Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.199 2005/03/17 ON AIR (guest:EPO)
「こんばんは!大江千里です。ようこそいらっしゃいました。去年より一日、二日くらい桜の開花が早いっていう情報がさっき入ってきましたけど、ちまたでは少し寒桜が咲いております。今日のLive
Depot、春を一足先に運んでくれそうな素敵な歌をお届けしたいと思います。デビュー25周年なんですね、彼女は。声という楽器を通じてポップスというジャンルを超えた自由な活動を続けている彼女です。EPOさんです、どうぞ!」
(EPO登場)
EPO「こんばんは、みなさん、EPOでーす。お久しぶりでした」
千「よろしくお願いします。みかん色の鮮やかな…」
EPO「春なんでね」
千「改めて紹介させて下さい。1980年『DOWN TOWN』でデビュー、そのあと『う、ふ、ふ、ふ、』ヒット曲がありますけど、ポップではじけた女性アーティストのハシリというか。そして今年なんと25周年です!」
EPO「そうなんです!ありがとうございーす、みなさん!25年もやってこれました」
千「あっという間って感じですか」
EPO「あっという間な感じもするし長かったなって感じもしますけど。ようやく最近自分のやっていることに本当に100%裏付けを持って歌を歌っているという気分になれているので今始まった感じがすごいするんですよね」
千「それこそ毎日生まれるっていう」
EPO「そう、毎日生まれの私って」
千「昔書いてたけどますますそういう感じなんですね。同い年なんですよ、EPOと大江千里は」
EPO「そうなんです。同級生、ね。子年」
千「はい、子年です。それだけなんですけど。いろんなボーダーを超えて歌を届けてるEPOですけど今日のライブメンバーはスペシャルな感じですけど」
EPO「そうなんです。名古屋の大御所ロックバンド、センチメンタル・シティ・ロマンス、デビューの頃からずっとサポートして頂いてるメンバーと懐かしいバージョンをたくさんやりますんで」
千「今夜のライブの誘いを一言どうぞ!」
EPO「今日はみなさんにとって懐かしい作品ばっかりやりますので、この時間帯はチャンネルをこのままにしといて頂きたいと思うんですね。是非よろしくお願いします」
(EPOライブ)
『ある朝、風に吹かれて』『音楽のような風』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)東京FMホールから生中継、大江千里のLive
Depot、今夜のゲストはEPO!ステージ下手のデポピアノに大江千里も板つきまして中央にはEPOがアコースティックギターを持って座ってますけど。今日は日本のポップスの名曲ですよね」
EPO「千里くんも私も日本のポップス聴いて育ってるから、こういうものはすごく残ってますよね。何かというとこういうのやりたいねって感じですよね」
(セッション)
松任谷由実『カンナ8号線』
(EPOさんのギターに合わせて千里さん、千里さんのピアノに合わせてEPOさんが交互に歌い、サビはふたりでって感じでした)
千「この作品は1981年アルバム『昨晩お会いしましょう』の中に収められている曲です。ユーミンのコンサートだとこういう…」
EPO「フリが出てくるんですよね」
千「ラジオだとわかんないですけど(笑)、マーチ風なフリがね。そういう細かい時代の音楽のシーンの粒子が頭の中をぐるぐる回りますね。前に一回この曲を二人でやったことあるんだけど」
EPO「新潟でしたね」
千「お米のフェスティバルで」
EPO「そう、お米持って帰ったという(笑)」
千「今日は二回目で久しぶり。いかがでしたか」
EPO「やっぱり、普段自分の曲ばっかり歌う機会が多いので、これって私たちの大先輩に当たるかたの好きな曲を同世代の人と一緒にやるっていうのが楽しいですよね。バンド気分っていうのかな。バンドすると楽しかったでしょ?学生の頃」
千「そう、僕のアルバムでも、デビューはEPOさんのほうがちょっと先だったので僕もEPOの好きなアルバムがいっぱいあって、僕のアルバムにコーラスとかいろんな参加の仕方を要請して快くやって頂いた時代がございました」
EPO「で、またアレンジャーが私の高校の先輩の清水信之さんというかただったりして、共通のミュージシャンもたくさんいますよね」
(EPOライブ)
『う、ふ、ふ、ふ、』『キミとボク』『DOWN TOWN』
千「お疲れ様でした!」
EPO「お疲れ様でした、みなさんも盛り上げてくれてありがとうございました」
千「最近は日本国内外を問わず、いろんな場所でのコンサートやってますけど、沖縄のサトウキビ畑の中でやったとか」
EPO「沖縄は何かと縁があって、毎年、平和通り商店街で大道芸、道行く人にお財布のヒモゆるめてもらって投げ銭を頂いてライブをやるとかね。私たちは歌って生きてるんだーというフィールドワークを沖縄でやったり、その流れの中でシュガーホールというサトウキビ畑の中に建ってるホールですけど、そこで子供達と一緒に歌ったりというようなことやりましたね」
千「今EPOが思う音楽のあり方というか理想のライブというか、こういうライブをやっていきたいっていうのは?言葉にするのは難しいかもしれないけど」
EPO「いろんなケースがあって、もちろんこういうホールでやる場合と全くPAを使わない小さな教会で人の顔がハッキリ見えるようなとか。あと、病院に招かれて病室で歌ったりとか。ホスピス、お寺、いろんなケースが。歌とか音楽がきちっと社会に機能しているってことを仕事にしたいんですよね。普通にエンターテインメントを基本に音楽の存在が社会の中で必要とされて機能しているところを将来的に目指したいなって思ってます」
千「ホールでするコンサートが一つの形であるとすると、もっともっと原点の部分のお客さんとのつながりみたいなのをこちらから出かけていって、いろんな場所でやると。6月9日、10日にデビュー25周年ライブがあります。どんなライブになるんだろう、この二日間は」
EPO「9日はみなさんに今日聴いて頂いたようなメニューばっかりなのね。思い出深い作品ばっかりやる日でご堪能戴けるし、10日は最近の活動の中から生まれた大人のポップスといったらいいかしら、自分がCDショップに行ったらこういう音楽を聴きたいな、こういう音楽を手にとって買ってみたいと思うようなものを自分で作ってみなさんに味わって頂きたいって感じ」
千「僕はEPOと20年ぐらい知り合いですけど音楽の話をすると、いつも理想があって、そこに向かってるよね」
EPO「変わっていくことがすごく好きなんですよね。いつもやりたいことを消化しながら自分自身が新しい自分に出会って変わっていくっていうのがとても好きなんですね」
千「ライブは通し券とかもあるんですか」
EPO「もちろん。通し券のほうはお安くなりますんで、是非情報をゲットしていらして頂きたいと思います。ホームページでも情報出ますので」
千「素晴らしいプロモーション、最後にありがとうございました(笑)」
エンディングテーマは『波』