルケスタ・デ・ラ・ルスもう解散することないですから(笑)、ぜひ杖ついても来て下さい、ライブに。よろしくお願いします」
エンディングテーマは『Depotには国境がない』