Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.191 2005/01/20 ON AIR (guest:Sound Schedule)
「こんばんは!大江千里です。ようこそ!今夜はバンドが登場します。結成以来およそ六年間、着実にライブライブライブ重ね続けて、そのリアルな歌詞とメロディに磨きをかけて昨日新曲をリリースしたばかりのスリーピースバンドをお迎えいたしました。Sound
Schedule!」
(Sound Schedule登場)
千「まずはお一人ずつ担当とお名前、そして自己アピールをお願いいたしまーす」
大石「ボーカル、ギターの大石昌良です。えー、腹筋が八つに割れています(笑)。どうも、どうも」
千「鍛えてるんだ」
大石「一応歌い手なんで割れてきてますね。すいません、しょうもない自己アピールで」
千「いやいや、がーっと見せるんかなと、今不安になりましたよ。さぁ、次いってみましょう」
沖「ベース担当の沖裕志です。よろしくお願いします。25歳、B型です!」
千「オーソドックスな自己アピールで攻めましたけど。さぁ、そして」
川原「ドラムの川原洋二です。バンド内マネージャーをやっております」
千「(笑)、気がつくというか三人をまとめ上げるというか」
川原「一番年上なんで」
千「へぇ、そうなんだ。1999年の三月に大学の軽音楽部で結成されて神戸や大阪、ストリートとかライブハウスを中心に活動を行って2001年デビューをして、一昨年の秋にセカンドアルバムをリリース。去年は一年間曲作りに専念されてたという話を聞きましたけど」
大石「ずーっと制作してて。ライブも多少やってたんですけど」
千「デビューして不安だったでしょう、いきなりこもって」
大石「あー、いやでも、確かに自宅とレコーディングスタジオの往復だったんで、ちょっと陰の気持ちになったことはありましたね」
千「でも、その甲斐あって」
大石「そうです、いいもんができました」
千「昨日、新曲『アンサー』リリースしましたー!2005年はこの三人にとってどんなスタートだったんでしょうかね」
大石「地元に帰ってのんびりしたりもしたんですけど、年始は。今回リリースとかもありますし、ライブもこうやってやらしてもらえるってことで本当に活動的な一年になりそうな予感が今してますね」
千「なんかコメントうまいな。あ、そうかって納得して聞いてしまうやん」
大石「若干最初に腹筋、八つに割れましたですべったなぁ思たんですけど」
千「うけんでもええねん、アーティストやねんから(笑)。今日のライブ、ステージにかける思いを一言」
大石「こういうホールで、天井の高いホールでやるのも実は初めてに近いので楽しんでやりたいと思います」
(Sound Scheduleライブ)
『僕らの逃避行』『スペシャルナンバー』
-CM-
「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)Live Depot名物セッションタイムのコーナーです。東京FMホール、今夜のゲストはSound
Schedule!今日僕はピアノでこの三人の緊張感の中に入りたいと思います。四人で演奏するのはオアシスというグループの、知ってる人も多いんじゃないかな、この曲です」
(セッション)
オアシス『Wonderwall』(今回は千里さんは演奏のみ)
千「どうしてこの曲を選曲したんでしょうか」
大石「私、大石の個人的な理由で。青春賛歌といいますか、ちょうど高校のころにこの『Wonderwall』を聴いたんですけど、高校時代の思い出がこれを歌うとフワーッと頭の中駆けめぐるんですよね」
千「当時の甘酸っぱいような?」
大石「甘酸っぱいとか汗くさいとか、部活の思い出とか。あと、僕ら軽音楽部でやってまして、それは大学なんですけど、大学時代に軽音楽部の隣にちょっとした階段があったんですよね。そこのところで階段に座って、ものすごく響きがいいもんだから、この『Wonderwall』がすごいきれいに響いてずーっと弾いてたのも覚えてます」
千「俺、ええやん、みたいな」
大石「そうですね。ものすごく自己満足してました(笑)。自己陶酔してました」
千「キーボードがこの三人の中に入るっていうのはどうでした?」
沖「すごく新鮮でした、楽しかったです」
千「あ、ありがとうございます。短いコメントで締めていただきまして(笑)」
(Sound Schduleライブ)
『アンサー』『ハイライト』『コンパス』
千「お疲れ様でした!ライブ直後のほかほかの感想を」
大石「ライブ終わったあとにこうやってすぐトークすることないんで、ものすごくアドレナリンが放出されて頭の中真っ白になってますね」
千「じゃ、普段にないようなこともばんばん喋ってもOKなんで」
大石「あんまり振らんといて下さいよ(笑)」
千「(笑)。今夜、一枚の写真を持ってきてくれました。(ディスプレイ見ながら)これはPVの撮影風景ということなんですけど。黒い大地にたたずむベースを抱えた沖くん。これはどこです?」
沖「これは伊豆大島ですね」
千「淡々とありがとうございます(笑)」
沖「(笑)」
千「あとの二人はどこにいるんですか」
大石「多分画面の手前の方でお弁当食べてますね(笑)」
千「(笑)、これは新曲『アンサー』の」
大石「プロモーションビデオの撮影風景です」
千「『アンサー』っていうのはドラムの川原くんが作曲して」
川原「初作曲で」
千「初作曲で、あんなええ曲が」
川原「ありがとうございます(笑)」
千「楽器は何で作ったんですか」
川原「僕はピアノですね。全然たいしたことないんですけど、二人はいつもギターで曲を作るので、ピアノで作るとちょっとコード感とか取られかたが違って結構面白かったんですけど、制作の段階で」
千「そのときはタイトルもなかったんかもしれないけど、苦労した、ここ大変やったなっていうのはどのあたり?」
川原「結構大石に歌い方とか新しい部分を要求したのが多くて」
千「出た、マネージャー、プロデューサー」
川原「(笑)、すごい低いパートの歌い方とか、いききらない熱みたいなのをテーマにしていましたから結構うるさく言ったんですよね、ここはこうしてああしてとか」
大石「僕も図星だったんで。例えばキー1/4音ずれてるとか、そういうところとかね。あと、低いところになると声って中に埋もれちゃうというか、張ってるときよりろれつが回らなくなったりとか。だからそれで力んじゃったところをいろいろ言うてきはって、先輩なんで、言うてきはって」
千「一年の先輩は大きいですからね」
大石「大きいですよ。しかも同じ部で一年ですからね。未だに敬語使ってます」
千「舞台降りた途端、お前ちゃんとつっこまんかとか言われるの?」
大石「そうです、そうです、ものすごいダメ出しが(笑)」
千「『アンサー』って大石くんが詞を書いてるんだけど、最後の一言…」
大石「結局君につながってる、僕の心のトンネルは、というフレーズ」
千「長いトンネルがあって、やっぱりつながってるって言うあの一言、すごい残るんだけど」
大石「あ、嬉しいですね。今回の歌詞のテーマは一人の男が失恋後にいたく劣等感とか、その心の旅とか歌ってるんですが、一つの物語にとどまらず、この一曲の次に何かもう一つ余韻を残すというか、まだ続いていくよ、俺の物語はっていうところをリスナーのみなさんに感じ取ってもらえると、すごく気持ちいい感じになるんじゃないかなと」
千「今日来てましたよ、『アンサー』の発売日に就職の内定が決まったっていうメッセージが。『アンサー』と自分の就職の内定がリンクしてて、自分の人生の中に一つ出来たっていうね」
大石「嬉しいですよね。私の人生の中の一つの答えが出たわけですよね」
千「大石くんはちょっとゆっくり語り合いたいタイプですね。いろんな話、面白そうですもんね。沖くんの作った曲は三月の二日に出る三枚目のアルバム『ビオトープ』に入っていると。ビオトープっていうのはどういう意味なんですか」
沖「ビオトープっていうのはバイオとトープを足して二で割ったような造語なんですけど、生命のある場所とか、そういう環境を言う意味合いで」
川原「自分たちで発信していきたいな、という感じですね、新しい命を」
千「さすがマネージャー。(ライブイベントのお知らせ)2005年、どんな年にしますか」
大石「活動的な年にしたいです」
エンディングテーマは『ことばさがし』