「こんばんは!大江千里です。会場のみなさん、満杯ですね。ラジオの前のみなさん、一週間のご無沙汰でした」-CM-
(「一週間のご無沙汰」…。どこかで聞いたフレーズ^_^;)
「このところ骨太なロックが続いてましたけども今週はアコースティックです」
(アコースティック・カフェ登場)
千「非常にシックな装いですけれども。言葉遣いがきれいになってしまいました、私(笑)。お一人ずつ担当楽器とお名前を自己紹介お願いします」
中村「ピアノの中村由利子です」
都留「バイオリンの都留教博です」
前田「チェロの前田義彦です」
千「この東京FMホールは中村さんにとって、アコースティック・カフェにとって、非常にゆかりの深い場所だと聞いてますけど」
中村「このトリオの編成で最初にやったコンサートがこちらのホールだったんです。誕生のホールです」
千「何か特別な、舞い戻ってきたような…」
中村「うん、そうですね。今日はほんとに楽しみに来ました」
(アコースティック・カフェライブ)
『ニューシネマパラダイス・メドレー』『ノルウェーの森』『リベルタンゴ』(フューチャープロスペクト)
-CM-
(千里さんのニューシングル『奇跡』がまず流れる)(セッション)
千「今流れているのは本邦初公開、僕の7月18日に出るシングル『奇跡』という曲です。みなさんに初めてO.A.して聴いていただいているにもかかわらず今日はこの曲をアコースティック・カフェのお三方と4人で別アレンジでやってしまうと。原曲を知らずして別アレンジというのもすごい世界ですけど僕たち4人の雰囲気を楽しんでいただければと思います。僕は今日は久しぶりにピアノを離れてステージの中央に立っています」
大江千里『奇跡』(アコースティック・カフェライブ)
(アコースティック・カフェの演奏に千里さんのボーカル)千「いかがだったでしょうか?」
中村「やー良かったですね。リハーサルよりも全然、大江さんの歌が。(会場から笑いが^_^;)素晴らしかったです。やっぱり本番が一番」
都留「ほんと、楽しかったです」
前田「やっぱりいいですね、歌は」
千「僕、フルで歌わせてもらったの初めてですけど、ようやく火がついてきて2曲、3曲やりたくなっちゃいますけどね。今日は7月18日リリースの、すいませんね、手前味噌で、僕の新曲『奇跡』をアコースティック・カフェに演奏していただきました!」
中村「ありがとうございました」
千「アコースティック・カフェのコンサートではイメージリクエストという名物コーナーがあるそうですが、どんなコーナーなんですか?」
中村「みなさまからパッと浮かんだイメージとか言葉とか簡単なストーリーをいただいて、それを私たちがステージをやってる中で選んで、どれかを即興演奏するんです、そのテーマで」
千「具体的にコンサートの前にみなさんに?」
中村「書いていただいて」
千「『憂鬱』とか」
中村「そうですね(笑)」
千「(笑)梅雨が明けたとか。早速今日始まる前にみなさんにリクエスト出していただいた中から」
中村「今日はほとんどみなさんからいただいたんじゃないかというぐらいたくさん集まったんですね。なので一つだけ選ぶのが勿体なかったんで三つ選ばせていただきました。『梅雨明けの空』『青い空にうつったまっさおで誰のものでもない海』そして『ハッピーバースディ 今日は私の誕生日です』のこの三つを合わせるとどういうことになるかといいますと。『梅雨明けの青い空がうつったまっさおで誰のものでもない海でむかえるハッピーバースディ』」
千「青い粒子が見えますね、青い世界、空、海をうつして。これをどういうふうに音にしていくんですか、3人で」
中村「どういうふうに分担しましょうか?」
都留「梅雨明けという雰囲気をまずピアノで作っていただいて」
中村「あ、そうですか?私ですね」
都留「青い空がうつった誰のものでもない海っていう世界をバッとひらけた感じで前田さん」
前田「えぇ?」
都留「そっぽ向かないでください」
前田「もう一回言ってください。なんだっけ?」
都留「誰のものでもないというのが結構肝なんですけど。青い海を演奏していただけるといいですね。絶対こういうところには風がつきものなんで爽やかな風をバイオリンでやってみたいなと」
中村「あ、やりやすいのを選んでませんか?」
千「微妙にボソボソと聞こえる言葉が結構中村さんもきつかったり(笑)。3人の絆を感じますけど(笑)」
都留「最終的には基本的にハッピーバースディの世界を出したいなと」
中村「それを3人で出すんですね」
都留「出せたらいいなと」
千「出せない場合も…?(笑)」
中村「あるかもしれない(笑)」
都留「それはもう受け取り手の…(笑)」
千「じゃスタンバイをお願いします。みなさんから出していただいたイメージをここで紹介しましょう。44歳の男の方からです、『幻の沖縄』…。『明後日から旅行に行くはずだったんですが7月1日付けの人事異動でキャンセルになってしまいました』。ダイレクトですね(笑)。『夕立の降り始めによるアスファルトの匂い』。あー、犬のおしっことか匂い立つんですよね、いい感じです(笑)。良くないですよね(笑)」
『梅雨明けの青い空がうつったまっさおで誰のものでもない海で迎えるハッピーバースディ』『太古の太陽』『星に願いを』--CM--
千「ひとりずつ感想を」
中村「楽しかったですね。あっという間に終わってしまった感じで」
千「今拍手のタイミングが…。僕、あれですね、鈴木杏樹さんになったような感じ(笑)」
都留「楽しませていただきました。ありがとうございました」
千「僕も歌わせてもらいながらテンションの高い僕を包んでくれてありがとうございます」
都留「今日初めてリハしたんですもんね」
千「『ノルウェーの森』の途中で3人がブレイクするじゃないですか。次はどうやって始まるんだろう?ってみんな都留さんの方を向いて。都留さんの鼻息がカウントでしたよね(笑)」
都留「実は見なくても音が聞こえれば入れると(笑)」
千「でも『フン!』って言ってましたよ(笑)。チェックしてしまいました」
前田「またもっとたくさんやりたいですね」
千「やりたいっすね〜」
前田「是非。まだ余力はあります。あと2時間ぐらい大丈夫ですよ(笑)」
千「あー、是非是非よろしくお願いします。それぞれの予定をお聞きしていいですか?アコースティック・カフェ以外に」
中村「10月20日に東京文化会館で毎年行っているコンサート、ピアノファンタジーを7人編成でやります」
都留「8月15日にO.A.なんですけどテレビ東京での2時間のドラマの音楽を担当しますんで」
千「お、そうですか。『能登半島OL三人組』とか?(笑)」
都留「(笑)似たような世界かもしれませんね」
中村「近い!」
千「近い?中村さんが僕を指さして『近い!』(笑)」
都留「タイトル読めば大体番組がわかってしまうという(笑)」
千「あ、そうですか?チェックですね(笑)。そして前田さん、ツアーがあるそうで」
前田「あ…、何の話でしたっけ?」
千「何のって…あの…」
中村「サポート」
千「ボサノバですよ、あの方ですよ、素敵な」
前田「あ、小野さんですね。今年の暮れ、ツアーをご一緒します」
千「それぞれアコースティック・カフェ以外でも頑張ってくださいね。これを機会にまたどこかで演奏しましょう」
最後のエンディング曲のタイトルは『カフェの楽しみ』。結構アップテンポな曲。