Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri

Vol.178 2004/11/04 ON AIR (guest:佐藤竹善
「こんばんは!大江千里です、ようこそです。満員御礼ですね、ありがとうございます。今宵のLive Depotは大人が奏でる素晴らしい歌をたっぷりとお届けしたいと思います。さっそくゲストをお迎えしましょう、佐藤竹善!」
(佐藤竹善登場)
佐藤「こんにちは」
千「よろしくお願いします。久しぶりです。今日はソロアーティストとしての登場ですけど。グレーの装いで結構カジュアルな」
佐藤「はい、普段着そのままで来てしまいました(笑)」
千「リハーサルとのときと同じ格好ですね(笑)。それだけ今日はカジュアルにリラックスして、みなさんにも楽しんでいただきたいですけど。SING LIKE TALKINGはソロ活動期間ということで今夜はソロアーティスト佐藤竹善を堪能していただきたいと思います。シングル『木蘭の涙』、ロングヒット中ということで、おめでとうございます」
佐藤「ありがとうございます」
千「そしてアルバムも好セールスということで聞いていますけど」
佐藤「あ、ありがとうございます(開場から拍手)」
千「カバーアルバム第三弾『THE HITS〜CONERSTONES 3〜』、これはTHE HITSってついたからには意味があるわけですよね」
佐藤「今回三弾目にして初めて誰もが知ってる洋邦のスタンダード的なポップスを選ぼうと」
千「日本も海外の曲も混ぜて。いいですね。そこらへんの話、あとでたっぷり聞かせて下さい。結構プロモーションとかでお忙しいかと思いますけど、どんな感じなんですか」
佐藤「今ちょうど地方をいろいろ回って落ちついたところですね」
千「じゃツアーに向けて…」
佐藤「準備です」
千「なるほど。さて今夜のステージ、センターにピアノが一台置いてありますけど、ネーム入りのオリジナルピアノです。かっこいいですね、これ」
佐藤「ちょっとあざといんですけどね。でもま、いい感じかなと」
千「後で照明でフッと染まるシーンもあるかもしれませんね」
佐藤「お願いします。ひとつ、照明効果を(笑)」
千「そろそろライブに行きたいと思いますけど、ラジオ聴いてるみなさんに今日の意気込みを一言お願いします」
佐藤「今日は歌手佐藤竹善をご堪能下さいませ」
(佐藤竹善ライブ)
『はじまりはいつも雨』『木蘭の涙』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏もメロディが『木蘭の涙』だったので佐藤さんの笑い声が聞こえてきました)東京FMホールから生中継、大江千里のLive Depot、セッションタイムです。今夜のゲスト、佐藤竹善!今日は僕のピアノで竹善さんは歌に専念、二人でこんな曲をやりたいと思います」
(セッション)
ビートルズ『IN MY LIFE』
(佐藤さんはオリジナルピアノの前に座っていましたが演奏は千里さんのみ。歌に専念してました)

千「これは好きな曲ですか」
佐藤「好きですね、中学校一年からしょっちゅう歌ってますね」
千「もうバイブルというか皮膚と体と心に染みついた…」
佐藤「そうですね。これをカバーしている人たちのもいっぱい聴いて、それぞれに練習したりとか」
千「ビートルズって改めて聴いてみると、すごいおもしろいのが全部の音に意味があるっていう」
佐藤「そうですよね」
千「で、曲が短い」
佐藤「二分半とかね」
千「充分歌ってて意味があって、で、ポップスでしょ。ロック魂あって」
佐藤「色んなジャンルを知れば知るほどビートルズってすべて帰結されてるんだなってよりわかってきますしね」
千「『THE HITS』を聴くとビートルズだけじゃないと思うけど、竹善さんの好きな、こういう音楽を聴いて育ったんだっていうようなエッセンスがあちこちあって、聴けば聴くほどおもしろいですね」
佐藤「ま、究極のカラオケアルバムって感じですかね(笑)」
千「素晴らしいオチを(笑)」
(佐藤竹善ライブ)
『NEW YORK STATE OF MIND』『THROUGH THE FIRE』『WIND OF CHANGE』
千「SING LIKE TALKINGで出ていただいたことは前に何回かありましたけど、ソロで初めてなんですけど今日はいかがでした?」
佐藤「こんなにもしーんとした厳かな感じでしたっけ?つって」
千「(笑)、でも一人でライブって、それだけ直な感じしますよね、すごく近くで」
佐藤「特に今年、夏、初めて一人で全国回ったんですよ。そんときにそれを実感しました」
千「おしゃべりの方もまったりな感じで」
佐藤「なるべく短くしてたんですけど計45分は喋ってたと思います(笑)」
千「さくさく今日もまいりましょうか(笑)。さて今夜もゲストの秘蔵映像観ながら話を伺いたいと思います。(写真が出た途端会場から笑い)ラジオ聴いてるみなさんに説明しましょう。ゴルフ場のグリーンの上で(笑)」
佐藤「(笑)、今日昼間うちのマネージャーが『ちょっと竹善さんの携帯に入ってるあの写真、送って下さい』って」
千「いかにも携帯から伸ばしたなって写真です(笑)」
佐藤「何に使うんだかわからないまま」
千「伸ばしててもわかるんですよ、これ。ほとんどモザイクかかってるような写真なんですけど満面の笑みなんですよ。フラッグをつかんで(笑)、ものすごい幸せそうな写真」
佐藤「これは今年の7月4日青森カントリークラブで初のホールインワンを出した時の(会場から拍手)」
千「ちょっと聞いていいですか。僕、あんまりゴルフやんないんですけど、ホールインワンして人生変わりました?」
佐藤「人生はそんなに変わらないですけどね。よくホールインワンしちゃって、そのあと大変な目に遭うと聞くので僕はなるべく平静を装いつつ。まわりに振る舞わなきゃいけないっていうんですよ。ツアーの二日目だったんですが、スタッフに15万くらいおごらされましたね。大変な額ですよ!15万て。後にどっかでけがしないで済むならって思って(笑)」
千「ゴルフの一番の面白さを一言で言うならば」
佐藤「やっぱり全部自分のせいで回るっていうところなんですよね。他の色んなスポーツ、相手のあるスポーツが大概じゃないですか。でもすべてが自分のせいなんですよね。うまく振ったつもりでどっか行っちゃっても、どんな環境だろうが、とにかくそれを全部自分で対応しなきゃいけない、非常に心が試されるスポーツですよね。スポーツはみんなそうですけど、よりそれが重要になってくるというか」
千「いくつかそういう峠を越えてホールインワンが出て、この満面の笑みに」
佐藤「そうですよ。これ、前の日に先輩たちと青森で飲み過ぎて、まだ半分酔っぱらってる状況だったんですよ」
千「これ、よく解明していくと少し赤ら顔なんですね」
佐藤「無心で打った感じがよくって入ったんだと思うんですよ。なんでかって言ったら、これ入ったあと次のホール振る瞬間に、あ、また入ったらどうしようとかね(会場から笑い)、そういう愚かな人間像が心からわき出るんですよね」
千「わかります、それ。アルバムの方も聴かせてもらったんですけど、通しで三、四回聴いちゃいましたね。やっぱりいいですね。日本語とか英語とか言うんじゃなくて、好きな曲をやってる楽しさみたいなのってすごい伝わってきますよね」
佐藤「1のときからそうなんですけど、まずは自分が大好きな曲しか選ばないっていう、これは基本にしてますね」
千「自分でアレンジされてる曲はアットホームな感じで、最後にナットキングコールの、あれはかっこよかったですね」
佐藤「毎回ナットキングコールの曲だけはアルバムの最後に取り上げて。あこがれてるボーカリストなので。今回は小曽根真さんと最近親しくしてもらってるので、そのファミリー感が音に出ればいいなって」
千「ジャズの小曽根さんがスコアを書いたやつを塩谷さんが弾いているという。贅沢でした。でも、かっこよかったです、ボーカルが。(全国ツアーのお知らせ)東京は12月30、31日、中野サンプラザホールで2days、しかしながらオールナイトではございません(会場から笑い)」
佐藤「はい、8時前には絶対!終わります」
千「みなさんそれぞれおせちとか色んなこと考えながらステージを」
佐藤「日本人はみんな同じ一年を終わりましょうよ、同じ感じでね。5、4!とか、そういうのはもういいんですよ。11時からは『ゆく年くる年』見るとかね」
千「いいですねー。スーパーでおせち買ってる時会っちゃったりとかね。ツアーが終わればSING LIKE TALKINGのレコーディング?」
佐藤「で行くつもりでいたんですけど、もうちょっと各自ソロやろうって感じになってて。ソロオリジナルを作る予定です、僕は」
千「お互い信頼してるから、また集まった時も楽しいでしょうね」
佐藤「30何年以上一緒ですからね」
千「うらやましいね、それ」
エンディングテーマは『small talk』