Live Depot
Every Thursday, PM8:00〜from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/

Vol.154 2004/05/13 ON AIR (guest:スムルース
「みなさーん、こんばんは、大江千里です。今週はとにもかくにもライブが大好きで楽しいというあの噂のバンドが登場です。京都で結成、先月メジャーデビューを果たした四人組です。もちろん、この東京FMホールは初めてです。早速お呼びしましょう、スムルース!」
(スムルース登場)
千「それぞれのコスチュームで登場です。まずはお一人ずつ担当楽器とお名前をよろしくお願いします」
徳田「ボーカル、徳田といいます。よろしくお願いしまーす」
中嶋「ドラムの中嶋です。よろしくお願いします」
回陽「ギターの回陽です。よろしくお願いします」
小泉「ベースの小泉です。よろしくお願いします」
千「スムルースは7年前、97年大学の音楽サークルで結成されました。関西を拠点にライブ活動を続けて去年から関東に進出と。今年の四月はシングル『帰り道ジェット』が出ました。メジャーデビューをしました!徳田さんから一人ずつ簡単に人物紹介というか個性をちょっと紹介して」
徳田「ドラムは根っからスケベ君でございます」
千「なんか今ちょっと目がじろじろってスケベっぽかったね」
中嶋「はい!自信を持って、はい!」
徳田「ギターはお節介すぎてうざい君です」
千「(笑)、お節介なの?」
回陽「はい、すごいお節介ですね」
千「今『おぜっかい』になってたで。そしてもう一人」
徳田「いつも元気君です」
千「ちゃんと紹介できてへんやんか(笑)。わざわざ振ってんのに(笑)。あさってから全国ツアーということで、その二日前にこの東京FMホールにやってきてくれましたけど。どんな気分でしょうか、今は」
徳田「もう元気もりもりで。勢いもりもりでいきたいと」
千「もりもりって久しぶりに聞いたわ(笑)。コンディションはいかがでしょうか。全世界が見てますよ。スパッと今夜のライブの意気込みをどうぞ!」
徳田「やれるだけやって思い残すことなくやりきろうと思ってますので最後までよろしくお願いします!」
(スムルースライブ)
『スライドブルー』『6月の天気予報』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)僕大江千里も先週から登場したこのデポピアノに座りました。一夜限りのスペシャルな演奏をお届けするデポ名物セッションタイムの時間がやって参りました。東京FMホール、今夜のゲスト、スムルースです。五人それぞれの場所におりますけど。今日はスムルースプラスワンでジャパニーズポップス、84年なんですけどTOM☆CATの曲をやってみたいと思います。回陽さんのアンケートに書いてるんですけど『普段から四人でバンドをしてるので五人でやるのをとても楽しみにしております』ということです。ありがとうございます。回陽さんから一言」
回陽「ぜひよろしくお願いします」
(セッション)
TOM☆CAT『ふられ気分でRock'n Roll』(一番がスムルース、二番が千里さんのボーカル)

千「汗びっしょりですね、徳田さん」
徳田「はい!いつもより多めにかいとります!」
千「(笑)。この曲はみんなで選んでくれたと聞いてるんですけど、いろんな候補の曲って出たんでしょうか。中嶋さん、例えば?」
中嶋「(マイクオフで)例えば『ふられ気分でRock'n Roll』という」
千「それ、今やったんですけど」
徳田「マイクを使わないと聞こえないよ」
千「できれば。でもおっきい声なんで結構響いてきてるんですけど。ほかには例えばC.C.B.とか」
中嶋「(相変わらずマイクオフで)はい!C.C.B.のなんていう曲でしたっけ?小泉さん」
小泉「いつも僕達のライブのSEで使わせてもらっているクレージーキャッツさんの曲とかいろいろあったんですけど」
千「バンドはバンドでも、ちょっと楽しくなれるような……」
小泉「とりあえずせっかくセッションということなんでロックンロールだろうということで、この曲を選んでみました」
千「ライブでこうやってセッションをやるっていうのは初めてやって噂を聞いたんですけど本当ですか」
徳田「はい!ものすごい楽しかったです。初めてやって、これが初期衝動ってやつかなと」
千「何かわかったような、わからんような(笑)。回陽さんはどうですか」
回陽「楽しませていただきましたよ」
千「みんな年とってんのか若いのかわからんような(笑)。僕、楽しかったのは顔、目を見合わせながら、音を入れたらお互いニヤニヤッとね、あれやっぱり自分もスムルースの一員になったような。まぁおこがましいんですけどね、年齢的にね。僕も楽しませていただきました。ありがとうございました」
(スムルースライブ)
『かなめ詩』『バラ色ダンス』『帰り道ジェット』
千「今日リハーサルからずっとつきあってるんですけど、本番が一番良かったですね、やっぱり。本番に向けてずっと加速したっていう感じだったよね。さて、スムルースは先月メジャー第一段シングルが出ました。一番最後に歌ってくれた『帰り道ジェット』、ジャケットがかわいいイラストなんですけど、後ろのプラズマディスプレイで一緒に見ながら話を伺いたいと思います。男の子と女の子が手を繋いでますけど、これまでに出したCDのジャケットって全てボーカルの徳田さんが描いてるんですよね。『帰り道ジェット』の絵はどういう設定なの?」
徳田「これは僕の尊敬する藤子F不二雄先生の少し不思議というSF感っていうものをいただきまして。今回のテーマ『帰ろう』というものと少し不思議感を足したような絵になっております」
千「懐かしい格好してるんだけど、ちょっとSF入ってるっていうか、不思議な世界ですけどインパクトありますよね。どうでした?中嶋君。最初にこういう絵になるって聞いた時に」
中嶋「ジャケット見せられたときですか?正直ちょっと勘弁してくれよとは思ってません、全然!今まで出してきたCD、全部徳田君に書かせてるんで」
千「俺らの顔は出させんのかっていうのはないんですか、メンバー的に」
中嶋「出さない方がいいのはメンバー全員わかってると思うんで」
千「そんなことないでしょ(笑)」
徳田「でも今日はラジオ、あ、テレビもありました、すみません。でもラジオの場合は、それはご想像になってるので、僕らのビジュアルというのは」
千「むしろイマジネーションが働いて。なるほどね。この『帰り道ジェット』ってちょっとデビュー曲にしてみれば異色というか少し後ろを向いてるというか」
徳田「デビューやのに『帰ろう』ってことですか。これは本当は『いってきます』って言いたいところなんですけど、『いってきます』っていうにはまず帰る場所がないと、それは言えないだろうというひねくれた発想で。やっぱ『帰ろう』からだろうということです」
千「そうか、そうか。四月から新しい仕事や学校始まった人もいると思うけど、でもそれぞれの巣があってそこに帰れるから新しいことが始められると。詞を書くときっていうのは、質問きてますけど、『徳田さんの詞には励まされたり、うっとりしたり。どんな時に詞を作っているのか知りたい』と」
徳田「昔はのびのびとやってたんですけど今はやはり一応プロになったということで、しっかり朝9時に自分の部屋のデスクに行って頑張って作っております」
千「みんなニコニコ笑ってるけど徳田君のキャラっていうのはどうなんですか」
小泉「ほんまたいがいにしてほしいですね」
千「本番になると思いっきりしゃべるよね。特にグアーッとテンションあがるでしょ。回陽君、どうですか」
回陽「いつもステージの横で待ってるときは途中でスイッチが入った音が聞こえるんです」
千「(笑)。独特のっていうかエンターテインメントだし、詞が宮沢賢治っていうか一行一行が、ちょっと待って、その一行ゆっくり聞きたい、みたいなね、そういう気になりますよね」
徳田「あ、ありがとうございます」
千「徳田君が持ってるこの畑でとれた言葉とメロディをみんなにゆっくり時間をかけて作ったどこにもない音っていう印象を受けましたけど。もう一個質問いってみましょうか。『みなさんの好きなおやつを教えて下さい』」
徳田「僕ら新人バンドですので、ここで商品名を言っていいのか分かんないのと。大丈夫ですか?雪の宿が好きです!」
千「(笑)、みんな好きなの?ほかには?」
中嶋「僕はクランキーチョコが生まれてこのかたずっと好きですね」
千「みんな普段仲いいの?オフは」
徳田「悪くはないです。良くもないんですけど。悪くもなくつかず離れずです」
千「漫才コンビでもそうやけど舞台ではがっちりやるんやけど普段もずっと一緒だと疲れるじゃないですか。逆に新鮮味がないというか。その辺、どうですか」
中嶋「ご存じの通りボーカルがこれなんで四六時中世話するの疲れるんで。スムルースで活動してないときは一人にしてくれっていう心境にはなりますよね」
千「なるほど、なるほど(笑)。(ツアーのお知らせ)どんな感じになりそうですか」
徳田「これはくつろぎとか安らぎというものをテーマに僕らが思いっきりみなさんの力みを背負い込むというコンセプトで、つまり力みながらやらせていただきます」
千「緊張したりするのはしゃあないから、みなさんの緊張も力みも全部もらってガチガチになって」
徳田「緊張しまくりでやるという。デビューして間もないツアーはこれだと僕は確信しております」
千「力強い確信ですけど。習字パフォーマンスもやるんでしょうか。今お聴きのみなさんに一番アピールしておきたいことは何でしょう?」
徳田「僕ら勢いとさっきから言ってるばかりで肩に力が入って緊張ばかりしてるので、見てる人がそれを見てハラハラドキドキしていただきたいなと思っておりますんで、こういう引き笑いというのでよろしくお願いしますというのを、本当によろしくお願いします」
エンディングテーマは『また明日』