Live Depot
Every Thursday, PM8:00〜from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.153 2004/05/06 ON AIR (guest:岩崎宏美)
「こんばんは!ようこそLive Depotへいらっしゃいました!今週からテーマ曲が新しくなりました!(会場の拍手に)ありがとうございます。なんでありがとうございますかって自分が作ったんですよね(笑)。自分で作ったテーマにのっかってしゃべるっていう、これほど司会冥利に尽きることないんですけど。セットもリニューアルしました。キーボードとトーク席が合体したオリジナルピアノです。スタッフが家具屋さんに頼んで木の材質からこだわって作った、いくらかかってんねやろって感じですけどね(笑)。そのバックにはプラズマディスプレイも飾られております。今日を機にさらに音と映像を駆使してみなさんにどんどん生音をお届けしていきたいと思います。ニューLive
Depotのスタートにすばらしいゲストをお迎えしました。岩崎宏美さんです!」
(岩崎宏美登場)
岩崎「こんばんは」
千「こんばんは、お久しぶりです。今日は薄い茶色の」
岩崎「スエードの上着?ちょっと体型、また変えてしまったので着られるものが少なくなってしまったので」
千「いきなりの(笑)。この番組二回目の登場の岩崎さんですけど、この4月25日にデビュー30年目に突入されました!30年ってどうなんでしょうか。25日に何かされました?」
岩崎「30年前の4月25日はうちの近所のレコード屋さんに本当に自分のレコードが売ってるかどうかを確認しに行って、見つけて一枚買って帰って来たんですけど、今年は次のジャケットの撮影がありまして、その後ちょっとレコード屋さんにご挨拶に行きました」
千「30年のいろんな人とのつながりできていて」
岩崎「でも目覚めた時に、あーきたなって感じでしたよ」
千「4月25日に『30th Anniversary BOX』が出ました。これはCD7枚、DVD3枚の10枚組。すごいですね。現在は30周年アニバーサリーコンサートの真っ最中ということで、どうですか、お客さんの反応は」
岩崎「懐かしんで下さる方、それからこういうことをやってきた人なんだという眼差しで見て下さる方、たくさんいらっしゃいますけど、やっぱり続けたことに意味があるかなって今思いますね」
千「30年といって一口で言って長かったでしょ?あっという間でしょ?と人は言いますけど岩崎さんにとっては」
岩崎「あっという間でした(笑)」
千「そんな中で出会ったお客さんがいろんな思いを持って」
岩崎「一緒に年を重ねてきて」
千「あーそういう感じですよね。今日会場にも満杯のお客さんですけど、それぞれそういう思いを持って見に聴きに来ていらしてると思います。この番組にアクセス中のみなさんに宏美さんから今宵のライブへの誘いをお願いします」
岩崎「楽しい時間にしましょう!がんばります!」
(岩崎宏美ライブ)
『あざやかな場面』『同じ空の下で』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏は『すみれ色の涙』のメロディ)」
岩崎「うまーい!うまいよねー」
千「(笑)、そんなお褒めの言葉を。東京FMホールの今宵のお客さま、岩崎宏美さんです!今中央にスタインウェイのロングのピアノがありまして、そこに僕が座りまして、その横に岩崎さんがハンドマイクで」
岩崎「蝉のように」
千「蝉って(笑)。前回岩崎さんがこの番組に出演されてから、あのセッションがきっかけだったんですけど」
岩崎「本当にすてきなピアノ弾いていただいたので去年リリースしました『Dear Friends』で『もしもピアノが弾けたなら』をお願いしますって。きっかけになりましたよね」
千「そのアルバムでもピアノ一本で同時録音って形で。岩崎さんにお会いするとき常に200%緊張状態で(笑)。いつも僕が音を投げるとすごく相手の音をよく聴いて下さって、ある意味で心の中をすかして見られてるようでセッションするときはそういう意味でも」
岩崎「そうですね」
千「そうですねって、そうだったんだー(笑)」
(セッション)
スティービー・ワンダー『Stay Gold』(千里さんは演奏のみ。歌詞は日本語詞)
千「いや、ありがとうございます、握手していいですか(笑)。数多くの、『ロマンス』とか実家にあるEP盤を持ってくれば良かった(笑)。そんなミーハーなことしてどうするのって感じですが。ほんとすいません、大きな間違いを途中で犯してしまいました。これは山川啓介さんが訳詞をされてるんですけど」
岩崎「30周年のボックスの中にも、そのときのライブの音源も入ってるんですけど、さっきこの歌、サビがあるようでないような歌なのに、よくこの詞がついたねって言ってたんですよね」
千「音楽の法則、AがあってBがあってCがある、Cをサビと呼ぶならサビサビしてないし、それが伸びたり縮んだりしている、そこに日本語でこんなすてきな詞をつけられるってすごいですよね。三回こういう機会があってすごく楽しいです」
(岩崎宏美ライブ)
『春おぼろ』『恋文』『聖母たちのララバイ』
千「いかがでしたか、今日のライブは」
岩崎「うーん、はい(笑)。楽しかったですよ、久々にこんなに緊張しちゃって。生放送って恐いですよね」
千「でもコンサートツアーは、あれは録画じゃないですもんね」
岩崎「そうですけど(笑)。あそこの裏にスタンバイしてる時に20秒前とか。やめて、そういうの言うの(笑)」
千「言わないと分からないですからね(笑)。岩崎さん、今年はデビュー30年、4月25日に『30th Anniversary BOX』が出ました。全シングルA面を完全収録、オリジナルの音源をリマスター、そしてデビュー前の貴重な音源を含むレアトラック、DVDは『スター誕生』のオーディション。僕、オーディションの風景見たんですけど堂々としてましたね。みんな上げるじゃないですか、うちのプロダクションによろしくってプラカード。で、岩崎さんから一言『よろしく』、一言でしたね(笑)」
岩崎「違うの、違うの。『よろしくお願いします』って言おうとしたんですけど泣きそうだったんですよ。上がらないかもしれないのに、そこで泣くの変だと思って、『どうぞよろしく』と勝手にこの気の強さが(笑)」
千「『よろしく』って僕の目にはそう見えましたけど。懐かしいテレビ映像なんかもたんまり入ってますので。見たいよね?今。せっかくプラズマ、後ろにあるんで、ここで映したいと思います。岩崎宏美さんのお宝映像!(『スター誕生』の映像を見ながら)ピンクのムームー」
岩崎「これ、ハワイで買ったんです。この頃ひざっ小僧出してたんですね」
千「髪もつやつやで。天使の輪が見えます。初めての海外旅行?」
岩崎「そうです。初めてパスポートを取って16歳で行った海外旅行がハワイだったんですよ。感動しまして。こんな素敵なところがあるのって思いましたね。その時に老後はここら辺で暮らしたいと(笑)」
千「(笑)、十代半ばで老後のこと考えてたんですか」
岩崎「ほんとにこんなに気候が良くて。汗かいても乾燥して汗が出ないじゃないですか。いいところだわって」
千「歌歌ってても声が空にフワーって抜けていくような、そんな感じありますけど。DVDにいろんな歌番組で歌った映像約60分!レアトラックもすごいらしいですね」
岩崎「小学校のときの歌とか」
千「本当にマニアックに好きな人はもちろんのこと、いろんな意味で岩崎宏美のヒストリーが」
岩崎「こんなことしてきた人なのかって良く分かっていただけると思います(笑)」
千「こんなことをした30年間がかなりディープに入ってるボックスですね、これは」
岩崎「これはかなり、ちょっとお高いんですけど、お買得だと思います(笑)。大変だったんだから」
千「写真を選んだりするのもご本人でやられたんでしょ?」
岩崎「そうです。写真だって途中から顔が変わってる人だったら、こんなもの出せなかったと思います」
千「それ、整形ってことですか(笑)。(ツアー、イベントのお知らせ)この一年がまたいろいろなチャレンジをやって…」
岩崎「実り多き年にしたいですね」
千「いつでも声かけて下さい。それではこれから岩崎宏美ニューファンになられる方に向けても、これまで応援して下さった方にも最後メッセージを一言」
岩崎「岩崎宏美はこれからもやります」
千「姉御、かっこいい!」
エンディングテーマは『extreamly green(まさに若葉)』