Live Depot
Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.150 2004/04/08 ON AIR (guest:CORE OF SOUL
「こんばんは!大江千里です。ようこそ!新年度がスタートしまして、この番組もちょうど一周間、みなさんも新しい生活に少しずつ慣れそうな時期ではないでしょうか。今夜はサウンドは実に緻密に作り、だけど聴く方はおおらかなピースフルな気持ちにさせてくれる、そんな三人組が来てくれてます。今夜のゲスト、大阪のインターナショナルスクールで結成、2001年にデビュー、中国をはじめアジア各国でCDをリリースしている国際派の三人です。CORE OF SOUL!」
(CORE OF SOUL登場)
千「よろしくお願いします。FMをお聴きのみなさんに、ブロードバンドをご覧のみなさんに、お一人ずつ担当楽器と自己PRお願いします」
中村「ボーカルの中村蕗子です。よろしくお願いします」
ソン「ギターとベースのソンルイです。よろしくお願いします」
飯塚「マニピュレーターの飯塚です。よろしくお願いします」
千「それぞれ春らしいんですけどソンさんは赤っぽいドレッシーな感じで」
ソン「そうですね」
千「ちょっとシャイニーなTシャツですけど。蕗子さんは」
中村「夕焼け色のドレスで」
千「ドレスなんだけど靴はでかめのコンバースっていう」
ソン「僕の靴なんですよ」
中村「さっき持ってきたブーツを履いてみたらいかつかったので、『なんでそんないかついねん』っていうスタイリストソンから『こっち履いたら』ってもらったのがこの靴。おっきいんだけどね」
千「ほとんど4、5センチね、余ってるみたいですけど(笑)。その大きさがいい感じですけど」
中村「気持ちがこの4センチを埋めるんですよ、きっと」
千「おーっ。さて(笑)。CORE OF SOUL、この三人は六年前、98年に大阪の千里国際学園でしたっけ?でCORE OF SOULというグループになって。元々ソンさんは北京生まれ?」
ソン「そうなんです。北京で育って12歳でこっちに来ました」
千「この番組、実は中国でも放送してるんで」
ソン「そうなんですよね。すごいうれしいんですよ」
千「ぜひ中国のリスナーのみなさんにメッセージを短くお願いします」
ソン「(中国語でメッセージを言われましたが最後の『謝々』しか分かりません(^◇^;)」
千「『私がソンです』と(笑)」
中村「今、中国語とか分かった人、会場にいらっしゃるんですかね。いない?じゃ何言ってたか分かんないね」
ソン「僕がここで危ないこと言ったとしても分かんない(笑)」
中村「いとこにプライベートにお金貸したやつ返してよって言うてても分からへん」
千「三人でタクシーとか乗ってるときっていうのは英語とか日本語とか混じるんですか」
中村「三人で話すときは日本語メインなんですけどソンがお父さんから電話かかってきて『ニイハオ』とか出て『○×△、そこ右曲がったとこ、◎▲××』、時々日本語が混ざるんですよ」
千「なるほど(笑)。すごく仲良さそうなんですけど三人の出会いの話とか後でゆっくり聞きたいと思います。今キャンペーンの真っ最中でデビュー三年目、三枚目のアルバム『3』が出たばかりです。蕗子さんが代表してキャンペーンを回ってると。どうですか、手応えは?」
中村「すごくいい感じで。うれしいことにどのラジオ局に行っても必ずとてもコアなスタッフの方がいてくれたりして。その方がかけてくれたりとかすると、すぐ反響がうちらのホームページに返ってきたりするので」
千「うれしいですよね、やりがいあって。出て伝えた分、またBBSに返ってくる。東京でそのBBSを…」
飯塚「もう諸々コンピューターでひたすら見てばっかりで」
千「一日中コンピューターの前にいるんですか」
飯塚「いられますよ」
中村「いろいろ用事があってキャンペーン先から電話かけると、昼に『今何してんのん』って言ったら『ネットサーフィンしてる』って。夕方もう一回かけて『今何してんのん』って言ったら『コンピューターの前に座ってる』」
千「(笑)、へーっ、そうなんですか。でも演奏中もコンピューターの前でいろいろ操作しなきゃいけないから普段から慣れないとね。さて今日のライブはキーボードのサポートメンバー加わっての四人のステージですけど一言ずつ今の気持ちをラジオ聴いてるみなさん、そしてオンデマンドを見てるみなさんにお願いします」
ソン「今回東京では初めて新しいアルバム『3』からの曲もやっていきたいと思うんで僕らもすごい楽しみでドキドキしてます。いい空間、一緒に作りましょう。よろしくお願いします」
中村「今日はこの会場のみなさんとラジオの向こうの人とインターネットでも世界中から見れるので、いろんなボーダーを超えてCORE OF SOULの歌が届きますように。よろしくお願いします」
飯塚「なかなかこういう形でライブやるっていうのも機会がないので思いっきり楽しみたいと思います」
千「CDももちろんいいんですけど生が三人いいですからね。今日リハーサル聴かせてもらいましたけど、すごくみなさん楽しみにして下さい」
(CORE OF SOULライブ)
『月で待つ君』『クジラ』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)大江千里のLive Depot、東京FMホール、今夜のゲストはCORE OF SOUL!」
(セッション)
ビートルズ『Hey Jude』(かなり雰囲気のある『Hey Jude』はなかなか良かったです)

千「『Hye Jude』をCORE OF SOULがライブでやるのは初めて?緊張もありました?いかがでしたか」
中村「いやー楽しかったです。セッションはいつもと違った形が楽しめていいですね」
千「アルバムのカバーで見る限り三人はくっついて、ちょっとスタイリッシュに決めたジャケットなんですけど、ライブで一緒にやらせてもらうとすごく人臭いというか、すごいライブの息吹を感じて楽しかったです。ありがとうございます」
(CORE OF SOULライブ)
『心へ』『恋人よ』『Purple Sky』
千「ライブが終了しましたけどどうでした?この東京FMホール、天井の高ーいチャーチのような」
中村「きれいな空間で」
千「声がコーンと突き抜けていくと気持ち良かったんじゃないですか」
中村「茜色の空が私には。パーッと染まりました」
ソン「気持ち良かったです。このスペースが水族館みたいで」
中村「全然ちゃうこと言うてるやん(笑)」
ソン「あ、ごめんなさい。今空や言うてたとこやったね」
千「(笑)、いろんなふうに音楽によって見えてくるんだと思うんですけど飯塚君はどうでした?」
飯塚「あっという間でしたね。楽しかったです」
千「三人の演奏って不思議で、それぞれがそれぞれのことを淡々と演奏してるんだけど、ものすごい熱いんだよね。触れると熱さが伝わってくるというか色もたくさん見えるっていうかね。水族館と空っていうのはあながち嘘じゃないっていう(笑)」
ソン「ほんまに音楽的なところでもルーツや趣味がバラバラなんで、今回『3』ってアルバムを作った時もやったんですけどCORE OF SOULはあえて同じゴールを目指さずに好き勝手にそれぞれの可能性を最大限に活かして、それがCORE OF SOULになるべきなんであって、それがダメやったらダメだっていうふうに思ったんですよ。そういうふうに三人でそれぞれ勝手に自分の行きたいところに行ってるのが、この三人が集まってCORE OF SOULになるっていうのが一番理想的なので」
千「三人で音楽を作っていく、三人でユニットやってる意味みたいなのは将来的にどういうふうになってたいみたいなの持ってはるんですか」
中村「私は始めた頃から思ってるんですけど、本当にことごとく音楽の趣味が違うんですけど、普通バンドっていったら、『これが好き』で『あー自分も好きなん』っていって一緒に始めたりとか。でも、そこにCORE OF SOULは意義があって、世の中そんなみんな一緒じゃないでしょ?同じような恰好してても、みんなハートはそれぞれ違うし、そんなのが集まって一つのことできるとか、集まってきたお客さんと笑顔を作れるとか、それはすばらしいことだと私は思うんですね」
千「違うからこそ同じ瞬間を共有できるすばらしさってありますよね」
中村「カラフルな虹のようにね。わざわざお揃いとかする必要もなくね。すごく振り幅の広い音楽を楽しんでいきたいと思います」
千「番組前に三人にアンケート書いてもらったんですけど『CORE OF SOULのメンバーとして心掛けてるっていうこと』をソンさんは『日常生活をなくす、そして気持ち良くなる。音楽そのものにCORE OF SOULがなれるようになっていく』と」
ソン「まず日常感っていうのをステージで出してしまうとただの大阪のおっちゃん、おばちゃんに」
中村「今日はちょっと靴に日常感がね(笑)」
千「このミスマッチが良かったですよね。ドレッシーな格好してるのに足めちゃくちゃおっきいってね。中村さんは『十年後どんな活動をしてると思いますか』という質問に『十年後は31歳です』。若いですね」
中村「はい。お客さん、今なんで笑いはったんかな」
千「いやいや、お客さんはいろんな年齢の方がいらしてると思うんでね(笑)。『十年後には31歳で意味のあるポップミュージックをして第一線で歌っていたい』。この意味のあるポップミュージックっていうの、分かりますね」
中村「分かります?ポップは絶対ポップやと。私はポップなミュージックが一番かっこいいと。すごくいろんな人が聴いて楽しみながら、そこに伝える気持ちがあるポップスが一番かっこいいと」
千「例えば言葉が分からなくて別の言葉を使っていてもポップミュージックであればパッと同じ絵が見える瞬間ってあるでしょ?」
中村「あります。で、31歳でしょ?今テレビ見てても私よりすごい若い子がいっぱいいっぱい出て踊ってるでしょ?あれを見ると時々心配になることもあるから将来31歳になったら逆に私が31の時に15、6とかの女の子たちとライブ会場ですてきな音楽をしたいよね」
千「ライブ、もうすぐ全国的にツアーとしてありますけど(ツアーのお知らせ)もうプランはできてるんですか」
ソン「まさにこれからかかろうかなという。プランはだいたい出来上がっています」
千「今回どんなこと伝えたいですか」
中村「今回のアルバム、CORE OF SOULの中に優しさというかすごく柔らかい『Purple Sky』のような歌のように、そんな気持ちが芽生えてきてるので、そういうほっこりみたいなものとか。物とかじゃなくて豊かになれる気持ちとか、そんなのを一緒にシェアできる空間、浸っていただける空間みたいなの作りたいなと思ってます」
千「最後に飯塚さんは『十年後どんな活動してると思いますか』の質問に『スタジオ建てたい』という」
飯塚「好きな時間に好きな時に人集まって音楽作るっていうのも楽しいなぁと思って」
千「そういう話をそれぞれから聞いてると叶いそうな気がしてくるね」
エンディングテーマは『The trinity』