Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.197 2005/03/03 ON AIR (guest:TAKUI)
「こんばんは!大江千里です。ようこそです!今日のホールは超満員です。3月3日ひな祭りですけど今宵お届けするのはロックです。迫力のボーカルとバンドのグルーヴ届けたいと思います。TAKUIー!」
(TAKUI登場)
TAKUI「よろしくお願いします」
千「はじめまして!ピンクの胸にスタンプのある模様の入った全身基本的に黒の…」
TAKUI「はい、色落ちはしてますが」
千「(笑)、髪は金髪でございますが。放送聴いているみなさんに一言」
TAKUI「俺がTAKUIだ(会場から歓声)」
千「(笑)、そういうキャラなんだ。1978年生まれ、福岡出身、バンド活動を経てソロとして99年にデビューして去年の秋には五枚目のアルバムをリリースして同時に全国ツアーをスタートさせました。僅か三ヶ月の間に二度のツアーをやって全国31公演!喉の調子は気をつけつつ、というか大変だったんじゃないですか」
TAKUI「基本的に僕、酒、タバコやらないんで」
千「あ、ホントに?」
TAKUI「どっちも好きじゃないんですけど。移動が大変だったり声がれはしますよね」
千「甘いもん、ショートケーキが好きとか?」
TAKUI「あんまり食わないですね」
千「甘いもんも食べない?何が好きなんですか、食べ物で言えば」
TAKUI「福岡出身なんでとんこつラーメンは好きです」
千「とんこつラーメンが大好き、良かった、良かった。2月23日『一人になるのが怖かった』…」
TAKUI「『一人になることが』でした」
千「失礼いたしました(笑)、ゴメンナサイ!」
TAKUI「とんでもございません!」
千「『一人になることが!怖かった』、新曲出ましたけど、なんと今日が今年初めてのライブ」
TAKUI「そうです、意外にも」
千「さっき会場のみなさんの書いてらっしゃるメッセージ読んでると12月のライブに行ったって言う」
TAKUI「年末までずっとツアーだったんで」
千「演奏前にブロードバンドやFMをお聴きのみなさんにバシッと意気込みのほうをよろしくお願いいたします」
TAKUI「今から本物のロックンロールを見せますんで楽しみにしてて下さい」
(TAKUIライブ)
『PUNK』『OH MY DARLING』『存在』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)東京FMホールから生中継!大江千里のLive
Depot、今夜のゲスト、TAKUI!今日は9時くらいから雪が降るような天気予報も出てたんですけどライブは中の中まで暖まって」
TAKUI「随分暑いみたいですけど。(会場に向かって)もっと汗かけっつーの」
千「(会場のリアクションを聞いて)結構お客さん、ため口で突っ込んでますよね(笑)」
TAKUI「基本的に全部、僕の後輩なんで。礼儀とか全部しつけたんで。人前に出たらあいさつしろよ、お前ら」
千「(会場の『おはようございます』の声に)おはようございますって(笑)」
(セッション)
『STAND BY ME』(千里さんとバンドの演奏にボーカルはTAKUI)
千「どうして今日はこの曲を選んだんですか」
TAKUI「セッションって簡単なほうがいいかなと思って(笑)。コード四つでできるじゃないですか」
千「シンプルなだけにその人の聴いてきた音楽や色が出る曲だよね。中学時代に映画を観て」
TAKUI「映画で、これがテーマ曲だったんで」
千「今は亡きリバー・フェニックス」
TAKUI「すごく格好良かったんですよね」
千「少年から兄ちゃんになりかけ、みたいなね。普段歌ったりすることはあるんですか」
TAKUI「セッション代わりにメンバーと合わせたりはしてて。シンプルな曲に勝るものはないって思っているので」
千「TAKUIくんの曲はエネルギッシュじゃないですか。でも、みんなでやった『STAND BY ME』のテープをもらってビックリしました」
TAKUI「へたくそすぎて?」
千「いやいや(笑)。押さえた渋い感じの演奏にね」
(TAKUIライブ)
『BE MY BABE?(ROCK OF THE LIFE)』『ひとりになることが怖かった』
千「どうでした?今日のライブは」
TAKUI「今年最初のライブで楽しみにしてたんで、短い時間だったんですけど、いつも20曲近くやるんですよ、だから20曲ぐらいのテンションでいこうかって話してたんです(笑)」
千「今夜もお宝の写真を持ってきて頂きました。(ディスプレイ見ながら)ギター?これはおニューですか」
TAKUI「買ったんです。おニューです(笑)」
千「何本くらい持ってるんですか」
TAKUI「メインで使ってるのは二本なんですけど、こいつ入れて…使えるのはやっぱり二、三本しかないですね」
千「これはギブソン?」
TAKUI「ギブソンU.S.A.です。SGっていうギターなんですけど、さっき弾いてたレスポールっていうギターを買うときに、このギターとどっちにするか迷ったくらいなんで。レコーディングとかこなして、もう一本ギター欲しいなと思って、ようやく手に入れたって感じなんです」
千「家帰ったらギター弾いてばっかりとか?」
TAKUI「ライブ用のやつは家には持って帰らないんですよ」
千「家ではガットギターとかアコギで」
TAKUI「アコギで作ること多いですね」
千「家ではちなみに結構声張り上げて作るんですか」
TAKUI「いや、キーの高さを決めるときにスタジオででっかい声出すぐらいで。あとは頭の中で作ることが多いんで」
千「趣味でマフラー集めてるって話聞いたんですけど」
TAKUI「冬終わるんですけど、今頃マフラー集めてるんですよね(笑)」
千「『忙しい毎日を送られてるようですけどキチンと睡眠とってらっしゃいますか』」
TAKUI「睡眠は全くないですね。ライブの前くらいはちゃんと寝とかないと声が出なくなんるんで」
千「大体、何時間ぐらい?」
TAKUI「逆に十時間寝たときにはすごいですね。全然疲れないし身体全部が鳴ってる気がしますね」
千「寝れば寝るほど調子いいんだね。『新曲でいちばん伝えたいものはなんですか。詞を読んだだけで心をわしづかみにされました』』
TAKUI「伝えたいのは、基本的に曲作ってから詞を書くタイプなんですけど、曲のこういうところを聴いてくれっていうのがほとんどだったんですけど、この曲は詞を伝えたいなっていうのに初めて変わったんですよ。人間、一人になるのが怖かったっていうのは誰しも持っているものだと思うんで、一人になれない生き物だからこそ人間なんで、その生きる上での孤独感とか挫折感とか、そういうものをメッセージにしたかったんで、そこらへんを聴いてもらえたら嬉しいですね」
千「ラウドで身体がまず動くんだけど、よく聴くとメロディアスで、詞が覚えやすいっていうか、初めて聞いた曲でもサビを一緒に歌えちゃうっていう詞ですね。カップリングにはライブが入ってたり」
TAKUI「自分のオーディエンスにもすごく感謝してて、ライブ盛り上がるので、その楽しい場があるっていうことを知らない人に見せたかったし聴かせたかったし。これだけいいライブやってるっていうのを伝えたかったんで。ライブのテイクはシングル入れたいよねってずっと話はしてたんですよ」
千「CD聴いても家でライブが出来るっていう」
TAKUI「いずれライブアルバム出したいですね」
千「いいかもしれないね。リリースの予定が六月くらいにシングルで秋にはもしかしてアルバム出せるかもしれないってことで」
TAKUI「レコーディングは来月から一気に始めるんですけど、シングルのレコーディングというよりアルバムを録り始める感じで、ずっとデモテープを録ってます」
千「TAKUIさんが一番大事にしていきたいなって思うのは何でしょうね」
TAKUI「曲の段階でいうとキャッチーであること、ポップであること、わかりやすいってことがロックだと思ってるんで。あと、詞に関しては自分の意見とかこびない何かが定まってること、そこが欠けなければロックというかパンクだと思って。自分のメッセージ性をなくさずにやっていきたいですね」
エンディングテーマは『ひとりになることが怖かった Live Depot Version』