Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri

Vol.175 2004/10/14 ON AIR (guest:尾崎亜美
「こんばんは、大江千里です。ようこそ。今夜のゲストを早速お迎えしましょう。数多くの名曲を送り出しているこの方です。尾崎亜美さんです!」
(尾崎亜美登場)
尾崎「こんばんは〜」
千「こんばんは。きらきら光った黒の衣装に水玉のスカートですけど。尾崎亜美といえばこうでしょ!」
尾崎「そうですね。髪の毛ちょっとクリクリになりすぎちゃいました」
千「本番前にお会いしたらカーラー巻いてらしてね(笑)。バッドタイミングでお会いしちゃったんですけど。お久しぶりです。先月鳥取で野外イベントがありまして」
尾崎「ご一緒しましたね〜。すごい楽しかったね。老若男女というか(笑)」
千「楽しかったですね。気がつけば十月も半ばですけど亜美さんの場合どんな秋でしょうか」
尾崎「栗、柿」
千「やっぱり食い気ですかね(笑)」
尾崎「(笑)。食べ物が本当においしいので、実りの秋といいますけど嬉しいですね」
千「音楽作ってるときとクッキングするときと同じですかね、気持ちは」
尾崎「そうですね。私、おもてなしというのがとにかく大好きなんですよね。食卓でも、こういうライブでも、CDなんかもそうなんですけど、おもてなしする気持ちで」
千「先月ニューアルバム出ました。その名も『おもてなし。』なんですけど(笑)。今日はこの東京FMホール、尾崎亜美さんのリビングルームって感じですね」
尾崎「そういう感じで、おもてなししちゃうぞ〜って感じでいます」
千「今夜のライブ、前半はお一人での弾き語りを中心に、そして後半になると強力な助っ人、私もよく存じ上げているあの方が登場いたしますんで。放送を聴いていらっしゃるみなさんに一言今日の意気込みをよろしくお願いします」
尾崎「あんまり意気込んだことがないんですけど(笑)。おいしい音楽を召し上がれっていうような気持ちでやりたいと思いまーす」
(尾崎亜美ライブ)
『My Song For You』『風のライオン』『マイ・ピュア・レディ』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)尾崎亜美さんをお招きして大江千里のLive Depot、僕もピアノに向かっていよいよセッションタ〜イム!」
尾崎「ちょっとラベック姉妹みたいだね。わかんないかな(笑)。あったよねー、ピアノで向き合って弾く人たち」
千「今、僕は上手の方のピアノから下手の方のアコースティックピアノに向かい合っています、亜美さんと。東京FMホール、今日はもうひとかたスペシャルゲストをお迎えしています。プロデューサー、アレンジャー、もちろんベーシストとしても大活躍、日本を代表する僕も大リスペクトのこの方です、小原令さんです。何を隠そう、皆さんもうご存じだと思いますけど尾崎さんの旦那さん。小原さんはこの前のステージにも出られて」
尾崎「はい、ご一緒しまして」
千「あのコンサートのキーワードがフォークってことだったんで、皆さんが知ってらっしゃるような曲をたくさんのミュージシャンで演奏したんですけど」
尾崎「意外にフォーク歌手って方は少なかったですよね」
千「そうですね、多ジャンルでしたね」
尾崎「いろんなジャンルの人が出てて楽しかったですね」
千「小原さんのベースに亜美ちゃんのピアノと僕のピアノで、僕がこれやると亜美ちゃんがあれやって、亜美ちゃんがエレピだと僕がアコピでっていうね」
尾崎「音楽の一番楽しい部分かもしれない」
千「今日は実はこの曲はセッションでやられることはあまりないという」
尾崎「ない、ないです(笑)」
(セッション)
尾崎亜美『オリビアを聴きながら』
(千里さんもボーカルを取ったんですが女性ゲストの時はやはり歌わない方が……(^◇^;。歌詞の内容もアレですし(笑))

尾崎「女性キーなので大変だったと思うんだけど、すごく嬉しかったです、一緒に歌えてもらえて」
千「この曲を歌える喜びっていうのがありました。前回にこの曲を演奏されたのがお二人の結婚式の時だってお聞きしたんですけど」
尾崎「一緒にコラボレーションっていう形でレゲエでやったんです(笑)」
千「これがレゲエっていうの(笑)」
尾崎「サディスティック・アミ・バンドっていうのを結成して(笑)。(小原令さんが所属していたのがサディスティック・ミカ・バンド)それでやったのの次ですね」
千「ありがとうございます。終わってから急にドキドキしてきました(笑)」
(尾崎亜美ライブ)
『やわらかなチカラ』『ミラクルの秘密』『負けないキモチ』
千「このピアノの上に会場のみなさん、そしてオンデマンドでご覧のみなさんはわかると思いますけど、いろんなブタが」
尾崎「うちのブタをちょっと連れてきたんですけどね」
千「水色ブタ、透明ブタ、木のちっちゃいブタ、ちょっとテカったブタもいますね」
尾崎「これ、アニマル浜口さんに似てるんですよ。うちで気合いブタって(笑)」
千「(笑)、いろんなブタがありますけど、亜美さん、ブタを集めてるって話が」
尾崎「そうなんです。ブタ、すごい好きで。好き好きって言ってるとファンの方たちもそうなんですけど友達とかもお土産にブタ持ってくるんですね(笑)。本当に愛らしくて大好きなんですね、けなげな感じがして」
千「なんと、そのブタがニューアルバムのジャケットになってるんですよね。その写真をディスプレイで見てみましょう。今クスクスクスって笑いが(笑)。『おもてなし。尾崎亜美』ってシンプルに真っ白いジャケットに書いていて、ど真ん中に一番目立つところに木のブタがつま先立ってるんですけど、そのブタが今日ピアノの上に」
尾崎「そう、こんなちっちゃいんです」
千「背を伸ばさないと見にくいかもしれませんけど。これは誰のアイディア?最初、これが表ジャケットになる予定じゃなかったって」
尾崎「というか、一番初めは招き猫っていうのがあったんですけど、それを招きブタにしてほしいって私がお願いして、それでブタにはなったんですね。でも本当にブタでいいのかって話にはなったんですよ。一応尾崎亜美だし、どうなの?っていう。裏に回ってしまったんですけど私の写真も撮ったんですよ」
千「髪の毛ビューって立ててる写真が」
尾崎「無記名投票まではいかないんですけど、みんなの正直な気持ちで決めようってことになってブタが勝ったんです。ブタに負けた女です、私」
千「ブタに負けた女ですって(笑)。ある意味すごいシンプルなんだけど印象に残るジャケットですよね。中身の話もしたいんですけど、五曲入りなんですけど、夏にライブやって、これやって、ものすごい濃い……」
尾崎「すごい闘いと言っていいぐらいの濃い時間があったんですね。このアルバムを作ってたときにオリンピックの真っ盛りだったんで」
千「『オリンピックイヤーでチョー気持ちいい、日本中が酔いしれましたが尾崎さんもチョー気持ちいいいっていう瞬間があったんじゃないですか』っていうことですけど。この夏、まさに」
尾崎「そうですね。オリンピックのいろんな瞬間瞬間にも日本選手も頑張ってたし私の応援してる外国の選手も頑張ってる人たくさんいたので、そういうときに一緒にチョー気持ちいいにノレる自分はとても好きでしたね。私もちょうどそのときにレコーディングしてて、みんなは高く飛んだり速く走ったり速く泳いだり闘ったりしてるんですけど、私の場合はもっとやわらかな闘いしかできないわけですよね。音楽での闘い方なんだけど、いろんなこと考えた。何ができるのかなって」
千「『ミラクルの秘密』とか今一番新しい曲が思わずワクワクと踊りたくなるような曲で」
尾崎「ポップスやんないとね、大人になってもね。大人で守りに入ってはいかんね」
千「今日、生で聴いててやっぱそう思いますね。(ライブの予定)いつまでも走り続けていてください」
尾崎「いくぜぃ!千里くんも一緒にね」
千「(笑)、いかせてください」
エンディングテーマは『美しい鈴が鳴る』
(アンコールでの『天使のウィンク』でもセッションやっていて、千里さんは演奏とコーラス、サビの部分のボーカルを担当してました)