「こんばんは!大江千里です!みなさん、東京FMホールにようこそ!(相変わらずのテンションの高さに自分で)ちょっぴりとばしてみました(笑)。ここ会場は華々しくスモークが今たかれてちょっと目の前が霧かかったような感じになってます」-CM-
(canna登場)
千「それぞれの自己紹介をお願いします」
谷中「cannaでボーカルやってます谷中たかしです」
周水「同じくcannaでピアノとバックグランドボーカル担当している周水です」
千「どうですか?この中途半端に近い感じ(笑)。照れるような…」
谷中「いい感じですね」
千「これがひとつになるとすごいんですよ。僕も4カ月これやってきてまして、だんだん慣れてきました。今日の意気込みを一言ずつ」
谷中「生の歌と周水のピアノを堪能してください!」
周水「今日はアコースティックでやるんで、あったかいライブにしたいんで、みなさんも一緒にひとつになりましょう」
(cannaライブ)
『あぜ道』『甘い潮風』(フューチャープロスペクト)
-CM-
千「ライブデポ名物セッションタイム。♪今夜しかできないセッションは〜何が起こるかわからな〜い セッションタイム!」(セッション)
(最近はピアノ演奏だけじゃなく歌詞も即興で入ってくるのが定番?)
千「今ピアノで合いの手を入れてくれたのは周水さんです。今日はすごい名曲ですよね、ディズニーの」
谷中「そうですね〜」
千「そうですね〜」
谷中「いや〜いいですね〜、ディズニーっていいですね〜」
千「いいですね〜、はい」
(淀川長治さん風やりとりに会場から笑い)
エルトン・ジョン『Can you feel the love tonight』(cannaライブ)
(1番のボーカルは谷中さん、2番が千里さん)谷中「いや〜、楽しかったです。ありがとうございます」
千「楽しく、緊張しつつ(笑)」
谷中「いや〜、いい歌ですね」
(なぜか興奮冷めやらぬ、そして淀川長治さん風の谷中さん)
千「思わぬキャラクターを発見してしまいました、谷中さんの(笑)。いかがでしたか?」
谷中「大江さんとcannaと一緒にやれて嬉しいですね〜(会場から笑い)。ずっとこうTVとかで…」
千「あ、そうですか?(笑)」
谷中「あ〜、そりゃもう!」
周水「セッションていいですね。二人でずっとやってきたんで楽しかったです、ほんと」
千「二人の世界にニュッと入っていく感じでね。でも最後一体感というか、混じれて」
谷中「そうですね〜、はい」(相変わらずの谷中さんに会場から笑い)
千「今日歌ったのは7年前になるんですかね?94年エルトン・ジョンが歌って大ヒットしたライオン・キングのテーマ『Can you fell the love tonight』でした。この曲、cannaの方からどうですか?って言われたんですけど、これを選んだ理由ってのは?」
谷中「元々、僕も周水も鍵盤で曲書くんでシンガーソングライターに憧れがあって。もちろんビリー・ジョエルとかそういう人が好きで、エルトン・ジョンも大好きで。『Your Song』もカバーしてたこともあったんですけど、今回は初めてやる曲をやりたいなって思って」
千「自分たちで?」
谷中「そうですね。で、僕はディズニーがちっちゃい頃から好きで映画も欠かさず観てますし、ライオン・キングも大好きでこの曲歌いたいなと思って選びました」
千「なんかファンタジー…」
谷中「ファンタジー」
千「すいません(笑)。ちょっと唇かんでしまいました(笑)。『Your Song』とね、今の曲なんだけど全然変わらないシンプルさがくる感じがありますよね」
谷中「すごいですよね、メロディも詞も曲も今こんなに時間が経ってもエルトンいい曲書くなぁって思います」千「最近お二人でツアー先のホテルで語り合ったという噂を聞きましたが」
谷中「語り合ったというか、性格的に言えない……」
千「たかしさんは?」
谷中「たかしはですね、ね」
周水「たかしはって自分で(笑)」
千「たかしは自分を?(笑)」
谷中「たかしは自分を内に内にためて場の雰囲気が楽しいのに自分の一言で崩しちゃったらどうしようとか気にしちゃうんですね」
周水「気にしちゃうんでしょうね、言えない、言えないって」
千「ずっとたまってきた?」
谷中「ずっとたまってきたものをこの前周水に」
周水「爆発させられました。ボカーン!と来たのでビックリしました」
千「どんな話をしたんですか?」
谷中「それはもう前向きな話ですね」
千「前向きでもため込んできたものでしょ?」
周水「(笑)」
千「すいません。しつこく聞いちゃって」
谷中「そう言われるとそうですね」
千「周水さんの方がパフォーマーというか、どんどん引っ張っていく感じなんですかね?」
周水「意識してないですけど。僕結構、喜怒哀楽が激しくって」
千「ピアノ弾くときはエレガントですよね」
周水「エレガント?」
谷中「あら〜、ステキ!そんなこと〜」
千「足がこうやって…ホントに僕、見習わなきゃと。俺、どっちかっていうとこういうふうに足を広げるんで(笑)、ホントにきれいに」
周水「クラシックやってたんで姿勢が曲がって、例えばイスの角度とかも手首と鍵盤が直角でないといけないって言って、背骨にものさし入れられたような時代があって。その時代を経てピアノ弾くときは神聖な場だからダラーンとしてやっちゃいけないっていうのが今でもあるんですけど(会場の笑いに)いや、それは大江千里さんのことを言ってるわけじゃないですよ!」
千「僕、クッキー食べながら足を乗っけてて、こうやってね(と言いながらピアノを弾く千里さん)」
周水「それはカッコいいですよ!」
千「やっちゃうんですよね。神聖って言葉から、こう、弾くじゃないですか?(ピアノの余韻が響く)納豆の糸引くようで」
周水「それ、ホント、俺、癖なんだー!」
千「もうずーっとね。儀式を見てるような」
周水「ペダルってすごい大事で。ペダル放すときに先生から言われてきたことなんですけど、ピアノって弾いてるときはラフに弾いても優しく弾いても感情がこもるんだけど、放すときが一番大事なんだぞと。ペダルを放した瞬間に、サッと音が切れるときに手が自然に末広がりに広がって行っちゃうんです(実際にやって見せてるようで会場から笑い)。指揮者の気分なんです」
千「指揮者のようなね(笑)。二人の関係が見えるような。たかしさんが2番に入るときに『入ってもいい?』って顔を見て『どうぞ』って手で(笑)。手旗信号送ってましたよね、軽めに。ああいう呼吸っていうのは二人で組み初めて自然と?」
谷中「呼吸はいつも感じながら」
周水「大事よね〜」
谷中「大事よね〜」(と2〜3回繰り返す二人^_^;)
千「仲いいなぁ(笑)。97年に楽器店でチラシを見て『募集中』っていうようなヤツで知り合った?たまたま同い年で」
谷中「そうなんですよ。でも生まれたところも全然違いますし育った環境も違うし」
千「長崎、東京で」
谷中「そうなんです。で、さっきの話に戻っちゃうんですけど」
千「え?戻りますか?(笑)」
谷中「戻んなくていいですか?じゃ、進めましょうか?」千「会場に来てくれはった人がアンケート書いてくれはった人で、姫○×△さんです。すごいですね」
谷中「ありがとうございます」
千「ありがっとぅ!(アリスのものまね?に会場から笑いが^_^;)暑くて眠れない夜、お二人はどうされてすか?」
谷中「寝る前に本を読んで」
千「童話ですか?」
周水「童話ですかって(笑)」
谷中「いろいろですね。読んで暑さを忘れるぐらいそれに集中して。でも目がこうダメだーっていって寝るみたいなんですね。でも寝るときクーラーかけちゃうと声がどうしても…」
千「昨日かけちゃいましたよ。やっぱ、あれね、かけちゃうときますよね」
谷中「きますねー。あれダメですね」
千「ダメですか?注意します(笑)」
谷中「いやいや、もう。大江さんは…」
千「俺はかけてええって?(笑)喉、つぶれるがな。周水さんは?」
周水「僕はやっぱり冷房かけちゃうと元々頭痛もちなんで朝起きたときに頭痛くて」
千「繊細な感じしますよ」
周水「あ、そうですか?結構鈍感だったりもするんですけど。最近暑くて寝れないんで寝る前に2時間ぐらい冷房すごいかけといて大好きなタオルケットがあるんですけど」
千「大好きなタオルケット?」
周水「すっごい柔らかい、まるでお母さんのようなタオルケットがあって、それにくるまって寝るんです」
千「なるほど」
周水「でも、起きるときはすごい汗かいてんですけどね」
千「(笑)。この時期、暑い、暑いってストレス溜まりますけど、よく考えると吉永小百合さんも泉ピン子さんもみんな暑いわけですからね!喉からからするーって高倉健さんも過ごしてるわけですから、みんなもがんばりましょうね!」
(どういう理屈なんでしょうか?なぜ吉永小百合、泉ピン子、高倉健なんでしょうか?^_^;)
千「この夏、乗り切りましょうよ!cannaと共に!あ!もうこんな時間ですね!(←唐突に仕切出す)」
『金魚すくい』『記憶の空へ』『戦友』--CM--
千「cannaは先週ミニアルバムが出ました。『夏色』。3月に『春色』そして『夏色』とくると次はまたきますか?」
谷中「四季を大切にミニアルバムを出していきたいんですが、その前にシングルを9月5日に出します」
千「9月の5日ですか?僕のアルバムと同じ日ですね」
谷中「ホントですか?お願いします!ひとつお願いします!(誰に何をお願いするんでしょうか?^_^;)千里さん、アルバムタイトル、何ですか?」
千「(妙に恥ずかしそうに)あ、『first class』です(笑)」
谷中「エコノミークラスじゃありません、みなさん!ファーストクラス!ビジネスクラスでもないです!」
千「いやいや、何かちょっとドキドキしてきた(笑)。曲作るのって3カ月ぐらい前じゃないですか。『秋色』って出るとすれば暑いときに作って。クリスマスの曲だと秋に作るとか夏に作るとか。イメージ的にどうなんですか?」
谷中「ホントはその時期に書きたいんですが、先取り先取りやっていくのも逆に楽しいですけどね」
千「じゃあ、秋シリーズのレコーディングももうすぐって感じですね」
谷中「もう準備に入らなきゃいけないですね」
最後のエンディング曲のタイトルは『なつかしいあぜ道』。
「今日はcannaの演奏を聴いて少し涼んだというか。日本人てイメージで涼しくなれたり1度ぐらいの温度差を上行ったり下行ったりできるんだって思います」