Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri
Vol.180 2004/11/25 ON AIR (guest:加藤いづみ)
「こんばんは!大江千里です、ようこそ。ゆっくりと秋から冬に季節が動いてる感じがしますけど。今日なんかも散歩中に街路樹を見てるとすっかり葉っぱが散ってしまったような場所もあったりして、鍋が食いたいなぁなんて思ったりもしますけど。今夜はピュアでナチュラル、心に響く歌声をお届けします。91年にデビュー、それ以来15枚のシングル、アルバムは12枚リリースされております。最近は小田和正さんとかユーミンのコンサートにコーラスとして参加するほかCMのナレーションでも彼女の声を聴いた方たくさんいらっしゃるんではないかと思います。幅広く活躍中です。加藤いづみさんです」
(加藤いづみ登場)
加藤「今晩はー、加藤いづみです」
千「こんばんは。おしゃれですねー、パッチワークのスカートに」
加藤「やってきました、一生懸命、パッチワーク(笑)」
千「(笑)、靴もきらきらしてまして。黒のニットで爽やかな感じですけど。僕は加藤さんとお会いするのは二回目…?」
加藤「そうですね。ちゃんとこうやってお話をするのは初めてだと思います」
千「小田和正さんの現場で飲んだことあるんですけど今日はLive Depotで。よろしくお願いします」
加藤「こちらこそよろしくお願いします」
千「結構料理好きと聞いてますけど今はライブづいてんでしょ?」
加藤「今年はすっごいたくさんライブをやりました」
千「おいしいもんとか食べてますか」
加藤「各地で。それが楽しみだったんですけど、でも今年回ったツアーは結構スケジュール的に苛酷なツアーだったんで、終わったら次のところに移動みたいな感じで」
千「わー切ない、それ」
加藤「福岡でラーメンも食べらんないの?みたいな感じだったんですけど。でも要所要所は押さえて」
千「おいしいもん食べたあと、それを覚えて自分でクックされるときとかに活かしたりできますもんね」
加藤「そうですね。いろんなところでいろんなもの買い付けて。いい素材を使うとあんまり腕がなくても、それなりにおいしいものができるんだなって」
千「音楽も素材ですからね」
加藤「はい、素晴らしい(笑)。じゃ今日は素材を試されるわけですね、これから(笑)」
千「どんな感じになるんでしょうか。演奏前にブロードバンドやFMでお聴きのみなさんに加藤いづみさんから一言、今夜の意気込みをよろしくお願いいたします」
加藤「楽しませていただきたいと思いますので、みなさんもゆっくり楽しんでいって下さい」
(加藤いづみライブ)
『美しすぎて』『好きになって、よかった』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏のメロディは『好きになって、よかった』だったので加藤さんとサポートの高橋研さんから笑いが)あ、拍手いただきましょうか。(会場からの拍手に)ありがとうございます。今、不思議な間だったよね(笑)。東京FMホールから生中継、大江千里のLive
Depot、セッションタイムです。今夜のゲスト、加藤いづみさんでーす!」
加藤「よろしくお願いしまーす」
千「中央のスツールに加藤さん、そして上手に高橋研さん、ハーモニカで参加です。そして僕は下手のピアノにスタンバイしました。セッションはズバリ好きですか」
加藤「好きですね。あと、歌ってる人の演奏する楽器が私はすごく好きなんですよ。今日弾いてもらってるプロデューサーの研さんも自分で普段は歌ったりもしてる人なんで、そういう人の楽器で歌うと歌う呼吸がわかってくれてるからか、なんかね、遅くなったり早くなったり、そういうのが気持ちが通じやすいというか。なので今日は大江さんとすごい楽しみです」
千「そういう研さんと僕で挟んじゃいましょうかね(笑)。今日は歌ものの映画音楽として人気の高いこのナンバーをお送りしたいと思います」
(セッション)
ジュヴェッタ・スティール『Callin You』(演奏も歌もすごく素敵な一曲でした)
千「1987年に映画の『バグダッド・カフェ』からジュヴェッタ・スティールさんという方が歌って」
加藤「いろんな人がこの曲カバーをしていて。私はこういうセッションをするときに英語の歌を歌うことなくて、初めてか二回目か、それぐらいだと思うんですけど。こないだ『バグダッド・カフェ』のDVDを久しぶりに観て、すっごいいい映画だなと思って、終わったあとに、今日リハのあとに大江さんもずっと歌ってたじゃないですか(笑)」
千「歌ってた、歌ってた(笑)」
加藤「それぐらいずっと映像とともに残って。ちょうどそういうタイミングで、こんなに残る音楽を歌ってみたいな、チャレンジしちゃおうと思って、今日は」
千「映画を観たときの空気感も音楽覚えてたりしますからね」
(加藤いづみライブ)
『新世界』『ドライヴ』『君のこと』
千「お疲れ様でした!」
加藤「あー気持ち良かったですね」
千「画面で見てても気持ちよさそうに歌ってましたよ」
加藤「最初はすっごい緊張してたんですよ!だけどどんどん生放送だとか、こういう公開の番組だとか、そんなこと忘れてるっていうか、もうライブみたいな感じで自分のっていう感じで歌っちゃいました(笑)」
千「今夜も加藤さんとっておきの写真を持ってきてくれました」
加藤「とっておきですよ!これは。セクシーショット」
千「これ、とっておき(笑)?ある意味セクシーショット。整体師の先生が横になってる加藤さんの耳、首?」
加藤「首を矯正してる。これから右か左かどちらかに」
千「やっぱり声を出す以上背骨を矯正したりとか」
加藤「私、姿勢もあんまり良くなくて。肩が前に入ると息が深く吸えなくなってきて、そういうのもあって勧めてもらったんですね。行くようになったら胸が開くというか、肩が外側に行く感じわかりますか?そうすると息がすごく吸えるから声がとってもよく出るようになって」
千「じゃ、ライブ前とか欠かせない感じですか」
加藤「毎週決まった日に行ってるんですけど、来月自分のコンサートがあるんで。直前にやったりすると声の出方が全然違うらしいんです。まだ経験はないんですが」
千「それ、事後報告で教えて下さいよ、興味がある(笑)」
加藤「この先生の手がないと生きていけない、私は」
千「これ、加藤さんの表情が口半開きで(笑)。これ、ちょっとやばーい感じの」
加藤「もう任せきってます、みたいな。そういう感じです」
千「今年はいろんなところでライブやったそうですけど、デビュー13年、これからの予定をお話聞きたいと思います。ペルソナっていうタイトルのライブを12月21、22日」
加藤「二日間、青山にある草月ホールというところで。ホールなんですけど、すごくみんなの顔がよく見えて、いい感じなんですよ。二日間とも違うことをやりまして、21日の方はギターナイト、二日目はピアノナイトで」
千「二日通っても違った楽しみが出来るっていうね」
加藤「言い出した本人が一番大変みたいな感じです。頑張ります」
エンディングテーマは『ドレミのいずみ』