Live Depot
Every Thursday, PM8:00〜from TOKYO FM HALL
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Vol.170 2004/09/09 ON AIR (guest:ジャタンプン(自転車に乗った風景)
「こんばんは、大江千里です、ようこそ東京FMホールへいらっしゃいました。この夏は日本では『冬ソナ』が大ヒットしましたけど韓国ドラマの大ブーム、この番組は音楽の方に注目したいと思います。今夜は日本語に直すと『自転車に乗った風景』というタイトルのバンド名を持った人たちが登場しますよ。韓国No.1のフォークグループ、早速ステージにお呼びしましょう。ジャタンプン!」
(ジャタンプン登場)
※【】内は通訳のかたの言葉です。
千「どうも、ようこそ、初めまして。ジャタンプンのお三方、そして通訳のユン・チュンガンさんです。まずはお一人ずつご挨拶と担当楽器と自己紹介お願いします」
カン「こんばんは、初めまして、カン インボンと申します」
千「カンさんは日本語しゃべられるんですね」
カン「これだけ」
千「日本には何度かいらしてるんですか」
カン「何度か来たことあります」
千「よろしくお願いします。黄色のTシャツです。そして真ん中で一人だけ雰囲気違うんですけど。髪の毛もかなり爆発しております」
キム【みなさんを驚かせようと思いまして、こんなふうにしてきました】
千「(笑)、髪の毛が爆発してますけど。一言リスナーのかたに」
キム【こんにちは、キム ヒョンソブです。よろしくお願いします】
千「そして三人目、ソンさんです」
ソン【みなさん、こんにちは。今日はみなさん楽しんでって下さい。ソン ボンジュです。よろしくお願いします】
千「それぞれ思い思いの格好で、三人まとまるとジャタンプンということですけど、一人一人お会いしてると全く別の雰囲気を持った感じなんですけど。ジャタンプンは2001年結成しました。今月五日に上海でもライブを行いました。八月末には日本でのCDデビューも果たしました。どうですか?今の気持ちは」
カン【今とても緊張してます。それで今日うまく歌えるかちょっと心配なんですけど、みなさんぜひご協力下さい】
千「この番組、韓国からアーティスト向かえるの初めてなんで、迎える私の方も若干緊張してますけど、ゆっくりキャッチボールしながら楽しい時間にしていきたいと思います」
ソン【大江さんも緊張してるみたいで汗かいてますね】
千「(笑)、鋭いところを。東京でのライブは初めてということなんですけど、男三人、三人ともアコースティックギターを抱えながらのライブということで、今日もそのスタイルでしょうか」
カン【普段から私たちは三本のギターだけで演奏しております。今日もその姿をみなさんにお見せしたいと思います】
千「じゃ最後にリスナーのみなさんに一言」
カン「頑張ります」
(ジャタンプンライブ)
『愛する君へ』『愛するために』『また他の愛が訪れても』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)東京FMホールから生中継、大江千里のLive Depot、セッションタイムがやってまいりました。今夜のゲストはジャタンプンー!今日一緒に演奏するのはロックンロールのスタンダード、早速、この曲をいきたいと思います」
(セッション)
Chuck Berry『JOHNNY B GOODE』(演奏はジャタンプンのギターに千里さんのピアノ、ボーカルはジャタンプン)

千「ロックンロールのスタンダードですけど、この曲はよくライブで演奏されるんですか」
カン「コンサートでしたことあります」
千「普段のライブでこういうカバー曲やったり?」
カン「だいたい自分たちの曲でコンサートしますけど、自分たちの曲はこんなに楽しい曲少ないですから(笑)」
千「はにかみながら『少ないですから』って(笑)。すごいウケてるんですよ、今。韓国ではイベントなんかでアーティスト同士がジョイントして曲を演奏したりってあるんですか」
キム【大江さんとは一回リハーサルしたんですけど結構うまくいきましたね。演奏すごいうまいですね】
千「ありがとうございます。僕も楽しかったですよ」
(ジャタンプンライブ)
『アンニョン』『立ち上がって君の空を見て』『あなたにとって私は、僕にとって君は』
千「いかがでした?東京FMホールは」
カン【本当にすばらしい観客の前で歌えて良かったと思います。私たちの歌はどうでしたか(会場から拍手)】
千「今夜もジャタンプンはお宝写真を持ってきてくれました。会場のみなさんと一緒に見ながらお話を伺いたいと思います」
ソン【(写真を見ながら)対馬ですね】
千「これはいつですか。どういうコンサートなんでしょう?」
キム【8月28日ですね。対馬の音楽祭に参加したものです】
千「このときは日本のアーティストも出られて?」
カン「日本では小室等さん、辛島美登里さん、そして平川地三丁目?」
千「すばらしいボケをかましていただきました(笑)、ありがとうございます。野外ライブは好きですか」
キム【まず対馬という島がとても美しい島でして、すごく印象深いです。あと対馬のかたがたがすごく暖かくて雰囲気をかもし出して下さって、拍手してくれたり一生懸命呼吸を合わせてくれました】
千「僕も野外で歌ったりすると虫が口の中に入ったりとかハプニングもあるんですけど、何かありました?」
キム【たまに食べたりします(笑)】
千「ありますよね、万国共通だと思いますけど。韓国ではアコースティックなサウンドのグループって多いんですか」
ソン【そんなに多くないと思います。いろんなジャンルあるんですけど、私たちのようなのは少ないんではないかと思います】
千「ソンさんは日本のシンガーで好きなかたがいらっしゃるって聞いたんですけど」
ソン「長渕剛さん、カシオペア」
千「かなりジャンルが違いますけど(笑)」
ソン【ガラッと話し変わりますけど客席のかたはお顔がかわいい順に選んだんですか】
千「思いっきり話し違いますね、変わり過ぎですね(笑)」
ソン【かわいいかたの比率が多いんではないかと。反対に番組の方でお金を差し上げて来てもらったんじゃないですか】
千「またまた、それ言い過ぎちゃう(笑)。アコースティックのハーモニーにこだわる理由はあるんですか」
カン【90年代に入って韓国もヒップホップとかダンスとかもしくはシンセサイザーを利用した、そういった音楽がはやりまして、より機械的な音がはやり出したんですね。ただ私たちはそうではなくて人間的で暖かくて人々に感動を与えられる、そういった音をかもし出して、皆様に提供しようと思って、こういうふうに今なってるわけです】
千「8月25日に日本でもCDが発売になりました。キムさん、日本語を習ってるって話をさっきしてらしたけど、日本語で歌う予定なんて?」
キム【本を開いて一か月になってるんですけど、ちょっと難しいです】
ソン【本を開いててもしょうがないと。声でちゃんと発音しなければいけない(本を開きながら日本語で『何を差し上げましょうか』】
千「なるほどね。自分の声で発音して初めて脳が感知してね。今回のステイでいっぱい日本語覚えて帰って下さいよ。(ライブのお知らせ)ライブに対する気持ちを聞きたいと思いますけど」
カン【初めての自分たちのコンサートですから緊張してるんですけど、思いきり頑張ってみたいと思います。是非来て下さい、大江さんも】
千「わかりました、そこ、伝わりました」
エンディングテーマは『サドルに込める力』